KTX 韓国高速鉄道

KTXは京釜線と湖南線の２路線＋全羅線、京江線！

KTXの路線はソウル～釜山の京釜線とソウル～光州・木浦の湖南線の２路線に加え、2011年10月にソウル～麗水（全羅線）が加わり、３路線に。さらに2017年12月にはソウル～江陵の江陵線、2021年1月には清涼里～安東の中央線、2021年12月には夫鉢～忠州の中部内陸線でもKTXの運行が開始されました。またソウル南東部の水西を発着する高速鉄道、SRTも2016年12月、開通しました。

◯KTX京釜線（キョンブソン）：ソウルー釜山（プサン）
ソウルと釜山を結ぶ路線。ソウルや釜山、大田、東大邱の駅前後を除き、京釜高速線を走ります。東大邱から釜山の間はKTXの開通当初は在来線の京釜線を利用していましたが、2010年11月1日に京釜高速線の東大邱－釜山間が開通、便利になりました。
密陽～晋州の慶全線、東大邱ー浦項の東海線にも一部KTXが乗り入れています。
ソウル～大田、東大邱～釜山など京釜線の在来線に一部のKTXが乗り入れています。

◯KTX湖南線（ホナムソン）：龍山ー益山（イクサン）ー光州（クァンジュ）ー木浦（モッポ）
ソウルと光州、木浦を結ぶ路線。龍山～五松は京釜高速線、五松～光州松汀は湖南高速線、光州松汀～木浦間は湖南線の在来線を走ります。以前、五松～西大田～光州松汀は湖南線の在来線を利用していましたが、2015年4月2日に五松～光州松汀駅間に湖南高速線が開通。
引き続き五松～益山～光州松汀間の湖南線の在来線に一部KTXが乗り入れています。

◯KTX全羅線（チョルラソン）：龍山ー益山（イクサン）ー全州（チョンジュ）ー麗水（ヨス）
ソウルと全州、麗水を結ぶ路線。龍山～五松は京釜高速線、五松～益山は湖南高速線、益山～麗水EXPOは全羅線を走ります。
以前、五松～益山は湖南線の在来線を利用していましたが、2015年4月2日に五松～益山間の高速線が開通。
引き続き五松～益山間の湖南線の在来線に一部KTXが乗り入れています。

◯KTX江陵線（カンヌンソン）：ソウルー清涼里ー西原州（ソウォンジュ）ー江陵（カンヌン）
ソウルと江陵を結ぶ路線。ソウル～竜山は京釜線、龍山～清涼里は京元線、清涼里～西原州は中央線、西原州～江陵は江陵線を走ります。一部のKTXは清涼里駅が発着となります。2017年12月22日、平昌冬季オリンピック開催に合わせ開通した路線。ソウルから西原州は中央線KTXと連結運行します。
また珍富ー東海間の嶺東線に一部KTXが乗り入れています。
江陵線（西原州ー江陵）はKTXのみ運行する路線です。

◯KTX中央線（チュンアンソン）：ソウルー清涼里ー西原州（ソウォンジュ）ー安東（アンドン）
ソウルと安東を結ぶ路線。ソウル～龍山は京釜線、龍山～清涼里は京元線、清涼里～安東間の中央線を走ります。2021年1月5日から運行開始。ソウルから西原州は江陵線KTXと連結運行しています。
2023年12月29日からソウル駅まで延伸。将来は慶州を経由し釜山まで延伸予定。

◯KTX中部内陸線（チュンブネリュクソン）：板橋（パンギョ）ー夫鉢（ブパル）ー忠州（チュンジュ）
板橋と忠州を結ぶ路線。板橋～夫鉢は京江線、夫鉢～忠州は中部内陸線を走ります。板橋と夫鉢の間は無停車。将来は安養や安山、聞慶方面に延長予定。板橋駅では京江線と同じホームで発着します。
中部内陸線（夫鉢～忠州）はKTXのみ運行する路線です。

◯SRT（水西平沢高速線）：水西（スソ）ー平澤芝制（ピョンテッチチェ）
ソウル南東部の水西と平澤を結ぶ路線。KTXとは運営会社が異なります。
京釜高速線（平澤芝制～釜山釜高速線）、京釜線の在来線（東大邱～密陽）、慶全線（密陽～晋州）、東海線（慶州の前～浦項）、湖南高速線（五松～光州松汀）、湖南線の在来線（光州松汀ー木浦）、全羅線（益山ー麗水EXPO）にに乗り入れています。
水西平沢高速線（水西～平澤芝制）はSRTのみ運行する路線です。

