高城統一展望台

こんにちは！ソウルナビです！今回は江原道（カンウォンド）は高城郡（コソングン）に位置する高城統一展望台（コソントンイルチョンマンデ）をご紹介しましょう。ソウルとはまったく反対側の東海（トンヘ・日本海）側に位置する高城統一展望台は、韓国国内にある統一展望台の中でもっとも北側に位置しており、一番身近に北朝鮮を眺めることのできる展望台なんです。ソウルから最も近いオドゥ山統一展望台などは特にチェックなしで簡単に出入りできるのですが、ここ高城統一展望台は北朝鮮に近いだけに厳しいチェックで緊迫したムードが漂います。それでは、どんな手順で入場できるのか？そして館内の様子をくわしく見ていきましょう！

統一安全公園で展望台出入審査を！
統一展望台の１０ｋｍほど手前に統一安全公園（トンイルアンジョンコンウォン）があります。ここには出入申告所、駐車場、教育映画上映館、売店、食堂などがあります。展望台へ行くためにはここで出入申告を行わなければなりません。所定の申告書に名前など必要事項を記載し、パスポートと共に提出します。また車で来たときには駐車料もここで支払いましょう。車ではなくバスなどの交通手段で来た場合は出入国申告所から統一展望台までシャトルバスが運行されているのそれに乗って行きましょう。しかしこのバス運行時間が大変短く、２００４年１月の現在午前１１時から午後２時４４分までの運行だそう。季節によって運行時間が変更するようですので必ず行く前、電話などで確認したほうが確実ですね！

長い階段の上には北韓館が？！
車やバスを降りて、最初に目に入るのがこの「北韓館（ブッカンカン）」。ここは韓国国民に北朝鮮の実情を正しく伝え、健全な統一観を広めるという目的で設立された資料館です。中には祖国統一へ向けての両国の歩みを示したパネルや、北朝鮮の生活用品などが展示、そして北朝鮮の教育体制など北朝鮮の人々の実情が詳しく説明されています。

いかがですか？韓国国内でふだん生活しているとなかなか朝鮮半島の分裂という現実を忘れてしまいがちではありますが、こうした緊迫した状況で北朝鮮の様子を見なければならないという状況にナビはなんとも複雑な気持ちがし、平和ボケしていたナビを刺激してくれました。すこしソウルからは遠いですが、近くの東海市や束草市などへ訪れたついでに寄ってみてはどうでしょうか？みなさんが訪れるときは必ずパスポートを持参することを忘れないようにしてくださいね！高城統一展望台よりソウルナビがお伝えしました。