ＭＢＣドリームセンター

こんにちは、ソウルナビです。今日はソウル郊外は一山（イルサン）にあるMBCドリームセンターを紹介しようと思います。MBCといえばソウルの真ん中の汝矣島（ヨイド）に本社がありますが、MBCがよりいろいろな方面でいろいろな番組を制作していくのに汝矣島の本社だけでは狭い！また、より最先端のデジタル技術を！ということで2007年誕生したのがこちらドリームセンター。規模も汝矣島にある本社よりもはるかに大きく、地上10階、地下４階、敷地７万8,400㎡の大きさ！ ドリームセンターができてからは汝矣島の本社はニュースなどの報道関係とラジオ担当となり、一山のMBCドリームセンターはドラマ、バラエティ部門とその製作チームが活躍しています。MBCで製作されるドラマ、バラエティは全てここで制作されるんですよ。もちろん、スタジオも全てここにあり、ドラマやバラエティのスタジオ撮影はここで行われます。またドリームセンターは、１階が自由に閲覧できるスペースとして開放されています。しかし、中のスタジオなどの見学は事前申込が必要なんです。ＭＢＣホームページでは随時インターネットによる見学申し込みを受け付けているんですよ。では、さっそくスタジオ見学に出発！

７階－ドラマの撮影スタジオ

７階はドラマの撮影スタジオです。ナビが訪れた日、スタジオにはタレントで俳優のアン・ジェウクが出ているドラマ「빛과 그림자（光と影）」と、伝統的な韓国料理の料理人としての腕を競うドラマ「신들의 만찬（神たちの晩餐）」のセットが置かれていました。スタジオ自体も広くて、シーンごとのセットがたくさん置かれています。なんかほんとにその家があり、その場所があるみたいで不思議な感じ。そのままそこで暮らしたりしてもいいぐらい！？実物に近いです。

ドラマで使われる窓の外の景色は、なんとプラスティックの板に描かれた景色。光を通して本当の景色みたいに見せるんですって、そのときは俳優がライトの光を真っ向から受けるので、俳優さんがまぶしくないように、ライトに薄い紙をかけたりして光の具合を調節したり、いろいろ手が込むんだそう。

セットはいつも組み立てては壊し、また組み立てての繰り返しなので、大道具のセット用の倉庫もありますが、思ったよりきれいで明るくて大きいです。一度作ったものは捨てずに何度でも再利用！釘がところどころに残っていて、大道具さんの苦労を感じさせますよね。

廊下に出ればフォトスポットがあります。今まで人気のあったMBCのドラマのスチール写真とカラフルな椅子が置かれています。そこで記念写真！とってもステキです。

２階－バラエティの撮影スタジオ

続けて２階はバラエティの撮影スタジオ。MBCの芸能ニュース「섹션TV（セクションTV）」のセットがあります。撮影中ではなかったので、司会者たちが座る椅子はありませんでしたが、それ以外の部分は本番そのまま。その隣りにはまた別のバラエティで使用するセットが・・・ドラマのスタジオとは違い、空間を思いっきり活用して、いろいろなセットが置かれています。やはり、バラエティの方はドラマとは違って統一された空間というよりは、様々なことに利用する複雑な空間なんですね。

バラエティのスタジオ最大のすごさは公開ホールの大きさ！固定席630席、臨時席550席、通路用の階段にまで座らせたら約1200人が入れる大型公開ホールなんです。汝矣島の本社にも公開ホールはありますが、規模は固定席370席。それに比べると約２倍の広さがあります。ここでは、新人歌手発掘のオーディション番組「위대한 탄생（偉大な誕生）」、プロの歌手たちが繰り広げる競演「나는가수다（私は歌手だ）」、週間のヒットチャートを伝える音楽番組「음악중심（音楽中心）」、クイズバラエティ番組「세바퀴（セバッキ）」、それから年末の「가요대전（歌謡対戦）」まで、全ての公開放送が行われています。ほんとにコンサート会場のようにしっかりしたセットにびっくり！公開ホールが大きいだけにセットも大きいですが、撮影する番組内容が変わるたびに、その大きなセットを取り壊しては、また組み立てをするらしく、ほんとにすごい。頭が下がります。

１階ロビーは、本来は公開ホールに来た観客が待つスペースとして作られましたが、スペースが広いのでいろいろなことに利用されています。「歌謡対戦」の時は公開ホールだけでは不足なので、このロビーに２つ舞台セットが作られます。セットの高さは２階まで来るんだそう。また、大人気バラエティ「무한도전（無限挑戦）」のオープニングにも使われます。さきほどもふれたように、１階までは前もって許可がなくても自由に入って閲覧ができます。１階にあるコンビニの前には「무한도전（無限挑戦）」のフォトゾーンもあり。韓国では大人気のMBCバラエティ番組だから必ずチェック！ドリームセンターの横の小さなスペースに車が１台、止められます。そこにMBCの撮影用の車が止められていることがあります。撮影用の車は黄色＾＾　外での撮影の時に使われるものです。なかなか使い込まれていますよ。ただ一般の車はドリームセンター内および敷地には駐車できません。外部の駐車場を利用するしかありませんね。

MBCのマスコット、「ＭＢＩＣ（エムビック）」！

ちなみに「WA体験スタジオ」の前に置かれている青いテレビのようなものはMBCのマスコットの「ＭＢＩＣ（エムビック）」。正式名称は「ECOFRIENDO MBIC（エコフレンド・エムビック）」と言うそう。一見テレビのように見えますが、自称ダンス・マシーンだそう。キャラクターの背核は自然をいつも愛し、のんびりと草木に水を上げていると、自分の充電するのを忘れてしまう・・・とのこと。MBCの放送を見ていると、アイキャッチのたびにこの子が躍り出てきます。はじける感じのかわいいキャラです。ギフトショップに行くと、このキャラクターのお人形や、クッション、携帯置きなどが売られていますよ。

センターの周辺には

ＭＢＣドリームセンターのすぐ前には湖水公園が。大きな湖を取り巻く緑地公園です。子供からお年寄りまで、自然の中でのハイキングを楽しめる場所です。また、公園内には、子供が遊べる施設もあります。また大型ショッピングセンター「ウェースタンドーム」が、ＭＢＣドリームセンターの後ろに位置しています。こちらは飲食店はもちろん、服、かばん、靴、帽子、携帯、アクセサリー、ヘアショップまでいろいろなお店が入っているショッピングセンター。このショッピングセンター３階と４階は映画館（一山ＣＧＶ）が入っています。またロッテデパートがチャンバルサン駅の２番出口を出るとすぐ目の前にあり。大型スーパーマーケットのホームプラスも、ロッテデパートの前にある横に長い形の公園に沿って歩いていくと右手に見えます。