ちなみに日本と違って高速線と在来線の線路幅（ゲージ）が同じ。だからKTXの車両がそのまま在来線に乗り入れることが可能なのです。

ソウル−釜山が２時間８分！

KTXの最高時速は３００ｋｍ！ソウルと釜山を最速2時間18分で結びます。いままでのセマウル号が最速で4時間10分にかかっていたのに比べ、約２時間も所要時間が短縮されました。またソウル（竜山）と木浦も最速2時間27分、ソウル（竜山）と光州も最速1時間36分で結びます。またソウル（竜山）と麗水も最速2時間48分で結びます。またソウル（清涼里）と江陵は最速1時間25分、ソウル（清涼里）と安東は最速2時間0分で結びます。
（※時間はいずれも2023年12月現在）

KTX京釜線＞ソウル ／大田 ／東大邱 ／釜山 
KTX　　　　0：00 ／ 0：53／1：36 ／ 2：18
ITXマウム　 0：00 ／ 1：43／ 3：26 ／4：33 

KTX慶全線＞ソウル ／大田 ／東大邱 ／密陽 ／馬山 ／晋州
KTX　　　　0:00      ／ 0:53 ／1:36    ／2:15 ／2:56 ／3:22
ITXセマウル 0:00      ／ 1:45 ／ 3:30   ／4:03 ／4:49 ／5:21

KTX東海線＞ソウル ／大田 ／東大邱 ／浦項
KTX　　　　0：00 ／ 0：59／1：42 ／ 2：19

KTX湖南線＞竜山 ／光明 ／公州 ／益山 ／光州 ／羅州 ／木浦 
KTX　　　　0:00 ／0:17 ／0:59 ／1:18 ／1:50 ／2:00 ／2:29
ITXマウム　 0:00 ／ ----- ／-----  ／2:41 ／3:41 ／3:51 ／4:20 

KTX全羅線＞ 竜山 ／光明 ／益山 ／全州 ／南原 ／順天 ／麗川 ／麗水
KTX　　　　0:00 ／ 0:17 ／ 1:10 ／1:26 ／1:53 ／2:24 ／2:38 ／2:48
ITXマウム　 0:00 ／ ------ ／ 2:41 ／3:00 ／3:27 ／4:00 ／4:15 ／4:25

KTX江陵線＞清涼里 ／万鐘 ／江陵
KTXイルム　0:00 　／0:51 ／1:25

KTX江陵線＞清涼里 ／万鐘 ／東海
KTXイルム　0:00 　／0:46 ／2:10
ムグンファ　0:00     ／----- ／4:26

KTX中央線＞清涼里 ／楊平／原州 ／堤川 ／永州 ／安東
KTXイルム　0:00    ／0:26 ／0:49 ／1:06 ／1:39 ／2:00
ITXマウム　 0:00    ／0:32 ／1:08 ／1:32 ／2:11 ／2:33

KTX中部内陸線＞板橋 ／夫鉢 ／忠州
KTXイルム　　　0:00 ／0:30 ／1:05

SRT京釜線＞水西 ／大田 ／東大邱 ／釜山
SRT　　　　0:00 ／0:45  ／1:28  ／2:10

SRT慶全線＞水西 ／大田 ／東大邱 ／密陽 ／馬山 ／晋州
SRT　　　　0:00 ／ 1:02 ／1:45    ／2:21 ／3:06 ／3:33

SRT東海線＞水西 ／大田 ／東大邱 ／浦項
SRT　　　　0:00 ／0:58 ／1:41     ／2:21

SRT湖南線＞水西 ／益山  ／光州 ／木浦
SRT　　　　0:00 ／1:03  ／1:46  ／2:20

SRT全羅線＞水西 ／益山 ／全州 ／麗水
SRT　　　　0:00 ／1:22 ／1:42 ／3:11

車両はフランスのＴＧＶ！

KTXはフランスの高速鉄道TGVの技術をそのまま輸入した、世界最高水準の高速鉄道。つまりヨーロッパ最高水準の高速鉄道が日本からすぐ近くの韓国で味わえる！というワケなんです。車両はフランスから輸入したものと、フランスから技術移転で韓国で制作した車両（山川・サンチョン号）の２タイプあります。輸入したものよりサンチョン号のほうが一回り大きい感じ。また2015年4月の湖南線高速線と浦項行きの開通に合わせ、新しい「KTX山川」号も導入されています。全長は388ｍで東海道新幹線とほぼ同じ長さ。座席は一般室と特室（グリーン車）に分かれています。一般室が４列で特室が３列。また一般室は座席の方向転換ができないため、半分が進行方向と反対方向に固定されます。また先頭車両は客室はなく、駆動専用車両となります。
さらに2021年から新型タイプの車両「KTXイウム」の運用を開始。こちらはいままでのKTXやKTX山川と異なり、動力分散方式。江陵線や中央線、中部内陸線を運行しています。6両編成で全長は381m。KTXと違い、KTXの特室にあたる優等室は一般室と同じ４列。またKTXと違って先頭車両と最後尾の車両にも座席があります。

