北村生活史博物館

プッチョン・センファルサ・パンムルグァン북촌생활사박물관

閉店・移転、情報の修正などの報告

北村の高台にある、昔の人々の生活を垣間見ることができる小さな博物館。 天気のいい日のお散歩コースにピッタリ!


こんにちは、ソウルナビです!ぽかぽか陽気の日は昼寝も気持ちいいけど、お散歩も気持ちがいい!最近ではパワースポットとしても知られ、人気上昇中の北村(プッチョン)。立派なカメラをぶら下げて歩いている現地韓国の学生や若いカップルの姿も多く見かけます。北村は韓屋の保存地区のため、伝統韓屋をそのまま使った博物館や美術館が数多くありますが、今日は、そんな昔ながらの家をまるごと使った博物館「北村生活史博物館」をご紹介しましょう。それではさっそく行ってみよ!

「北村生活史博物館」はその名の通り、北村の昔の人々が実際に使用していた生活用品を収集、展示し、朝鮮時代から現代までの生活様式の移り変わりを紹介した博物館。展示品の多くは2000年に施行されたソウル市の北村地域韓屋補修支援政策の際に出た物や館長自ら収集してきた物で、急激な社会の変化の中、忘れられつつある昔の北村の暮らしを伝える博物館として2003年にオープンしました。

北村の住宅街にあり!

韓国の住宅街といえばわかりづらい路地がつきもの。特にこの辺りは昔ながらの細~い路地がくねくね、目立った建物があるわけでもなく初心者にはちょっと難易度が高い北村周辺。
この「北村生活史博物館」へは、レストランやカフェが多い三清洞ギルの1本脇を通ってる「ファゲギル」を歩いていくのが、ナビのおすすめルート。静かでなだらかな坂を上って行くと、大統領官邸の青瓦台なども見渡せる、見晴らしがよく気持ちのいい道に出ます。途中には、人気の伝統茶カフェ、「차마시는 뜰(チャマシヌントゥル)」などもあって、足を休めるのにもピッタリ。ここを通り過ぎ、しばらく行くとまた路地がありますが、曲がらずにそのままお散歩しましょう~

門が見えたら到着~!

入口には特にチケット売場があるわけではありません。館長さんが出てきてくれるので入場料を払います。
門のすぐ先には上り階段があり、階段を上りきると左手に庭があります。何やら、昔風の道具がいっぱい・・・そう、ここからがすでに展示場なのです。
門をくぐるとすぐ階段が~

門をくぐるとすぐ階段が~

昔の生活用品がたくさん

昔の生活用品がたくさん

今でも田舎に行くとある鉄の釜

今でも田舎に行くとある鉄の釜

運ぶのも大変そうな石製。

運ぶのも大変そうな石製。

石臼。これで大豆を引いて豆腐に~

石臼。これで大豆を引いて豆腐に~

井戸!日本と一緒ですね

井戸!日本と一緒ですね

こちらが建物の入口

こちらが建物の入口


屋外の展示品観覧後はいよいよ館内へ。普通のお宅にお邪魔する感じで玄関、もとい、入口へ向かいます。
ハンアリがたくさん置かれていて、一般のお宅みたいです

ハンアリがたくさん置かれていて、一般のお宅みたいです

靴は脱いでから上がりましょう

靴は脱いでから上がりましょう

中の様子は・・・

中は3つの部屋に分かれています。

<食生活や文化芸術に関連する展示の部屋>
古い食器棚や、これぞ韓国!なタンス

古い食器棚や、これぞ韓国!なタンス

薬用の臼

薬用の臼

朝鮮時代の物だという年季の入ったバガジ

朝鮮時代の物だという年季の入ったバガジ

昔はこれでヤンニョムを作っていました

昔はこれでヤンニョムを作っていました

洗濯石。原始時代っぽいですが、意外と最近です

洗濯石。原始時代っぽいですが、意外と最近です

直接手に取って体験できます

直接手に取って体験できます

韓国らしい刺繍

韓国らしい刺繍

昔のアイロンはこうでした

昔のアイロンはこうでした

今でも十分使えそうな薬棚

今でも十分使えそうな薬棚


<左奥-昔から現代までの食器などが展示されている部屋>
見やすく並べられています

見やすく並べられています

時代ごとの炊飯用の釜

時代ごとの炊飯用の釜

韓国家庭の必需品、サイズ別キムチトン

韓国家庭の必需品、サイズ別キムチトン

レトロな感じがかわいいガラス製のティーカップ

レトロな感じがかわいいガラス製のティーカップ

韓国ならでは!ピンクのハート型

韓国ならでは!ピンクのハート型

ガスがない時代はこれで火を起こしていました

ガスがない時代はこれで火を起こしていました

食器セット一式

食器セット一式

かわいらしい卵入れ

かわいらしい卵入れ

いつまでも掃除が終わらなさそうな小さなホウキ

いつまでも掃除が終わらなさそうな小さなホウキ


<右奥-昔の絹布団などの寝具や裁縫道具など女性の小物類が展示されている部屋>
時代を感じるタンス

時代を感じるタンス

落ち着いて眠れなさそうな色使いの布団

落ち着いて眠れなさそうな色使いの布団

もちろん座布団だって派手です

もちろん座布団だって派手です

昭和っぽいカーテン

昭和っぽいカーテン

韓服の色も今と違いますね~

韓服の色も今と違いますね~

やはりお隣の国らしく、日本に近い物も多い韓国の昔の生活用品たち。博物館の規模は小さいものの、細かい展示品が多く、ひとつひとつ見ていたら思っていたよりも時間が経ってしまいます。またケースなどに入っている物以外は全て手に取ることができ、子供にも理解しやすくなっています。ショップやカフェが増えたことで少々混雑気味の三清洞通りのすぐ隣にありながら、まだまだ素朴で、静けさ漂う北村を感じることができる博物館。華やかさはないけれど、博物館にありがちな堅苦しさも一切なく、どことなく懐かしいようなほっとした気分に。そんなネコもすっかりリラックスした様子?そんな「北村生活史博物館」から、ソウルナビがお送りしました~
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記事更新日:2011-05-16

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2011-05-17

スポット更新日:2014-10-15

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部屋数 部屋1 大人 子供