東三洞貝塚展示館

トンサムドンペチョンチョンジグァン동삼동패총전시관

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海から地中深く、そしてまた海の上にニョキッ!

7,500年前、影島の人々の食生活が展示館に変貌した現場へGo!!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。今から100年前の世界に思いを馳せたことってありますか?人間の寿命がそんなに長くないことを考えるとせいぜい50~60年前を回想するのが限界かな?でも、今日、ナビがご紹介する東三洞貝塚展示館はなんと7,500年前の世界が広がる博物館なんです。思わずクラクラしちゃうかもしれないからナビの後にしっかりついてきて下さいね~。^^
影島区東三洞(ヨンドグトンサンドン)で発見されたことから東三洞貝塚といわれる展示館は影島海洋大学に続く道にあります。海洋大学前の道を過ぎると東三洞貝塚遺跡地がありますが、一般の人の観覧は不可! 何回かにわたる発掘作業を行ってきましたが、そのたびに重要な遺物が出土するため、破損の危険性を避けるためなんです。理解していただけますよね? 東三洞貝塚展示館は、一般市民が韓国の新石器時代の歴史と文化に触れることができるように作られた博物館です。
東三洞貝塚展示館には連結通路をはさんで2つの展示室と海の前の野外スタンドがあります。1階建ての建物ですが屋上に行って、爽やかな風に吹かれるとう~ん、気分爽快。でも、屋上から見られるものって海とまわりの景色だけですよ~!^^;
第1展示室には大韓民国の新石器時代についての紹介と貝塚についての全般的な説明、模型が展示されています。第2展示室へ続く通路のすぐ前にある発掘された東三洞貝塚の模型が観覧客の目を引いています。ハングルと英語で表記されていますが、なんと言っても7,500年前のこと、心で感じちゃいましょう。^^;大型TVでは東三洞貝塚で出土した遺物とその意義について映像講義がされています。難しい講義ではないので耳を傾けてみるのも良いかもしれません。
第2展示室には実際に出土した遺物が展示されてます!7,500年前の新石器時代の影島の人々の生活ぶりが模型で展示されていて、とても楽しく観賞できます。櫛文土器、石器、土製品、儀礼道具や当時の自然環境と食生活を教えてくれるいろいろな動物の骨と魚介類などが展示されています。それから日本の九州地域の新石器人との交流があったことを示す縄文土器と黒曜石石器もあるので日本と韓国の昔のかかわりを見るのも興味深いですね。

7,500年前にも装飾品はすっごい人気だったようです!東三洞貝塚から首飾りとイヤリング、貝のブレスレットなどが出土。イヤリングはとっても大きくてあんなに大きなイヤリング、一体、どうやって身につけたんだろう?ってすっごく気になってしまいました。貝で作られた仮面は可愛いし、そのすぐ横に展示されている熊の土偶はこれが本当に熊!?って思わず疑ってしまったり。当時、新石器陣が使用した銛と釣り糸、石斧などはガラス越しに見たのになぜか、ちょっと怖かった。
あ~、 東三洞貝塚展示館の中を見学して野外スタンドに座って海を見ながらぼ~っと休んでいるとまた気分がちょっと違う。あの海で拾われた貝が墓になるくらい高く 積まれ、歳月の流れと共に土の中から再び地上へ姿をあらわし、展示館に展示される・・・本当に楽しい経験でした。影島の潮風にあたりながら、以上、プサン ナビでした。

記事登録日:2002-07-10

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スポット登録日:2002-07-10

スポット更新日:2012-12-04

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