＜車両概要・KTX＞
全長 388m　総重量 771.2t（乗客搭乗時）
速度ー最大運行速度 時速330km／産業運転速度 時速300km／非常制動距離 時速300kmから3,300m
動力ー12機13560kw(18200馬力相当)
座席配置ー特室：127席（1列3席、回転式 ／一般席：808席（1列4席、固定式）／簡易座席30席
便利施設ー自動販売機：10台／自動スナック販売機：3台
障害者施設ー障害者用座席／車椅子保管所／障害者用トイレ

−KTXの運賃は？

運行開始当初、運賃はいままでのセマウル号に比べて１．５倍の範囲内におさまるように設定されました。これはライバルとなる飛行機に対抗するもの。その後、価格は改定されていますが、それでも新幹線に比べてかなり安めです。

＜KTX京釜線、慶全線、東海線＞
運賃（ソウル駅から、単位ウォン、大人料金　※2023年12月現在）
※子供は約半額、※老人は約７割
　　　　　一般　特室
光明　　　  8400 13200*
天安牙山　14100 19700*
五松　　　18200 25500*
大田　　　23700 33200*
金泉亀尾　35100 49100*
東大邱　　43500 60900*
慶州   　　49300  69000*
蔚山　　　53500 74900*
釜山　　　59800 83700*
昌原中央    52100 72900*
晋州           57600 87600*
浦項　　　53600 75900*

＜KTX湖南線＞
運賃（龍山駅から、単位ウォン、大人料金　※2023年12月現在）
※子供は約半額、※老人は約７割
　　　　　一般　特室
公州　　　25100 35100* 
益山　　　32000 44800*
井邑　　　39500 55300*
光州松汀　46800 65500*
羅州　　　48200 67500*
木浦　　　52800 73900* 
西大田       32800 23400*
鶏龍           35700 25500*

＜KTX全羅線＞
運賃（龍山駅から、単位ウォン、大人料金　※2023年12月現在）
※子供は約半額、※老人は約７割 
　　　　　一般　特室
全州　　　34400 48200*
南原　　　39200 54900*
谷城　　　39600 55400*
求礼口　　41500 58100*
順天　　　44000 61600*
麗川　　　46300 64800*
麗水EXPO 47200 66100* 

＜KTX江陵線＞
運賃（ソウル駅から、単位ウォン、大人料金　※2023年12月現在）
※子供は約半額、※老人は約７割
　　　　　一般　優等
上鳳　　　  8400 11400*
楊平　　　  8400 11400* 
万鍾　　　11400 14400*
横城　　　13900 16900*
平昌　　　19700 23600*
珍富　　　21900 26300*
江陵　　　27600 33100*
東海           37600 31300*

＜KTX中央線＞
運賃（ソウル駅から、単位ウォン、大人料金　※2023年12月現在）
※子供は約半額、※老人は約７割
　　　　　一般　優等
原州　　　11800 14800*
堤川　　　17000 20400*
丹陽           20000 24000
栄州　　　23500 28200*
安東　　　26700 32000*

＜KTX中部内陸線＞
運賃（板橋駅から、単位ウォン、大人料金　※2023年12月現在）
※子供は約半額、※老人は約７割　
　　　　　一般　優等
夫鉢　　　08400 11400*
忠州　　　12300 15300*

＜SRT京釜線、慶全線＞
運賃（水西駅から、単位ウォン、大人料金　※2023年12月現在）
※子供は約半額
　　　　　一般　特室
天安牙山　11300 16400
五松　　　15400 22300
大田　　　20000 29000
金泉亀尾　30200 43900
東大邱　　37300 54200
慶州　　　42600 61900
蔚山　　　46500 67300
釜山　　　52300 76100
昌原中央　45300 66000
馬山　　　46500 67300
晋州　　　50500 73700
浦項　　　46900 68200

＜SRT湖南線＞
運賃（水西駅から、単位ウォン、大人料金　※2023年12月現在）
※子供は約半額
　　　　　一般　特室
公州　　　21500 31200
益山　　　28000 40600
井邑　　　33900 49200
光州松汀　40700 51900
羅州　　　42000 61000
木浦　　　46300 67400

＜SRT全羅線＞
運賃（水西駅から、単位ウォン、大人料金　※2023年12月現在）
※子供は約半額、
　　　　　一般　特室
全州　　　30000 43700
南原　　　34800 50700
谷城　　　36200 52800
求礼口　　37900 55300
順天　　　40400 58900
麗川　　　42400 61900
麗水EXPO 43100 63000

