鍾路 / チョンノ

종로

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李朝からの400年の歴史を持つメインストリート。

こんにちは、ソウルナビです。今日は皆さんに、朝鮮時代から続くソウルの中心でありソウルの「和」を象徴する場所ともいわれる鍾路(チョンノ)をご紹介したいと思います。1960年代末から現在まで、金銀などの貴金属を一手に引き受ける宝石通りの他、こじんまりとした庶民の道ピマッコル、変わり続けるストリートの風景などなど、一昔前の世代の方にはかすかな記憶が残る場所として、若者には最新流行情報や新しい文化に触れることのできる場所として、鍾路には目的がまったく違った多世代が一同に介し、誰もが気兼ねなく集まれる場所というイメージがあります。弘大(ホンデ)や狎鴎亭(アックジョン)とは違い、鍾路には老若男女を問わず受け入れてくれる包容力があります。

エリアデータ

エリア名:鍾路(チョンノ)종로
中心駅:チョンガク(鐘閣・1号線)、チョンノサンガ(鍾路3街・1号線・3号線・5号線)
隣接エリア:仁寺洞、明洞、光化門、市庁、鍾路6街・広蔵市場、乙支路・忠武路

それでは鍾路のスポットを紹介していこうと思います。知れば知るほどマイホームに帰ってきたように快適な鍾路、注目です!!

1.普信閣の鐘

韓国内で最も大きな鐘。宝物(国宝と重要文化財の中間)の2号として、毎年12月31日24時、深い鐘の音色を響かせる普信閣(ポシンガッ)。この鐘の音を聞く儀式は希望に満ちた新年を迎える韓国人にとってとっても重要な儀式。人々はこの鐘の音を聞きながら去りゆく一年を省み、新年を迎えます(この鐘の音を聞き終わるなり友達に「セーヘーポンマニパダラ~(新年、福をたくさんもらってね)」と電話をかけるのが流行になったことも)。現在の普信閣にある鐘は1985年、韓国の国民の寄付金で鋳造された新しいもの。既存の鐘は亀裂がはしり、これ以上鐘をつくのは不可能になったとか。もともとの普信閣の鐘は朝鮮時代の1468年に鋳造され、ウォンガク寺にあったものを広海君の時に鍾路に移し、午前4時に33回、午後10時に28回、その澄んだ音色によって都城の門を開閉させ、人々は時間の基準にしていました。現在も新年を迎えるために鐘をつく普信閣の鐘の役割は昔と変わらず。 また最近は外国人向けに鐘を突くイベントも行われています。

2.三星鍾路タウン(国税庁ビル)

第18回ソウル特別市建築賞金賞を受賞、最も美しくミレニアム新世紀にマッチした建築物として選ばれた鍾路タワーは、鍾路の新しい目印となっています。ビルには国税庁が入っていますが国税庁ビルではなく鍾路タワーと呼ばれ、約10年の工事期間を経て、地下6階、地上23階のマルチスペースとして誕生しました。鉄骨で構成された特異な建物構造とサイバーチックな外観は必ず目を引はず。地下1階はフードコート、地下2階には以前ショッピングモールがありましたが、現在は書店「バンディ&ルニス」に。またガラスをたくさん使用することで全体的に開放感あふれる空間を生み出している鍾路タワーは、夜は100万ドルの夜景を楽しむことができます。最上階にはバーもあり、カップルの方へのオススメスポットでもあります。

3.タプコル公園

有名な塔がたくさんあり、パゴダ(仏塔)公園と呼ばれてきたタプコル公園は1897年、すべての財務を任されていた英国人のブラウンによって韓国に建設された初めての近代公園です。広さは15,720平方メートル。1919年の3.1運動の時に独立宣言書が読まれた八角亭(パルガクジョン)をはじめとし、ウォンガク寺の跡地に建つ10階建ての石塔(国宝2号)、ウォンガク寺碑などの文化財が今も残っています。お年寄りの方が憩いのスペースとしてたくさん利用され、またタプコル公園周辺には運命などを占ってくれる占い師の方がお店をだしていたりします。

