カフェやレストランも充実!伝統的な風景に囲まれた現代アートの美術館!
こんにちは!ソウルナビです。皆さんはもう足を運ばれましたか?景福宮の東側、軍関連施設のあった広大な敷地に約4年の長い工事を経て2013年11月にオープンした「国立現代美術館ソウル館」!ソウル郊外の果川(クァチョン)にも国立現代美術館がありますが、こちらは徳寿宮の中にある徳寿宮美術館と共に、ソウルでより現代アートにたくさん触れられるように、そして景福宮や昌徳宮の間に親しめる複合文化スペースを造ることをコンセプトに建てられた美術館。展示は21世紀の現代美術作品とメディアアート(テクノロジーをアートに取り入れ表現するアート)がメイン。現代アートってなんだか敷居が高そう・・・って尻込みしがちだけど、ステキな空間でひとときを過ごしたい方にオススメのスポット!それではナビと一緒にいってみよう!
韓国の歴史文化遺産に囲まれたモダン空間
「ソウル館」は仁寺洞や北村地区の玄関駅でもある地下鉄3号線アングク(安国)駅から歩いて約15分。景福宮の中にある国立民俗博物館と道を挟んで向かい側に位置しています。景福宮、昌徳宮、そして北村韓屋村という韓国の歴史文化遺産にぐるりと囲まれながら、地上3階、地下3階のモダンな建物がうまーく調和しています。地下2、3階には駐車場が、地下1階から3階までは8つの展示室にメディア室、マルチプロジェクトホール、映画館、カフェテリア、フードコートなどが入っています。
「ソウル館」の大きな特徴としてあげられるのが、開放的な空間構成。地下がとっても広く、周辺の道路のどこからでも美術館に入れるように、あちこちに出入口があります。三清洞から歩いてきて建物の裏から入ってもよし、景福宮を見学してから正門から入ってもよし、また美術館の間を横切ってもよし。カフェにでもいくような感覚で出入りできる美術館ってありそうでなかなかないかも。
ちなみに美術館の裏手の建物は?聞いてみるとここは朝鮮王朝時代、王族を管理していた役所、宗親府(チョンチンブ)があったとのこと。今回、美術館の開館といっしょに一部が復元されました。
美術館の中は
それでは、美術館の中に入ってみましょう!景福宮側から入るとすぐ右側に荷物預かりコーナーがあって、正面にロッカー、そして両サイドにギャラリーショップが並んでいます。無料ロッカー(好みの4桁数字入力式)に荷物を預けて奥に進むと、とっても広い空間が。真ん中に総合案内カウンターとチケット販売コーナーがあります。当日チケット購入のタッチパネルがありますが、韓国語のみの案内となっています。
総合案内カウンターに各種パンフレットがあり、日本語の簡単な美術館紹介パンフもあるのでゲットしておきましょう。館内の映画館の上映内容や、イベントお知らせ関連のパンフレット(韓国語、一部英語併記)もこちらにあります。
迷路のような美術館を楽しもう!
ソウル館は入口から順路どおりに進んで、はい出口、終わりというスタイルの美術館とは違い、迷路のようになっていて、どこをどこから見ていいのか正直わからない(汗)けれど、自分の観たいところを好きなように歩いて好きなように観る、それでOK!展示室は全部で8つ。1階に第1展示室、地下1階に第2~7展示室、そして2階に第8展示室があります。そして地下1階がソウル館のメイン展示空間。外から光がいっぱい降りそそぎ、地下であることを忘れてしまいそう!
展示室間の移動途中にも大型アート作品やメディアアート、公演芸術、工芸アートなど、いろいろなジャンルの作品が展示されています。こちらもチェックしてみてください。
おしゃれなカフェやフードコートも
ソウル館のイチオシポイントは、カフェやレストランが充実していること!ソウル館中央にある広場に面した「cafee GRANO / カフェグラーノ」は、景福宮側が総ガラス張りの開放感あふれるカフェレストラン。狎鴎亭に本店を構えるイタリアンレストラン「GRANO」の分店で、本格的なイタリアンが食べられるととっても人気なんですって。
また広場の左側にある四角い建物(教育棟)の1階にある「FOOD COURT SEOUL/フードコートソウル」では、しっかりした韓国料理からベーカリー、パッピンスや韓国風おしるこなどの韓国スイーツが楽しめます。とても入りやすい雰囲気で、明るくておしゃれ!お値段も周辺のレストランやカフェに比べるとリーズナブルな設定になっています。そして、三清洞方面へとつながる通路の途中にあるのが「オソルロクティーハウス」。観光客にも人気の「オソルロク」プロデュースのブックカフェスタイルで、こちらでおいしいお茶ドリンクでも飲みながら、まったりするのもいいかも!
フードコート内のカフェコーナー
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オソルロクティーハウス
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ミュージアムグッズはギャラリーショップで
美術館といえば、やっぱりミュージアムグッズが気になりますよね。「ソウル館」では正門入口をすぐ入って左右にあるギャラリーショップの一部でグッズを販売しています。「National Museum of Modern and Contemporary Art (国立現代美術館)」の頭文字をあわせた「MMCA」グッズも。シンプルなモノトーンベースなので、お土産として喜ばれるかも?
現代アートはなんだかよくわからないと思われがちですが、「ソウル館」は周辺の歴史文化遺産見学、そして三清洞散策のついでにちょっと寄っていける気軽さがなんといっても魅力!展示されている作品を難しく考えず、展示している空間を迷路のように迷いながら鑑賞した後、疲れたらおしゃれなカフェで一休みしちゃいましょ!「国立現代美術館」では平日、果川館と徳寿宮美術館、ソウル館を往復する無料シャトルバスを運行しています。時間に余裕のある方は一日かけてアートツアー、なんていかがでしょうか?韓国の歴史文化遺産と現代アートの共存する「ソウル館」とその周辺で、韓国の伝統とモダンをいっぺんに満喫しにてみませんか?以上、ソウルナビがお伝えしました!