−停車駅＆運行パターンは？

列車は新幹線の「のぞみ」や「ひかり」「こだま」のようにタイプが分けられていませんが、各列車ごとに停車駅が違います。在来線へ乗り入れるタイプがあるため、いろいろなパターンがあります。

＜KTX京釜線＞
Ａ：ソウル－釜山
ソウルー光明（クァンミョン）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー大田（テジョン）ー金泉亀尾（クムチョンクミ）ー西大邱（ソテグ）ー東大邱（トンテグ）ー慶州（キョンジュ）ー蔚山（ウルサン）ー釜山（プサン）
ソウル駅近辺、大田駅近辺、東大邱駅近辺、釜山駅近辺を除き、ほとんど高速線を走ります。ソウル－釜山間を最速で結びます。
西大邱に停車時、金泉亀尾ー東大邱は京釜線の在来線を走ります。
全KTXが停まるのは大田駅と東大邱駅の2駅。
１日４１本運行（2023年12月現在）

Ｂ：ソウル－釜山（亀浦経由）
ソウルー光明（クァンミョン）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー大田（テジョン）ー金泉亀尾（クムチョンクミ）ー西大邱（ソテグ）ー東大邱（トンテグ）ー慶山（キョンサン）ー密陽（ミリャン）ー勿禁（ムルクム）ー亀浦（クホ）ー釜山（プサン）
ソウル－東大邱までは京釜高速線、東大邱－釜山間は京釜線の在来線を走ります。
西大邱に停車時、金泉亀尾ー東大邱は京釜線の在来線を走ります。
１日８本運行（2023年12月現在）

Ｃ：ソウル－釜山（水原経由）
ソウルー永登浦（ヨンドゥンポ）ー水原（スウォン）ー大田（テジョン）ー金泉亀尾（クムチョンクミ）ー東大邱（トンテグ）ー慶州（キョンジュ）ー蔚山（ウルサン）ー釜山（プサン）
ソウル－大田間は京釜線の在来線、大田－釜山間は京釜高速線を走ります。
１日６本運行（2023年12月現在）

＜KTX慶全線＞
Ｄ：ソウル－東大邱ー昌原ー馬山ー晋州
ソウルー光明（クァンミョン）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー大田（テジョン）ー金泉亀尾（クムチョンクミ）ー西大邱（ソテグ）ー東大邱（トンテグ）ー密陽（ミリャン）ー進永（ジンヨン）ー昌原中央（チャンウォンチュンアン）ー昌原（チャンウォン）ー馬山（マサン）ー咸安（ハムアン）ー晋州（チンジュ）
ソウル－東大邱は京釜高速線、東大邱ー三浪津は京釜線の在来線、三浪津ー晋州は慶全線を走ります。
西大邱に停車時、金泉亀尾ー東大邱は京釜線の在来線を走ります。
１日１１本運行（2023年12月現在）

＜KTX東海線＞
Ｅ：ソウル－東大邱ー浦項
ソウルー光明（クァンミョン）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー大田（テジョン）ー金泉亀尾（クムチョンクミ）ー東大邱（トンテグ）ー浦項（ポハン）
ソウル～東大邱は京釜高速線、東大邱～浦項は東海線を走ります。
2015年4月2日から運行開始。
１日１０本運行（2023年12月現在）

＜KTX湖南線＞
F：龍山ー益山ー光州松汀ー木浦
龍山（ヨンサン）ー光明（クァンミョン）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー公州（コンジュ）ー益山（イクサン）ー井邑（チョンウッ）ー光州松汀（クァンジュソンジョン）ー羅州（ナジュ）ー木浦（モッポ）
龍山－光州松汀は湖南高速線、光州松汀ー木浦は湖南線の在来線を走ります。
全列車が停まるのは益山駅、光州松汀駅。
１日１６本運行（2023年12月現在）

G：龍山－益山ー光州松汀ー木浦（西大田経由）
龍山（ヨンサン）ー光明（クァンミョン）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー西大田（ソテジョン）ー鶏龍（ケリョン）ー論山（ノンサン）ー益山（イクサン）ー井邑（チョンウッ）ー光州松汀（クァンジュソンジョン）ー羅州（ナジュ）ー木浦（モッポ）
龍山－五松は京釜高速線、五松－光州松汀は湖南高速線、光州松汀ー木浦は湖南線の在来線を走ります。
全列車が停まるのは益山駅、光州松汀駅。
１日１本運行（2023年12月現在）

H：龍山－益山ー光州松汀ー木浦（西大田、金堤、長城経由）
龍山（ヨンサン）ー光明（クァンミョン）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー西大田（ソテジョン）ー鶏龍（ケリョン）ー論山（ノンサン）ー益山（イクサン）ー金堤（キムジェ）ー井邑（チョンウッ）ー長城（チャンソン）ー光州松汀（クァンジュソンジョン）ー羅州（ナジュ）ー木浦（モッポ）
龍山－五松は京釜高速線、五松－光州松汀ー木浦は湖南線の在来線を走ります。
１日２本運行（2023年12月現在）

