高麗時代と朝鮮時代に役所や客舎など官舎として使われた建物。全羅南道有形文化財第2号。もとは高麗時代の1373年、高麗第31代恭愍(コンミン)王の時代に役所として創建されたと伝えられている、翼工式八作屋根(四隅の軒の先が上に反り返っている様式)の建築物です。朝鮮時代の1603年に大きく修造され、その後同じく朝鮮時代の1883年に改修。さらに1963年の補修、1976年の解体復元工事を経て現在の姿に。朝鮮時代には闕牌(クォルペ)とよばれる王を象徴する木牌を祀り、毎月1日と15日に望闕礼(王宮の方向を向いて礼を行う儀式)を行う場所として、また中央からの官吏や外国からの客の宿所として使われました。ちなみに正門の望華楼(マンファル)は、かつて作られた二階建ての内三門(三重になった大門)と扁額が羅州南山市民公園に移されていて、今あるのは後に作られたもの。
基本情報
住所 | 全羅南道(チョルラナムド) 羅州市(ナジュシ) 果院洞(クァウォンドン) 109-5 |
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住所(韓国語) | 전라남도 나주시 과원동 109-5 / 전라남도 나주시 금성관길 8 |
電話番号 | 061-330-8114 |
駐車場 | 近くにあり |
料金 | 入場無料 |
行き方 | 羅州市外バスターミナルから徒歩約10分。 |
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スポット登録日:2016-08-11