ビルの中に街が?!一つの空間にレストラン街からこだわりスーパー、雑貨屋、農場まで大集合。東大門にできた「食のテーマパーク」!
こんにちは!ソウルナビです。今日ご紹介するのは“食のテーマパーク”ともいえる「CJ FOODWORLD(CJフードワールド)」。観光客にも人気のエリアとして知られている東大門(トンデムン)近くに先日(2011年7月)オープンしたばかりのこちらは、韓国の大企業「CJ」グループが作ったもので、ビルの中にオープン型のレストランやスーパー、雑貨屋さんにクッキングスタジオ、農場(?!)…と、22個ものお店や施設が集う新しいコンセプトの空間。まるで一つの街のようになったその様子はまさに…「フードワールド」!そんな気になる新スポットへ、さっそくいってみょ!
◇◆ 場所は東大門の中心地から徒歩圏内。目立つ人型オブジェが
こちらのビル、最寄駅は地下鉄2・4・5号線の東大門歴史文化公園駅です。5号線だと電車を降りてすぐなのですが、それ以外だと駅構内を歩き回って最寄の出口に行くだけでもなかなか時間をとられます。 気候がよければさっと地上に出て歩いた方が、早いかもしれません。 東大門の有名な「DOOTA」前からでも1キロ弱です。街並みを眺めながら歩けばスグですよ^^
使徒?!かなり大きいです
◎目立つオブジェがお出迎え。木立の散策路は会社員の憩いの場
ビルが近づいてくると見えるのは、白くて大きな人の姿のオブジェ。地元の人は気にしていないようですが、初めて見るとビックリします!このオブジェの横にある立派なビルのB1階と1階が「CJフードワールド」です。ビルの前には緑の木立と小さな小道が。景色に馴染む形でベンチがあり、いつも誰かしら一休みしています。
在韓のナビにとっては、「庶民派の町のパン屋」のはずの「TOUS les JOURS(トレジュル)」が…!やたらオシャレなオーラを放ちながらこのフードワールドのゲートの一つになっているのが印象的。入口はこのパン屋のゲートから入るか、正面のメインゲートに回ってエスカレーターを降り、B1階から入ることもできますヨ。
◇◆ オープン時には超有名スターたちが続々お祝いに~!「CJ」ってナニモノ?
CJとは韓国で知らない人はいないくらいの巨大企業、CJグループのこと。元は砂糖を作る「第一製糖(チェイルジェダン)」という会社で、英語での頭文字をとって、「CJ」となりました。有名な「ダシダ」など調味料やレトルト食品の製造業に始まり、ステーキ専門店「VIPS」やカフェ「A TWO SOME PLACE」といった外食産業、さらに映画館CGV、芸能事務所、ゲームなどエンタメ業界まで…。韓国において、とにかく幅広い分野で大きな影響力を持つ会社なんです。
サムソン電子の父!
そして「CJ」についてもっとたどると、これまた韓国を代表する企業「サムソン」と関係の深い会社。CJグループの現会長は、サムソン創業者のお孫さんなんです。 ちなみに右の写真が、サムソン創業者の李秉喆氏。1Fのロビーにあったのですが、これは電子銅像?ホログラム? 振り返るたび初代会長が追いかけてくれて、どこに行っても目が合います。ディズニーランドやハリーポッターの世界を思い出させるファンタジックな銅像。さ、さすがサムソン。
…というわけで、エンタメ界でも大きな活躍をしているCJグループ。2011年7月19日、この「CJフードワールド」のオープンセレモニーでは、日本でも人気の「ピ(RAIN)」、ソン・スンホンさん、コ・スさん、BIG BANGのスンリさんにテヤンさん、女優ソン・ユナさんに歌手ペク・ジヨンさん…とにかくそうそうたる顔ぶれのスターたちが駆けつけ、現場は大騒ぎだったそうですよ~。
◇◆ 「韓国料理のグローバル化」を目指して!有名レストランが並ぶ贅沢なフードコート、だけじゃない!
◎CJグループ自慢の、17の外食ブランドが一同に集まった聖地?!
CJフードワールドは、この会社の「韓国最大の外食企業」としての立場で作った世界。このところ韓国では国を挙げて取り組んでいる「韓国料理のグローバル化」を意識して、「食の原材料、メニューの開発から販売までを見られるようにした」という新しいコンセプトの空間。なるほど、それでビルの中に農場まであったわけですね~!
ビルの上層階では食の専門家たちがメニュー開発にいそしみ、開発されたメニューを、お客さんが1階、B1階にあるレストランで頂くことができる、というようになっています。このレストランというのが、CJグループが運営する17の外食ブランド。「え?!ここもCJグループ?!」という有名どころが次々とあらわれて驚きます。お店は、広い空間にそれぞれ特長を持ったオープンカフェのように出ており、持ち寄って食べられるスタイル(一部店舗除く)になっています。食事スペースは、空間ごとに雰囲気を変えてあって、ウロウロしているだけでも面白いかも。
<レストラン&食事スペース>
平日のお昼時は、優秀そうなビジネスマン&ウーマンがたくさんやってきて、まるで素敵な社食のよう。韓国の会社員にまざって食事してみるのも面白いかも~?!
●「BURGER VIPS」で、ハンバーガーを食べてみました~!
この日の「Today’s Special」だった、<VIPS CLASSIC BURGER>です。このハンバーガー、もちろん使えるところは全部CJグループの材料で作られています。例えばバンズは系列のパン屋「トレジュル」で毎日焼いているパン。パティ(肉)は、人気のカジュアルステーキチェーン「VIPS」。ホットドックなら、ソーセージは「freshian brasserie」…といったかんじ。
ナイフとフォークで頂く、本格的なバーガー!お肉もたっぷり、サンドされた野菜もフレッシュでとても美味しかったです。
◎レストランだけじゃない!スーパーもカフェも、クッキングスタジオも~
先にご紹介したとおり、とにかく幅広くやってるCJグループ。レストランだけではなく、CJグループの商品、生鮮食品やレトルト食品を扱うスーパーや、ワインショップ、雑貨&コスメのOLIVE YOUNGまであります。そうそう、伝統あるCJの商品ロゴの入った雑貨を売るスペースも。マニアにはたまりませんね。
<カフェ、軽食>
「TWO SOME+ COFFEE」コーヒーショップ
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ランチ後の一服で賑わってました。
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<ショッピング、その他エリア>
「CJ THE FARM」1階にある農場!
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12時~13時は中に入って見学できます。
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「CJ Degital Heritage」デジタル遺産?!大きなパネルに美しい芸術画やテキスタイルが次々表示されます。
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情報検索スペース
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CJの聖地…を通り越して、外食だけではなく、料理を習って、食材を買って、ワインを物色して…そうそう、田んぼも見学して…と食にまつわるいろんなことを一つのビルの中でできちゃう面白いスペースとなっています。
いかがでしたか?もはや韓国人の生活に必要不可欠な存在となっているくらい大きなCJグループ。そんな会社が気合を入れて提供する食のテーマパーク、「CJフードワールド」!!特に地下一階は街のように作られていて、オシャレなかんじ。食事に迷ったときはこちらに来て、仲間たちとそれぞれ気になるお店のメニューを持ち寄って食べるのもまたいいかも?!「オフィスがこの近所にあったらなぁ~」と、うっかり夢見てしまったナビがお伝えしました。