＜KTX全羅線＞
ㅑ．龍山－益山ー全州ー麗水EXPO
龍山（ヨンサン）ー光明（クァンミョン）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー公州（コンジュ）ー益山（イクサン）ー全州（チョンジュ）ー南原（ナムウォン）ー谷城（コクソン）ー求礼口（クレグ）ー順天（スンチョン）ー麗川（ヨチョン）ー麗水EXPO（ヨスイクスポ）
龍山－五松は京釜高速線、五松ー益山は湖南高速線、益山－麗水間は全羅線の在来線を走ります。
１日１７本運行（2023年12月現在）

J．龍山－益山ー全州ー麗水EXPO（西大田経由）
龍山（ヨンサン）ー光明（クァンミョン）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー西大田（ソテジョン）ー鶏龍（ケリョン）ー論山（ノンサン）ー益山（イクサン）ー全州（チョンジュ）ー南原（ナムウォン）ー谷城（コクソン）ー求礼口（クレグ）ー順天（スンチョン）ー麗川（ヨチョン）ー麗水EXPO（ヨスイクスポ）
龍山－五松は京釜高速線、五松－益山は湖南線の在来線、益山ー麗水は全羅線の在来線を走ります。
龍山ー益山、龍山ー全州の区間運行もあります。
１日２本運行（2023年12月現在）。

＜KTX江陵線＞
K．ソウル－西原州ー珍富ー江陵
ソウルー清涼里（チョンニャンニ）ー上鳳（サンボン）ー楊平（ヤンピョン）ー西原州（ソウォンジュ）－万鍾（マンジョン）ー横城（フィンソン）ー屯内（トゥンネ）ー平昌（ピョンチャン）ー珍富（チンブ）ー江陵（カンヌン）
ソウル－西原州は中央線、西原州－江陵は江陵線を走ります。
一部のKTXは清凉里駅発着となります。
１日２２本運行（2023年12月現在）

L．ソウル－西原州ー珍富ー東海
ソウルー清涼里（チョンニャンニ）ー上鳳（サンボン）ー楊平（ヤンピョン）ー西原州（ソウォンジュ）ー万鍾（マンジョン）ー横城（フィンソン）ー屯内（トゥンネ）ー平昌（ピョンチャン）ー珍富（チンブ）ー正東津（チョンドンジン）ー墨湖（ムッホ）ー東海（トンヘ）
ソウル－龍山は京釜線、龍山ー西原州は中央線、西原州－珍富は江陵線、珍富ー東海は嶺東線を走ります。
一部のKTXは清凉里駅発着となります。
１日８本運行（2023年12月現在）

＜KTX中央線＞
M．ソウルー西原州ー安東
ソウルー清涼里（チョンニャンニ）ー上鳳（サンボン）ー楊平（ヤンピョン）ー西原州（ソウォンジュ）ー原州（ウォンジュ）ー堤川(チェチョン）ー丹陽（タニャン）ー豊基（プンギ）ー栄州（ヨンジュ）ー安東（アンドン）
ソウルー龍山は京釜線、龍山ー安東は中央線を走ります。
ソウルー西原州間は江陵・東海発着のKTXと連結運転を行います。
一部のKTXは清凉里駅発着となります。
１日８本運行（2023年12月現在）

＜KTX中部内陸線＞
N．板橋ー夫鉢ー忠州
板橋（パンギョ）ー夫鉢（ブパル）ー加南（カナン）ー甘谷長湖院（カムゴッチャンホウォン）ー仰城温泉（アンソンオンチョン）ー忠州（チュンジュ）
板橋ー夫鉢は京江線、夫鉢ー忠州は中部内陸線を走ります。
１日４本運行（2023年12月現在）

＜SRT京釜線＞
O．水西ー東大邱ー釜山
水西（スソ）ー東灘（トンタン）ー平沢芝制（ピョンテッチチェ）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー大田（テジョン）ー金泉亀尾（クムチョンクミ）ー西大邱（ソテグ）ー東大邱（トンテグ）ー慶州（キョンジュ）ー蔚山（ウルサン）ー釜山（プサン）
水西～天安牙山は水西平沢高速線、天安牙山～釜山は京釜高速線を走ります。
西大邱に停車時、金泉亀尾ー東大邱は京釜線の在来線を走ります。
１日３５本運行（2023年12月現在）