4.宗廟(チョンミョ)

宗廟は李氏朝鮮時代の歴代王と王妃、または先祖をまつる場所として、韓国の儒教の建物の中で最も荘厳な場所。1394年、太祖(テジョ)が漢陽(今のソウル)に首都を移した年に着工、その翌年に完工した宗廟は、李朝王家の先祖がまつられました。宗廟の主殿である正殿は建坪1,270平方メートルで、当代唯一の木造建築物、また世界有数の規模を誇る建築物とされています。宮殿や寺院の建築が華やかに装飾されているのに反し、宗廟は儒教の質素な気風が込められ、特異な雰囲気をかもし出しています。また、柱の太さや軒の曲線などの比重を考えて建物が設計され、他では見られないちょっと変わった建築法を採用しています。 特に韓国の宗廟はその由来となった中国のものとは違い、前から眺めると正面がとても長く、左右水平を強調している、世界的にも貴重な建築美学を立て備えているといわれています。宗廟は史跡第125号に保存指定され、1995年にユネスコ世界遺産にも指定されました。(正殿(国宝第227号)、ヨンニョン殿(宝物第821号)、宗廟祭礼楽(宗廟無形文化財第1号)、宗廟祭礼(宗廟無形文化財第56号)などなど・・・)

5.大型映画館

韓国最古の映画館、タンソンサ。

韓国最古の映画館、タンソンサ。

鍾路といえば大型映画館を抜きには語れません!現在では映画もゲームも楽しめショッピングや食事もできるマルチコンプレクスが人気を集めていますが、少し前なら新しく公開される映画を見るならココ、鍾路に来るのが定番でした。鍾路には韓国最古の映画館であるタンソンサ(団成社)をはじめ、ソウル劇場、ピカデリー、ハリウッド劇場などの大型劇場が鍾路に集中し、映画好きの若者を楽しませていました。また芸術映画のみを上映するコアアートホールなども少数の映画マニアを中心に人気がありました。しかし、タンソンサは建て替えでマルチコンプレックスとして再出発しましたが閉館、シネコアとコアアートホールも閉館、ハリウッド劇場も細分化され、一部が懐かしい映画を上映する特別な映画館になりました。現在ではシアターの数を増やしたソウル劇場と、建て替えてマルチコンプレックスになったピカデリーのみが、かつての映画館街だった頃の名残りをとどめています。
シネコア(閉館)

シネコア(閉館)

コアーアートホール(閉館)

コアーアートホール(閉館)

唯一残ったソウル劇場

唯一残ったソウル劇場

建物は建て替え、シネコンプレックスに。

建物は建て替え、シネコンプレックスに。

アート専門映画館に。

アート専門映画館に。

6.外国語学院

大学生や社会人がたくさん集まってくるこの鍾路には外国語を学べる学校(ハグォン)が密集しています。外国語学院が密集しているのをみると、外国人慣れしている人も多く、また好意的です。徳寿宮や仁寺洞への移動も簡単で、ソウル旅行を楽しみたい外国人の方にはとっても便利でオススメだと思います。

7.チョルムメゴリ(旧ピアノ通り)

2009年6月新しくできた、露店のために作られた通り。地下鉄1号線チョンガッ(鐘閣)駅からは歩いて2、3分のところで、鍾路2街(チョンノイーガ)のメイン通りから清渓川(チョンゲチョン)にかかる長通橋(チャントンギョ)あたりまで伸びる約150mの一本道。もともとこちら鍾路エリアは大通りぞいの歩道にズラっと並ぶ露店が有名だったのですが、「チョルムメゴリ」は繁華街の中に。道の中央に屋根付きの店舗が一列にのび、その下に靴や洋服、アクセサリーなどの雑貨を売るお店が入っています。お店の営業時間はだいたい午後3時頃から夜の12時頃まで。周辺には飲み屋などの飲食店が集まっているから、お店に行く途中に寄る人もたくさんいて、暗くなると活気が一層アップ!?
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記事登録日:2001-01-04

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2001-01-04

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鍾路タワー

鍾路タワー

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