イルミン美術館の上に移転!新聞の歴史を見に行こう!
こんにちは、ソウルナビです。2000年に韓国初の新聞専門の博物館、新聞博物館が誕生して早くも12年!このたび、その新聞博物館がすぐ横のイルミン美術館に移転、新しくなりました! この間、残念ながら新聞離れは加速し、また巷ではiphoneやipadも誕生して、最近は新聞に一度も触れたことのない子供もいるとか。でも、韓国の新聞だけじゃない、世界の新聞があるここに来れば、世界の全てが分かるかも!?また移転に合わせ、自分が新聞の表紙になれちゃう、そんな新たな施設もオープン!今日は新たな場所で生まれ変わった「新聞博物館」をご紹介します!それでは、さっそく行ってみよう!
ソウル市民の憩いの場、光化門にあり!
新聞博物館があるのは地下鉄5号線の光化門(クァンファムン)駅5番出口を出てすぐのところにあるイルミン美術館。このイルミン美術館、実はもともと1926年に誕生した東亜日報の本社。博物館は新聞とゆかりのある場所に戻ってきたことになります。周りはソウル市民の憩いの場である清渓川(チョンゲチョン)や光化門広場(クァンファムンクァンジャン)があり、また大使館もあるオフィス街としても知られています。
新聞博物館Presseumって?
新聞博物館Presseumでは約100年以上の歴史を持つ韓国の新聞が展示され、子供から大人まで年齢を問わずに、マスコミに対する理解と親しみを感じることができます。ちなみにPresseumとはPress(言論)とMuseum(博物館)の合成語!こちらは韓国初の新聞博物館なのです。
新聞博物館の構成は?
新聞博物館では5階と6階に資料が常時展示されています。5階は資料展示室に、6階はメディアラウンジになっていて、子供が楽しめる企画なども用意されています。ただ座ったり、くつろいだりするスペースがあまりないので、休憩したいときは1階のカフェを利用したほうがいいかも。
日本統治時代の風刺漫画
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ベルリンマラソンで金メダルを獲得した孫選手。日の丸が消された有名な写真。
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新聞博物館を詳しく紹介!!
世界の新聞コーナー
博物館に入ってまず目に飛び込んでくるのが壁にたくさ~ん飾られた新聞!2000年1月1日当時の世界の新聞を展示され、中国やアメリカ、日本の新聞も展示されています。皆さんは2000年1月1日のことを覚えていますか?このコーナーではちょっと昔の記憶が蘇ってくるようで懐かしくなるかも。
新聞歴史館コーナー
こちらは新聞の歴史が一目で分かる資料館。1883年に韓国で初めて発行された軍隊新聞「漢城旬報(ハンソンスンボ)」から現在に至るまでの各時代の新聞や、当時の新聞会社を取り巻く状況などをグラフや記事などで詳しく紹介されています。
新コーナー発見!昔の記者室再現
こちらは昔の記者室を再現したコーナー!昔使用されていた腕章や、カメラに電話、服装にいたるまで忠実に再現!昔はどういう服装や設備を使っていたのかを知ることができます。ナビもいろいろ参考になります!
新聞と歴史コーナー
1面になった紙面と共に歴史を学びます。オリンピックに南北会談などの記事を見ているとつい『こんな時もあったよな~』とつぶやきが。
南北首脳会談
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ソウル大の大学生が拷問死した時の記事
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時事新聞漫画・新聞写真コーナー
写真や漫画などで当時の韓国の状況を知ることが出来ます。南北分断、ベトナム戦争、離散家族など様々な悲劇や感動の瞬間を写真が伝えています。
共同警備地域で撮られた南北の軍人。
ソウル市庁前で行われた、ロウソクデモ。
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2002日韓W杯
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時事漫評・スケッチ・新聞広告コーナー
今も昔も、新聞のみならずメディアにとって大事なのは広告!ここでは時代の流れによって変わっていく広告の様子を知ることができます。
6Fメディアラウンジ
こちらでは自分で興味のある記事を選び、撮影・編集作業を行い、自分だけのオリジナル記事を作ることができます。撮影した自分の顔が韓国の新聞の一面に!?
休憩コーナー
その他にも休憩コーナーらしい空間があります。そこから光化門がキレイに見えますが、椅子は1つしかありません。でも、気晴らしにはちょうどいいかも!?
新聞博物館を出て光化門や、道行く人などを見ていると、さっきまで博物館にいた時間は現実だったのか?と思わず自分に尋ねてしまうような、そんな不思議な感覚を味わうことができます。日本語での説明がないのはちょっと惜しい気もしますが、昔の新聞などは漢字や日本語があり、写真などの展示物も多いので十分楽しむことができると思います!昔の韓国の足跡を残す場所へ、皆さんもいかがですか?以上、ソウルナビがお伝えしました!