＜SRT慶全線＞
P．水西ー東大邱ー昌原ー馬山ー晋州
水西（スソ）ー東灘（トンタン）ー平沢芝制（ピョンテッチチェ）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー大田（テジョン）ー金泉亀尾（クムチョンクミ）ー東大邱（トンテグ）ー密陽（ミリャン）ー進永（ジンヨン）ー昌原中央（チャンウォンチュンアン）ー昌原（チャンウォン）ー馬山（マサン）ー晋州（チンジュ）
水西～天安牙山は水西平沢高速線、天安牙山～東大邱は京釜高速線、東大邱～三浪津は京釜線の在来線、三浪津～晋州は慶全線を走ります。
１日２本運行（2023年12月現在）

＜SRT東海線＞
Q．水西ー東大邱ー浦項
水西（スソ）ー東灘（トンタン）ー平沢芝制（ピョンテッチチェ）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー大田（テジョン）ー金泉亀尾（クムチョンクミ）ー東大邱（トンテグ）ー浦項（ポハン）
水西～天安牙山は水西平沢高速線、天安牙山～東大邱は京釜高速線、東大邱～浦項は東海線を走ります。
１日２本運行（2023年12月現在）

＜SRT湖南線＞
R．水西－益山ー光州ー木浦
水西（スソ）ー東灘（トンタン）ー平沢芝制（ピョンテッチチェ）ーー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー公州（コンジュ）ー益山（イクサン）ー井邑（チョンウッ）ー光州松汀（クァンジュソンジョン）ー羅州（ナジュ）ー木浦（モッポ）
水西～天安牙山は水西平沢高速線、天安牙山～五松は京釜高速線、五松～光州は湖南高速線、光州～木浦は湖南線の在来線を走ります。
１日９本運行（2023年12月現在）

＜SRT全羅線＞
S．水西ー益山ー全州ー麗水
水西（スソ）ー東灘（トンタン）ー平沢芝制（ピョンテッチチェ）ー天安牙山（チョナンアサン）ー五松（オソン）ー公州（コンジュ）ー益山（イクサン）ー全州（チョンジュ）ー南原（ナムウォン）ー谷城（コクソン）ー求礼口（クレグ）ー順天（スンチョン）ー麗川（ヨチョン）ー麗水EXPO（ヨスイクスポ）
水西～平沢は水西平沢高速線を走り、平沢～五松は京釜高速線、五松～益山は湖南高速線、益山～麗水は全羅線を走ります。
１日２本運行（2023年12月現在）

ＫＴＸの新駅
ＫＴＸ開通にあたって、以下の駅が新設されました。また、既存の駅もＫＴＸの開通に合わせ、リニューアルされています。

◯光明駅（クァンミョン）
ＫＴＸの開通時に新設されました。
ｋTX京釜線、慶全線、東海線、湖南線、全羅線が停車します。
地下鉄１号線支線と接続しています。

◯天安牙山駅（チョナンアサン）
ＫＴＸの開通時に新設されました。
KTX京釜線、慶全線、東海線、湖南線、全羅線が停車します。
SRT京釜線、慶全線、東海線、湖南線、全羅線が停車します。
地下鉄１号線と接続しています。

◯五松駅（オソン）
2010年11月1日の東大邱⇔釜山間開通に合わせて、新設されました。
KTX京釜線、慶全線、東海線、湖南線、全羅線が停車します。
SRT京釜線、慶全線、東海線、湖南線、全羅線が停車します。
在来線の忠北線と接続しています。

◯金泉亀尾駅（クムチョンクミ）
2010年11月1日の東大邱⇔釜山間開通に合わせて、新設されました。
KTX京釜線、慶全線、東海線が停車します。
SRT京釜線、慶全線、東海線が停車します。
接続線はなし、ＫＴＸのみ停車します。

◯慶州駅（キョンジュ）
2010年11月1日の東大邱⇔釜山間開通にともない、新設されました。
新設当初KTXのみの停車でしたが、2021年12月28日から東海線の駅（慶州駅）が移転、接続しています。
2023年12月28日、「新慶州駅」から「慶州駅」に改称しました。
KTX京釜線、SRT京釜線が停車します。
在来線の東海線が接続しています。

◯蔚山駅（ウルサン）
2010年11月1日の東大邱⇔釜山間開通にともない、新設されました。
接続なし、KTXのみ停車。
はなれたところにある東海線の蔚山駅は「太和江（テファグァン）駅」に改称しました。
KTX京釜線、SRT京釜線が停車します。
接続線はなし、ＫＴＸのみ停車します。

◯浦項駅（ポハン）
2015年4月2日、東大邱－浦項のKTX開通にともない、旧駅から移動、新設されました。
KTX東海線、SRT東海線が停車します。
在来線の東海線が接続します。

◯公州駅（コンジュ）
2015年4月2日、ＫＴＸ湖南高速線の開通時に新設されました。
KTX湖南線、全羅線が停車します。
SRT湖南線、全羅線が停車します。
接続線はなし、ＫＴＸのみ停車します。

