オフィス街の真ん中にあるソウル市民のオアシス
こんにちは！ ソウルナビです。国会議事堂や証券取引所、銀行や放送局などが立ち並ぶソウル政治経済の中心！といっても過言ではないエリア、汝矣島（ヨイド）に今日はやってきました～。しかし、汝矣島の魅力はそれだけではありません！オフィス街のすぐ隣に漢江や、緑豊かな公園など、自然を満喫できるスポットがたくさん。オフィスで働くサラリーマンのみなさんはもちろん、ソウル市民の憩いの場になっています。休みの日になると、お弁当持参でピクニックに来る家族連れや、スポーツやゆっくりと散歩を楽しむ人々が集まってきて、にぎやか！！ 今日はその汝矣島の真ん中に位置する「汝矣島公園」をいっしょに探索してみましょう～！
マンハッタンの、ど真ん中にあるオアシス
汝矣島公園の敷地はなんと約7万坪。公園の外周に沿うように散歩道と自転車道路があります。散歩道のどこからでも、いっぱいの緑と、その外側に広がる高層ビル街が望め、ここがマンハッタンの真ん中にあるんだなあと実感できます。公園の入り口は全部で12箇所ありますが、地下鉄5号線ヨイド(汝矣島・Youido)駅の最寄の入り口がメインゲートです。３番出口を出てそのまままっすぐ歩いていくと(遠くには国会議事堂が見えます)、横断歩道があり、そこを渡ると目の前に汝矣島公園の入り口があります。
メインゲート付近の施設
案内所・・・園内に案内所は４ヶ所。こちらメインゲートの案内所は外国人対象の案内も可能です。看板には日本語表記も！！ またメインゲートの案内所のみで、バスケットボールのレンタルを無料で行っています。レンタル可能時間は9：30～18：00（冬季は17：00まで）。
自転車レンタル・・・園内に自転車レンタル所は４ヶ所あります。いずれも料金、自転車の種類は同じ。マウンテンバイクや、カゴつきのいわゆる「ママチャリ」のほか、幼児用の三輪車、子供用自転車、また2人用の自転車まであり種類が豊富。自分にあった自転車を選んでみてくださいね。
料金：1人用3000ウォン、2人用6000ウォン（１時間あたり）
レンタル可能時間：日の出から日没まで
場所：1、6、8、12番入り口にある自転車レンタル所（４ヶ所）
※クリックすると大きくなります。
散歩道と自転車道とはとなり合わせで全長2.4キロ。ゆっくり歩いて楽しむのもいいんですが、せっかく自転車レンタルのサービスがあるので、回はナビも自転車に乗って、公園の施設を効率的に見ていきたいと思います。何年ぶりかで乗った自転車ですが、風をきって走ると、涼しくてかなり気持ちいい～！！公園内の文化のマダン（広場）、自然生態の森、韓国伝統の森、芝生広場の4つの空間を順に見ていきましょう。 それではみなさんもご一緒に～レッツゴー！！
1. 文化のマダンでスポーツを楽しむ
１番の入り口を入ってそのまままっすぐ進むと広～い広場に出ます。こちら「文化のマダン（広場）」では、インラインスケートや自転車、バスケットなどを楽しむ人々でいっぱい。自転車に乗る練習をしている親子もいたりしてほほえましいです。
文化のマダンにある施設
野外公演場・・・文化のマダンに入って左側（西側）に見える、ちょっと舞台のようになっている部分が野外公演場です。こちらでは文字通り各種公演やイベントを楽しめるようになっているほか、普段はここの階段や坂を使ってインラインスケートの練習をしている人がたくさんいますよ。
インラインスケートレンタル所・・・文化のマダンの南北に１ヶ所ずつ、計２ヶ所あります。
料金・・・3000ウォン/時間
レンタル可能時間・・・日の出から日没まで
太極旗掲揚台・・・文化のマダンの東側には、韓国で一番大きい国旗が、雨にも負けず、風にも負けずいつでも掲げられている、太極旗掲揚台があります。これは公園のほぼ中央に位置し、国内最高の高さ50ｍで掲げられており、公園のどこからでも太極旗を見ることができるようになっています。
2. 自然生態の森
