シティツアーバスのみちみち、今回は北村韓屋村に「北村文化セ
ンター」を尋ね当てようと(22)昌徳宮で下車、タクシー(に乗
るべきではないのですが)を駆って北村地区へ急ぐ。
ードライバー(以下タド)は昌徳宮に沿って北上しものの数分で
タド「#$%プッチョン*@&ムニダ(このあたりが北村です)」
−僕はナビさんからプリントアウトした地図を示し
鯨丸「北村は昌徳宮の西南にあります(勿論日本語で)」
タド「&’?*+#!ムナセント%&*?スムニダ(間違いなく文
化センターはこのすぐそばです)」
−僕は又地図を指し示し(実はナビさんの地図には秘苑とすべき
所に宋廟としるしてあったから)
鯨丸「もっと南ですよ」
−タドは、タクシー備え付けの「無料通訳システム」に電話した
方が手っ取り早いと気がつき、
タド「#%$*?&ジュセヨ(これで確かめてくれませんか)」
ーそのシステムに戸惑う僕はオタオタする
ーそうこうしているうちに、可愛い娘さんが通りかかり尋ねる
アガシ「%#$&(あのおばさんなら知っているのでは)&5#」
アジュンマ「&%#%(私も知らないけど、あの守衛さんなら)ア
ラッソヨ」
−守衛さんも知らず、そこに宅配便のドライバー登場する
宅ド「日本人なら英語が喋れるだろう?僕も忙しいのだが手伝って
あげよう、ついてきて」(この程度なら僕にも聞き分け可能?)
−警察官に聞いても「だめ」、そこに幸運にも郵便配達の若者が
目の前を横切り一件落着、お礼もそこそこに宅配便氏が去った。
この全行程,時間にすれば30分ほど、タクシードライバーはメー
ターを止めていて料金を受け取ろうとせず、悶着後、無事御礼をわ
たし「文化センター」に。この施設をみて、この「センター」とい
う意味が、僕らが一般的に想像する大きな公共構造物というもので
はなく、「北村」地区のセンターにあるという意味だったのです。
そんなわけで、件の「センター」は先達のクチコミにもあったよう
にトテモ小さい施設で、そのうえ当日は残念なことに人の気配はま
ったくなく十数分で外へ出、町全体の散策へ向かう。
ナビさんの解説にあったように、補助を得て改装なったのであろ
う韓屋が丘全体に張り付くように、その甍を競い、あるはレストラ
ンに、酒屋さんに、しもたやに、人々の生活が濃密に展開され、そ
の息吹に圧せられました。
「文化センター」を尋ねるのが当初の目的だったのですが、北村
の魅力は、今も往時のままの伝統的な韓屋の下に「稠密」に人々の
生活が営まれているところにあるのだと、体感できました。
帰途は、徒歩二十数分で(23)仁寺洞にたどり着きました。
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