韓国精進料理文化体験館

ハングッサチャルウムシッチェホムグァン한국사찰음식체험관

閉店・移転、情報の修正などの報告

仁寺洞で精進料理を見て作って体験しよう!

こんにちは、ソウルナビです。皆さんは精進料理に興味はありますか?精進料理とは仏教の戒律に基づき動物性の食材を避け野菜や豆類を使って調理した料理のこと。韓国でも仏教が受け入れられて以来、発展してきた精進料理。韓国スタイルの精進料理はお寺で食べる食事という意味で「サチャル(寺刹)料理」と呼ばれています。肉類は一切使わず、菜食が中心で、五辛菜(ネギ、ニンニク、ニラ、ホンゴ)を避け、刺激の強い香辛料や調味料を使わないサチャル料理(精進料理)。心も体もほっとできる優しい味のサチャル料理は近年、韓国でもヘルシーな料理として注目されているんです。今日は韓国の精進料理のすべてがわかるスポット「韓国精進料理文化体験館」をご紹介します。2015年12月にオープンしたこちらは韓国でも有名なお寺である「曹渓寺(チョゲサ)」がプロデュースする体験館。精進料理を見て、作って、学べると密かに人気なんですって。それでは、さっそくいってみましょう~

仁寺洞や三清洞、北村の玄関駅、安国駅からすぐ!


体験館があるのは韓国を訪れる外国人にも人気の仁寺洞(インサドン)や三清洞(サムチョンドン)、北村(プッチョン)エリアの玄関駅である地下鉄3号線アングク(安国・Anguk・328)駅の1番出口から徒歩1分。モダンなビルの2階。曹渓寺からも近いところにあます。中に入るとすぐ左手に案内デスクがあり、ワンフロアに精進料理をテーマにした展示スペース、教育スペース(講義などが行われるところ)、体験スペース(精進料理作り体験ができる調理室)があります。
体験館入口

体験館入口

外観も落ち着いています

外観も落ち着いています

案内デスク

案内デスク

ワンフロアは大きく3つのスペースに分かれます


■■展示スペース■■

展示は常設展示と特別展示に分かれています。常設展示は韓国の精進料理の特徴を説明したパネル展示、韓国の伝統的なお寺の台所を再現したコーナーや器の紹介を見ることができます。精進料理にどんな食材が使われるのか実際の食材がわかりやすく展示されています。
お寺の台所を再現したコーナー

お寺の台所を再現したコーナー

シンプルな器が並びます

シンプルな器が並びます

精進料理の説明パネル(韓国語と英語)

精進料理の説明パネル(韓国語と英語)

色をつけるための粉

色をつけるための粉

穀類

穀類

乾燥させた食材

乾燥させた食材

特別展示は1ヶ月に1回、展示内容が変わります。ナビが訪れたときは「発酵」がテーマ。発酵食品や調味料や発酵エキスがたくさん並んでいました。
発酵エキスがずらり

発酵エキスがずらり

野菜や果物、花、韓方薬材などさまざま

野菜や果物、花、韓方薬材などさまざま

体によさそう!

体によさそう!

発酵調味料といえば味噌やコチュジャン

発酵調味料といえば味噌やコチュジャン

お醤油も欠かせません

お醤油も欠かせません

チャンアチと呼ばれる漬物

チャンアチと呼ばれる漬物


■■教育スペース■■

精進料理やお坊さん関連の本が並ぶ教育スペースでは、韓国各地のお寺からやってきたお坊さんによる精進料理の講義やセミナー、そして精進料理専門家の養成教育などが行われています。上を見ると大きな蓮の花の形をしたランタンがあり、モダンで落ち着いた空間が広がっています。
明るい雰囲気の教育スペース

明るい雰囲気の教育スペース

本は自由に見ることができます

本は自由に見ることができます

■■ 体験スペース■■

体験館では精進料理を身近に感じてもらおうと、日替わり料理教室が開かれています。大きな窓にはコッサルムン(お寺の建物にある花模様の彫刻扉)がはめてあり自然光が差し込み、とってもキレイ!明るくステキな調理室です。
こちらが体験スペース(調理室)入口

こちらが体験スペース(調理室)入口

おしゃれな雰囲気

おしゃれな雰囲気

ピカピカの設備

ピカピカの設備

精進料理作り体験~コチュジャンを作ってみよう~

2016年1月15日から始まった精進料理作り体験。曜日ごとに内容が変わり、キッズ料理教室、お茶文化体験、コチュジャン作り、キムチ(ニンニクやニラなどが入らないキムチ)、そして外国人向けに鉢盂供養(パルコンヤン、仏教の伝統的な食事方法)体験、蓮の葉包みごはん作りなど、バラエティに富んでいます。精進料理に関心のあるいろいろな世代の方が参加しています。この料理体験は基本的に手ぶらでOK。ただコチュジャンやキムチ作りの場合、もちかえるための容器が各自用意する必要な場合も。

*プログラムの内容は2015年1月末現在。変動あり。
・申込は電話かメールで予約が基本、ただし一部のプログラムは空きがあれば当日案内デスクで受付可。
・外国人向けプログラムは英語での説明になります。
尼僧とアシスタントの登場~

尼僧とアシスタントの登場~

エプロンが配られます

エプロンが配られます


今回コチュジャン作りを体験してみましょう。
食材は以下の通り。

・大麦粉
・麦芽粉
・細挽きの唐辛子粉
・麹の粉
・梅エキス
・水あめ(米で作った水あめ)
・自然塩
ちょっとオレンジ色したのが質がよいそう

ちょっとオレンジ色したのが質がよいそう

米で作った水あめです

米で作った水あめです


大麦粉を使い、香ばしさを出すのが精進料理的ですと尼僧さん。コチュジャンの作り方はとても簡単で、材料をただ混ぜていくだけ!そのため尼僧さんのトークがメインに。尼僧さんは、全羅南道長城郡にある白羊寺(ペギャンサ)からこの料理教室のためだけにいらしたそう。風邪を引いても薬は一切飲まず、精進料理で体を整えるとか。17歳から寺の台所に入り、精進料理を作り続けてきた尼僧さん、人の心をぐっとつかむ話し方で体験者もみんな聞き入っていました。
大麦粉や麦芽粉を入れて

大麦粉や麦芽粉を入れて

麹の粉を溶かしたぬるま湯を入れます

麹の粉を溶かしたぬるま湯を入れます

唐辛子粉をたくさん入れて

唐辛子粉をたくさん入れて

米の水あめを加え

米の水あめを加え

ぐるぐる混ぜます~

ぐるぐる混ぜます~

混ぜ混ぜ~

混ぜ混ぜ~

うーん辛そう!

うーん辛そう!

かわいらしいハンアリ(甕)を持ってきた方がいたのでパチリ

かわいらしいハンアリ(甕)を持ってきた方がいたのでパチリ

おお韓国って感じですね!

おお韓国って感じですね!


いかがでしたか?ワンフロアだから、さらっと観てまわることができ、仁寺洞や三清洞、北村での食事やショッピングの前後に立ち寄るにはぴったりの体験館!展示も定期的に変わるから、訪れるたびに楽しみもあります。また少し時間に余裕があれば、精進料理を作るクラスへの参加もオススメします!以上、仁寺洞にある「精進料理文化体験館」からソウルナビがお伝えしました!

記事登録日:2016-01-28

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2016-01-28

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