李朝600年の歴史をそのままに残す北村(プッチョン)に行ってみよう〜!
こんにちは!ソウルナビです。今日は李朝600年の歴史をそのままに残す北村(プッチョン)地区にあって、伝統と現代が息づく空間に蘇らせるため文化人や芸術家が協力して作り上げた施設「北村文化センター」をご紹介します。もともと「北村文化センター」は李朝末期に秘書院(ピソウォン、朝鮮時代に王命の出納と記録を担当した官庁)の秘書丞(ピソスン、朝鮮時代の官職)と度支部(タクチブ、朝鮮時代に政府の財務を総括した機関)の財務官を務めたミン・ヒョンギの外孫、ミン・キョンフィ氏の家。そこをソウル市が北村(プッチョン)地区の韓屋住居地の保存、再生を目的に買い入れ、文化施設に生まれ変わりました。それでは一緒に「北村文化センター」へ行ってみよ!
街全体が都心の中の博物館!?
北村は慶福宮と昌徳宮の間にある地区で、朝鮮時代はソウルの政治、行政、文化の中心地として当時、王室の高位官職にある者や王族だけが居住できた高級住居地区。「北村」は清渓川と鍾路の上(北)の方の村という意味で「北村」という名前が付けられたそう。現在では北村地区はソウル唯一の韓屋密集地域として知られ、今でもあちこちに残る韓屋が当時の名声をそのままに保たれています。最近では韓屋をリフォームしたオシャレなカフェやショップも多く、地元の人にも人気のスポットとなっています。また北村地区一帯は数多くの史的遺跡、文化財、民俗資料などさまざまな歴史の痕跡が残された、都心の中の生きた博物館とも言われています。
昔ながらの伝統韓屋の美
「北村文化センター」は敷地211坪、延べ面積72坪。北村の歴史と文化的特性を伝える広報展示室、各種伝統文化を体験できる住民文化センター、事務棟、チョンジャ(亭子=あずまや)、付属室の5棟の韓屋からなります。「北村文化センター」の入口の木でできた大門を入ると、民俗村(ミンソクチョン)でも見られるような昔ながらの伝統韓屋が目の前にドドド~ンと現われます。もちろん、現代的に修理した姿でのお披露目ですが、都心の中ではなかなか見られない新鮮な光景!ちなみにトイレも韓屋造り!韓屋の美を感じてくださいね☆
北村の過去と未来が見ることができる広報展示室!
入口から入り、奥まで進むと左手に広報展示室があります。こちらには北村600年の歴史や伝統を受け継ぐ人々、北村の過去、現代、未来などの説明が展示されています。残念ながら韓国語と英語のみですが、出口付近にあるモニターでの北村紹介はタッチパネル式になっていて言語を選択出来るから、日本語でも北村の説明を見ることができます。また出口には日本語で書かれた北村紹介&地図、北村八景などが1つにまとめられたパンフレットもあります。
いかがでしたか?施設内はこじんまりとしているので、ゆっくり見てまわっても30分ぐらいで見終わりそう!北村散策に出かける前に立ち寄ってみるとイイかも!以上、「北村文化センター」からソウルナビでした。