世界中の貴重な名車がズラリ!自動車文化の歴史と文化を後世に伝える博物館
こんにちは!ソウルナビです。皆さんは博物館といえばどんなイメージをお持ちですか?その国や土地の歴史を見ることができたり、発掘されたものが展示されてたり。韓国にもたくさんの博物館があり、「警察博物館」や「ホ・ジュン博物館」「マンガ博物館」など、ちょっと変わった面白い博物館もたくさんあるんです。今日はそんなちょっと変わった博物館の中でも、自動車と交通手段にスポットを当てた交通博物館をご紹介したいと思います!マニアなら垂涎必死の貴重な自動車がズラ~リと惜しげもなく展示され、自動車に興味がある人はもちろん、興味がない人もちゃんと楽しめる交通博物館なんです。さっそくナビと一緒に行ってみましょう~!ブーブー!
エバーランドから無料シャトルバス有り!
交通博物館があるのはソウルのお隣、京畿道(キョンギド)の龍仁(ヨンイン)市。遊園地の「エバーランド」からは車で5分ほどの距離にあります。エバーランド正門のチケット売り場前から無料のシャトルバスが出ているので、そちらを利用すると便利です!
こちらの博物館、正式名称が「三星火災交通博物館」。どうりで建物がステキだと思った~さすが、韓国を代表するサムソングループ!
館内だけではなく、建物の周りも見どころがたくさん!まず目に飛び込んでくるのがシルバーにペイントされたクラッシックカーの数々。SL列車や飛行機も展示されていて、SL列車前の階段を下って行くと、子供たちが交通安全について楽しく学べる広場もあるんですよ~!
「交通博物館」とは
こちらの博物館は1998年5月に開館。人類文明の発達において重要な役割を果たしてきた“長距離移動手段”の自動車・鉄道・船舶にスポットをあてた博物館です。特に自動車の歴史を研究し、多様な自動車文化の紹介、伝達をし、後世に伝えることを目的にしています。また、子供たちを交通事故から守るために、交通安全教育などのプログラムも実施されています。やっぱり保険会社の博物館らしい!
週末には案内デスク前からガイドツアーも実施されています。(韓国語)
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入口横にはロッカーも完備。手ぶらで楽しめます。
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では、館内を順番に見て行きましょう~!
◇◆ロビー展示場◆◇
“自動車の美しさ”をテーマに、自動車を単なる移動手段としてではなく、製作された時代の文化を映しだす美しい芸術として捉えた展示をしています。またベンツファンにはたまらない、ベンツ300SLのクーペとロードスターも展示、歴史も知ることができます。
ロビー展示では、実際に座席に座ってみることができま~す!
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あら、後部座席がこんなところに!
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昔は木のスポークだったんですねぇ
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スペアタイヤを固定するバンドもオッシャレ~
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メルセデスベンツ300SLロードスター(1957年)
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内装も豪華!白いハンドルにキャメル色の本革がステキ♪
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メルセデスベンツ300SLクーペ(1955年)ガルウィング、かっくいい~!
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チェックのシートは、この時代ではめちゃくちゃオシャレだったでしょうねー
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◇◆映画の中の自動車◆◇
“映画の中の自動車”として「バックトゥザフーチャー」や「ラブ・バック」に登場する自動車たちも映画のシーンそのままに再現!こちらも見どころです!
あ!デロリアンだ!!
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博士、アップにしてみました。
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細かいところまで再現されてます。
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DMC-12、懐かしいですっ
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ラブ・バックは1969年に公開された映画だそう。お父さん世代は知ってるかな?
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こちらもアップにしてみました。
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◇◆主展示場◆◇
自動車産業発展の歴史がわかるブース。“プレミアム”“パブリック”“スポーツ”と、近年になって価値が高まった“クラシックカー”、そして“韓国の自動車”の全5テーマに分けて展示されています。広いブースに40台以上のプレミアムカーが展示されているのは圧巻です。
大衆車の先駆け、VWビートル。
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こちらもお馴染み・ミニクーパー。
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ポルシェ911ターボカブリオレ(1993年)
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このグラマラスなフェンダーがたまりませんっ!
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BMW3.0CSL(1972年)BMWの遍歴はキドニーグリルの遍歴でもあります。
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なんとこちらもBMWなんですよ!あれ?ドアが無いけど・・?前から乗り降りするそうです。
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名車といえば、やはり日本勢も加えてもらわなきゃ!日本が世界に誇るロータリーターボ、マツダRX-7。
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スポーツカーには、やっぱりレカロシートがよく似合う。
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おっ!これはホンダNS-Xではないですか!
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欧米仕様なのでエンブレムはアキュラになっています。
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◎韓国の自動車たち
ここでちょっと韓国車についてご紹介~!
GMKセマウルトラック(1977年)
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KIAブリサーK-303(1979年)
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KIAマスターK-600(1969年)ミゼットみたいですね~。農村でたくさん走ってたことでしょう。
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クッジェ始発自動車(2007年)車体横に書かれたハングルは若干放送禁止用語ですが、大丈夫なんでしょうか??
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◇◆2番街ストーリー◆◇
ロビー展示場の奥の方には、自動車の革命時期と言われる1920~30年代の西洋の街並みを再現。その時代に一気にタイムスリップしちゃいます!
ガソリンスタンドってこんな感じだったんですね~
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こちらは自動車部品&修理工場を再現。右側に写ってる赤い車は日本のダットサンでした。
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お約束でまたアップにしてみました。
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こちら自動車部品店のアジョッシ。
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◇◆自動車体験コーナー◆◇
子供から大人まで楽しめる自動車の体験コーナー。エンジンや吸気・排気のしくみ、駆動方法などをわかりやすく解説、展示物を使って体験することができます。
いろんな体験ができて楽しい♪
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ハンドルを操作すると駆動の仕組みがわかります。
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サスペンションってどういうふうになってるか知ってました?
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ブレーキの仕組みを知ると、安全運転に役立つかも?!
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◇◆世界の自動車歴史◆◇
世界で初めて自動車が考案されてから、2010年までの自動車に関する主要な出来事をまとめたコーナー。
レオナルド・ダヴィンチが1482年に考案したギア式自動車。スケッチをもとに再現したもの。
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ベンツ特許車。1886年に作られた世界発のガソリン車で、最高速度は16キロだそうです・・
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一見馬車っぽいですが、座席の後ろにエンジンが。ミッドシップですな。
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自動車以外の展示も精巧に作られていて、見ていて楽しいデス。
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◇◆鉄道・船舶の歴史◆◇
◇◆喫茶コーナー◆◇
※カフェは週末のみ営業です。
いかがでしたか?最近は単なる交通手段だけではなく、もはやファッションになってしまったと言っても良いほど個人個人がこだわりを持って乗っている自動車。こちらの交通博物館で自動車の歴史を知ってみると、最近だけじゃなく、ずーっと昔から自動車はその時代を象徴する最先端のファッションだったことがよくわかりました。現代ではハイブリッドや電気自動車など地球環境を考慮した自動車が生まれ、いつかガソリン車も過去のものになってしまうのかも。そんな自動車と交通手段の歴史と文化に触れることができる交通博物館。たまにはこんな変わった博物館見学も楽しいのでは?以上、三星火災交通博物館ですっかり自動車に詳しくなったソウルナビがお伝えしました~!