＜龍山／ソウル－幸信＞
龍山ー幸信（ヘンシン）
ソウルー幸信（ヘンシン）

一部KTXは、ソウル駅または龍山駅から車庫のある京義線幸信（ヘンシン）駅まで運行します。
停車駅はなし。

※龍山／ソウル－仁川国際空港は廃止
KTXはかつて空港鉄道に乗り入れ仁川空港第２ターミナル（インチョンコンハンイトミノル）駅まで運行してしましたが、２０１８年９月に乗り入れを中止、廃止されました。

－どこから乗るの？

ソウルからKTXに乗るとは、大邱・釜山方面と木浦・光州方面では、乗車駅が異なります。

KTX京釜線（大邱、釜山方面）
KTX慶全線（馬山、晋州方面）
KTX東海線（浦項方面）
KTX江陵線（江陵、東海方面）
KTX中央線（安東方面）
ソウル駅から乗車します。地下鉄1号線と4号線、空港鉄道、京義中央線が接続しています。
ソウル駅は３ＦにKTX専用乗車口がありますが、２Ｆからも乗車できます。

KTX湖南線（木浦、光州方面）
KTX全羅線（全州、麗水方面）
竜山（ヨンサン）駅から乗車します。地下鉄1号線、京義中央線が接続しています。

KTX江陵線（江陵、東海方面）
KTX中央線（安東方面）
清涼里（チョンニャンニ）駅から乗車します。地下鉄１号線、京義中央線、京春線が接続しています。

釜山からKTXに乗るときは、釜山駅の２階の中央入口から乗ります。

・・・キャンセル、変更、払い戻し
出発前であれば、インターネットでの払い戻しは可能です。
出発後は駅の窓口のみとなります。

★予約キャンセル時の払い戻し手数料
＜インターネットで購入時＞出発2日前まで：無料／1日前～1時間前まで：400ウォン／1時間前～出発時間まで： 10%／出発後20分まで：15%（自動取り消し）
＜駅の窓口で購入時＞出発2日前まで：400ウォン／1日前～1時間前まで：5%／1時間前～出発時間まで： 10%／出発後20分まで：15%／出発後60分まで：40%／到着時間まで：70%

★予約変更時の手数料 
＜インターネットで購入時＞出発2日前まで：無料／1日前～1時間前まで：400ウォン／1時間前～出発時間まで： 10%／出発後：変更不可
＜駅の窓口で購入時＞出発2日前まで：400ウォン／1日前～1時間前まで：5%／1時間前～出発時間まで： 10%／出発後20分まで：15%／出発後60分まで：40%／到着時間まで：70%
※変更手数料が400ウォン以下の場合、最低変更手数料400ウォンが適用されます。
※モバイル乗車券は出発時間までは携帯電話で払い戻し可、出発後は駅で本人確認後払い戻し。

★列車遅延時の払い戻し
KTXの到着が遅延したときは、遅延時間により一定金額が払い戻しされます。
＜20-40分遅延時＞運賃の12.5％払い戻し／次回乗車時25%割引
＜40-60分以上遅延時＞運賃の25％払い戻し／次回乗車時50%割引
＜60分以上遅延時＞運賃の50％払い戻し／次回乗車時100%割引
※台風、地震、洪水など不可抗力の場合は除く

−さまざまな割引制度もあり

旅行者が使いこなすにはなかなか難しいものの、さまざまな割引運賃も設定されました。在韓の日本人やビジネスでよく訪れる方はうまく使えばかなりおトクになるかも。

★自由席割引
自由席に乗車の場合、5％割引。
※購入した乗車券の表示時刻から前後1時間以内に利用可能です。
※自由席乗車券は乗車日２ヶ月前から駅、旅行社で購入できます。購入時は乗車日と出発時間を指定します。
※自由席から座席指定席に変更を希望するときは、乗務員を通して差額を支払えばすぐ座席が指定できます。
※旧正月、旧盆区間は自由席はありません。

★団体割引
１０名以上の団体は10％割引

★早割
＜平日（月～金）＞ 30日以上前 ：20％割引／29～15日前 ：10％割引
＜土日祝＞  30日以上前 ：10％割引／29～15日前 ：5％割引
※早割期間中に決済する場合のみ。
　例）4月1日に6月1日のチケットを予約した場合、クレジットカードや駅窓口などで4月30日までに決済しなければなりません。
※名節期間（旧正月、秋夕）には適用されません。

