パクチソン選手の特設コーナーもあり!韓国のサッカーの歴史が感じられる貴重な博物館!!
こんにちは、ソウルナビです。19世紀、初めて韓国に伝わったサッカー!その後、2002ワールドカップ開催を機にアジア初の4強入りや、オリンピックで銅メダルに輝くなど、もはや韓国では国民的スポーツに成長してきたサッカー!街が真っ赤になり「テ~ハミング」と叫ぶ「赤い悪魔」の応援もお馴染みですよね!?今日はカルビが有名な水原にあるサッカー専門の博物館「水原ワールドカップ競技場サッカー博物館」をご紹介しましょう!こちらの博物館には国民的サッカー選手でもあるパク・チソン選手に関する資料や、歴代ワールドカップで使用されたユニフォームやスパイクなど貴重な資料がたくさん!一体どんな博物館か気になりますよね?それではさっそく行ってみよ~
博物館は、水原ワールドカップ競技場の中にアリ!
「水原ワールドカップ競技場サッカー博物館」があるのはソウル郊外の街、水原(スウォン)。ソウルから地下鉄1号線に約1時間乗り、水原(スウォン)駅で下車。さらに、水原ワールドカップ競技場までバスで約25分。水原サッカー博物館は、その水原ワールドカップ競技場の中にあります。競技場の隣りにはゴルフ場や結婚式場、スポーツジムや大きな広場があり、広場ではフリーマーケットや民俗イベントなども行われるなど、市民の憩いの場にもなっています!または周辺には食堂や居酒屋もたくさんあり。バスに乗れば水原華城や韓国民俗村(ハングッミンソクチョン)、エバーランドなどの観光名所にも行くこともできます。
水原サッカー博物館って?
「水原ワールドカップ競技場サッカー博物館」は韓国のみならず、世界のサッカーに関する歴史を紹介するために作られた博物館。1882年、韓国で初めて使用されたスパイクやサッカーボール、韓国サッカー界の英雄でもあるパク・チソン選手の記念コーナーや北朝鮮コーナー、2002ワールドカップコーナーなど韓国サッカーの歴史はもちろん、日本を含む世界のサッカーの歴史を知ることができる11のコーナーに分かれています。
ちなみに団体の場合、事前に予約し希望すればワールドカップ競技場の中や選手控え室なども見学することができます。競技場見学を希望される場合は必ず事前に予約しましょう。
それでは博物館を詳しく紹介♪
○○○ロビー・ブックカフェ・パク・チソンコーナー○○○
入口から入るとロビーと受付があり、左はブックカフェ、右にはパク・チソンコーナーに分かれています。ロビーでは2002ワールドカップの韓国代表選手と記念写真を撮ることができ、左にあるブックカフェではサッカーの歴史を知ることができる本や雑誌、パソコンなどがあり、国内外のサッカー情報を閲覧できるようになっています。右には水原出身の英雄パク・チソン選手のコーナーがあり、少年時代の貴重な日記や写真、プロになってからの歴代ユニフォームすべてが展示されています。Jリーグの選手時代に使用した京都パープルサンガのユニフォームもありましたよ!
<ロビー・ブックカフェ>
選手になりきって撮影!?
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ゆっくりくつろげるブックカフェ
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<パク・チソンコーナー>
○○○韓国サッカー歴史コーナー・サッカーボール製造コーナー○○○
韓国における近代サッカーは朝鮮時代末期、イギリスの船員から伝わったといわれています。歴史コーナーにはイギリス兵からもらい韓国で初めて使用されたスパイクや1950~1970年代に製造されたサッカー用具、1960年代のサッカー韓国代表選手団の名簿(原本)などが展示されています。サッカーボール製造機械コーナーには1950年代のサッカーボールがどのように製造されていたのかが分かるようになっています。韓国サッカーの始まりの証拠でもある貴重な展示品を、ゆっくり見ていきましょう!
○○○2002ワールドカップコーナー○○○
コーナーに行くと、まずド迫力の黄金の足たちが!こちらはKリーグの歴代得点王の足型を展示したもので、みんな特徴的な足の形!歴代得点王の足の形をじっくり観察するのも楽しいかも!?そして奥に行くと2002年ワールドカップで新たな歴史をつくった韓国国家代表24人全員の顔型や模型などがずらり!!2002年当時の熱狂、興奮ぶりをこちらで感じることができます!
○○○決勝ゴール記念球コーナー・歴代公式球コーナー○○○
2002年6月18日、ベスト16の韓国対イタリア戦でアン・ジョンファン選手が延長戦の末に決勝ゴールを決め、韓国はベスト8へ進出!韓国では歴代最高の名勝負といわれた試合で実際に使用されたボールや警告カードが展示されています。決勝ゴール記念というよりほとんどアン・ジョンファン選手コーナーみたい!?横には歴代ワールドカップ公式球がずらりと並べられています。
○○○北朝鮮サッカーコーナー○○○
北朝鮮のサッカー資料があるのは韓国で唯一という貴重な展示コーナー!1966年、ベスト8に進出し奇跡と言われたイングランドワールドカップの当時の資料や、その他の大会で使用された直接サインユニフォームや写真などが展示され、韓国ではここでしか見れない、北朝鮮のサッカー関連のコーナーになっています。
○○○1954年スイスワールドカップコーナー○○○
1954年のスイスワールドカップといえば、韓国がワールドカップに初めて参加した記念すべき大会!当時、アメリカの輸送機に乗ってスイスに向かった韓国代表。結果は2戦2敗16失点0得点・・・ここには当時の代表監督で韓国サッカーの父と言われる故金容植(キム・ヨンシク)監督のメモや関連記事、代表選手のサインなどが展示されています。また日本との予選など当時の日韓戦の様子を記録した記事なども展示されています。
○○○ユニフォームコーナー○○○
ここには歴代の韓国代表チームユニフォームと世界各国の代表ユニフォームが展示されています。1960年代から2002年までの様々なユニフォームが展示されています。日本代表のユニフォームもここで発見!
○○○競技場観覧○○○
団体で事前予約された場合、水原ワールドカップ競技場の内部のほとんどすべてを観覧することができます!ピッチの中に入って競技場の中を見たり、選手のロッカールームやシャワー室など普段絶対見ることのできない内部が丸裸に!?
☆よく見る彼らの正体とは??☆
2002年ワールドカップの時に韓国でよく見かけたこのキャラクター。意外と彼らの正体を知らない人が多いよう・・・ココで少しだけ紹介しちゃいましょう!この銅像にはそれぞれ意味があり、中央の黄色で作られちょっと偉そうなのがFIFA(国際サッカー連盟)を表し、ブルーの彼が日本、赤色が韓国を表しているとか!
いかがでしたか?2002年ワールドカップ開催のため建設された水原ワールドカップ競技場にある、サッカー博物館。すでに10年以上の時が経ち、今ではただ試合をするだけの競技場に、歴史を保存し展示するための博物館が生まれたのはナビ的にちょっと感動でした。今ではワールドカップに出場するのはさほど難しくないように言われているけれど、少し前までは夢のような世界だったことが特に感じられました!サッカーの歴史が感じられる博物館。興味のある方は是非一度行ってみてくださいね!以上、実はサッカー好きのソウルナビがお伝えしました~!