「文化のマダン」の西側には、自然生態の森が広がっています。リスなどの野生動物が放し飼いにされていて、都心ではめったに見ることができない自然を学習できる場となっています。森の中には蓮の池もあるのですが、自然保護のため残念ながら立ち入り禁止になっていました。遠めに見ることはできますよ。
3. 韓国伝統の森
自然生態の森の反対側、公園の最も東側は、韓国伝統の森。韓国で育つ樹木だけが植えられ、中には韓国式の庭園や池、あずまやなどがあります。
韓国伝統の森の中には・・・
パルガクジョン（八角亭・汝矣亭）
韓国伝統の森のほぼ中心に建てられた韓国式のあずまやで、名前の通り八角形の形をしています。中からは森を一望できるほか、近くには地下水を利用した小川も。しぶきをあげながら水が流れ降りてくる様子はまるで渓流のよう。風情があり、夏には涼しさ満点！！
サモジョン
公園の8番入口から入ってすぐのところにあるのがサモジョンです。パルガクジョンとはちがってこちらは四角形のあずまや。蓮の池のほとりに建っています。この池には鯉も泳いでいて、韓国庭園の情緒も味わえますよ。池の周りには屋根つきの休憩小屋があり、みなさんビニールシート持参でくつろいでいました。
体力鍛錬場
なんだか名前からするとスポ根マンガ？のようですが、こちらは一般の方が体力を鍛えるために使える器械がそろっている場所です。ジムなんか行かなくてもここで手軽にトレーニング！
指圧歩道
たくさんの石が埋め込まれていて、裸足で歩くと足の裏を刺激できるというすぐれもの。とはいえ、ナビもトライしてみたんですが、ちょっと痛かった・・・ 血行促進にも効果あるそうですのでみなさんもお試しを。
子供の遊び場
ジャングルジムやすべり台、ブランコなど子供の遊びも充実。一日中遊べちゃいます。
4. ピクニックを楽しもう！ 芝生広場
公園の中央に広がる芝生広場は、休みの日にもなるとピクニックの家族連れがあちらこちらに場所をとって家族の時間を楽しんでいます。子供たちはボールやバトミントンで遊び、大人たちはその横で談笑・・・なんか理想の家族の休日って感じがしますねえ。お手軽にピクニック気分を楽しみたいなら、テイクアウトした海苔巻きやサンドイッチを持参でどうぞ！！ ピクニックシートは忘れずに！！
どっしりと貫禄！！ 世宗大王の銅像
芝生広場の一角には、なんと世宗大王（セジョンデワン）の銅像もあるんです。世宗大王といえば、あのハングルを作った方だというのはご存知の人も多いですよね。こちらの銅像はまじまじと見るとかなり大きい！！ 迫力あります。周りには訓民正音を頒布したときなど、ゆかりの場面を刻んだ彫刻が配置されています。
そのほかの施設
公園管理所・・・7番入口にあります。こちらでは車椅子を無料で借りることができますよ。
交番・・・９番出口近くにあります。必要な場合はどうぞ。
売店・・・園内の売店は５ヶ所。よく見かける「Buy The Way」などのコンビニもあります。
トイレ・・・園内にトイレは6ヶ所。売店の隣にあることが多いです。
いかがでしたか？ 高層ビルが立ち並ぶなかに、突如として緑・緑・緑の空間が広がっているさまは、本当にオアシスという形容がふさわしい公園でした。家族で休日を楽しむすがたも見られて、心もあったかくなりますよ。短い旅行の滞在中だと、なかなか公園に行くっていうスケジュールを組むことはないと思いますが、ちょっと余裕があるならお弁当持参で訪れてみるのも、旅の疲れを癒すのにいいかもしれませんね。韓国人の休日の過ごし方を垣間見ることができるかも！？ もちろんソウル在住の方には是非利用してもらいたい公園ですね。ナビも次回はお弁当にピクニックシート必携で来てみたいと思いました。サイクリングもオススメですよ～ 以上、汝矣島公園の芝生から、ソウルナビでした。
ポラメ公園
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