★同伴席割引
一般席の真ん中にあり向い合って座る4席については、1セットで販売。
大人4名の場合、37.5％割引。

 ★平日定期乗車券割引
月曜日から金曜日の料金を、45-60%割引

★同伴乳児座席券割引
乳児（４歳未満）をつれた人が乳児用に座席を確保した場合、大人運賃の75％割引で乗車可。

★自動販売機利用時割引
駅に設置された自動発券機で切符を購入時、運賃の1％割引。

★モバイル乗車券割引
オンライン（インターネット）を利用して切符を購入時、運賃の2％割引

★KTX－セマウル号／ムグンファ号乗り継ぎ割引
KTXからセマウル号またはムグンファ号に乗り換え、KTXが無停車の駅に向かう場合、セマウル号、ムグンファ号の料金が30割引になります。
※乗り換え駅に到着後１０分～５０分以内に出発する列車に乗車時のみ適用されます。

★ＫＲパスもKTXに乗車できます
ＫＲパス（KOREAN RAIL PASS）でもKTXのGeneral Seat に乗車できます。
※一般席（Economy Seat ）をのぞく。

★日韓共同乗車券はKTXが割引になります。
※日韓共同乗車券は、KTXが３０％割引になります。

★コリアレール＋ビートルパス
福岡－釜山を結ぶ高速船ビートル＋KTXの乗車券をセットで購入出来ます。
※KTXの座席指定は韓国の駅で行う必要があります。特室以外の指定が可能です（旧正月、秋夕、元旦、夏休みを除く）
※博多港国際ターミナル ビートルカウンターにて発売。
韓国からはKTX＋コビー連携商品もあります。

○後ろ向きはいや！
これも高速を出すために車両を小さくしたため回転するスペースまでとることができなかったというのが事実らしいですが、セマウル号は楽々方向転換ができたため、これも不満が多いよう。特に時速３００ｋｍで後ろ向きはよろしくないようで、後ろ向きの場合は運賃が割引されることになりました。

○トンネルがうるさい！
フランスのＴＧＶ路線にはトンネルがない。ということでトンネルの騒音対策などあるはずがない。トンネルに突入時の騒音はかなり不快なもの。これも次期開発に期待しましょう。

○よく遅れる！
最初はとにかく遅れたKTX。運行上の問題や機械のトラブルもあったようですが、ついに遅れた場合は遅延時間に応じて運賃が払い戻しされることになりました。しばらく、遅れたというニュースはきかなくなりましたが、日常的に数分の遅れがでています。セマウル号もよく遅れていたので、これは構造的な問題かも。

○電磁波？
日本でも最近話題の電磁波被害。KTX高速路線の周辺で、乗車中に、電磁波の障害が起きるのではないかといろいろ心配されています。

○駅の周辺が未整備、本数が少ない！
KTXの開通で新設された光明駅、天安牙山駅はまだ駅の周りに何もなく、しかも本数が少ないため通勤にも使えない・・・という状態。またKTXを当初の予定運行本数より減らしたために、列車の本数がかえって減ってしまった街もあるそう。一時減らしたセマウル、ムグンファ号とも増便されましたが、KTXと既存の交通機関との連携や整備はこれからの課題。 結果、光明駅はＫＴＸ以外の電車も運行されるようになり、天安牙山駅は在来線（長項線）に連絡用の駅（牙山駅）が２００７年３月に新設されました。

今後は全国、全世界に！
2014年に仁川国際空港に乗り入れ、2015年には湖南高速線、2017年には京江線が開通。また釜山や光州、浦項、麗水、江陵だけでなく、全国にＫＴＸを運行する話が進んでいます。
またさらに先の話をすれば、ゆくゆくは北に延びて北京、モスクワ、最後はパリ、ロンドンまでKTXで。そんな遠大な計画もあるようです。

−おまけ・KTXをソウルで見よう！撮影ポイント

○国鉄（１号線）衿川区庁駅～禿山駅の間
桜通りの途中。春には桜と一緒にKTXの写真が撮れます。 ただ金網が設置されたため、以前よりは見づらくなりました。

○国鉄（１号線）衿川区庁駅
高禄路線に入る前、スピードがあがったKTXがホームから見られます。

○西小門公園近くの踏切
車庫と往復するKTXが見られます（写真は通勤列車とITXセマウル号）。
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−おまけ２： 釜山のKTX撮影ポイントと面白風景

釜山でのKTXベスト撮影ポイントは、凡一洞（ポミルトン）の鎮市場（チンシジャン）近くの踏み切り。自動車が一時停止せず、前の車がいてもかまわず進入するの光景にカルチャーショックを受けていると、警報機が鳴るやいなや、係員さんが駆け出して車を統制。日本ではなかなか見られない風景でしょう？
遮断機が下りるのが、進行方向の車線のみなので、それとなく踏み切り係りさんに了解をとりつつ、常識的な範囲（1ｍ以内）で踏み切りの中に入れば、いい構図の写真が撮れるかもしれませんよ。