ソウルから鉄道に乗って出発!光州や木浦、全州、さらには春川もこちらから!
こんにちは!ソウルナビです。ソウルに旅行で何度か来た人の中には、そろそろ韓国の他の地方に行ってみたい!なんて人もいらっしゃるのでは?ソウルとはちょっと違った味わいのある韓国の地方旅行ですが、最近は日本人にも人気のよう。そんな地方へ旅行する時、観光客がよく利用する手段といえば鉄道や高速バス。そこで今日は、KTXなどいろいろな鉄道が乗り入れるソウルの鉄道の拠点、国鉄ヨンサン駅(龍山駅)を紹介します!全羅道方面に向かう湖南線や全羅線の出発駅でもあり、ソウル駅と並んでソウルから地方への玄関的な役割を担っている国鉄ヨンサン(龍山)駅。駅周辺は電気街のイメージがだいぶ強かったけど、最近では再開発もどんどん進み、新しい姿に変わりつつあります。それでは、ナビと一緒に国鉄ヨンサン駅へ、行ってみよー!
国鉄ヨンサン駅には、どの路線が通っているの?
光州行きのKTX
国鉄ヨンサン駅は、韓国の西南部に向かう湖南(ホナム)線・全羅(チョルラ)線・長項(チャンハン)線などの始発駅。全羅道の中心都市である光州(クァンジュ)や港町である木浦(モッポ)に向かう湖南線、ピビンバで有名な全州(チョンジュ)や南海(ナメ)に面した麗水(ヨス)に向かう全羅線、温陽(オニャン)温泉や西海(ソへ)沿岸の長項(チャンハン)や群山(クンサン)に向かう長項線を利用する場合はこちら、ヨンサン駅からが便利!各路線には高速鉄道のKTXや特急セマウル号、ムグンファ号など各種列車が走っています。ちなみに国鉄ソウル駅の方は主に大邱(テグ)や釜山(プサン)へ向かう京釜(キョンブ)線や、京義線、空港鉄道の出発駅。行きたい方面に合わせ、出発駅を確認しましょう。ちなみに2015年には電鉄京義線がヨンサン駅まで延伸し、中央線と乗り入れる予定。ソウルの鉄道はどんどん進化を続けます!
春川に行くならヨンサン駅発の「ITX‐青春」!また2012年2月からは、竜山(ヨンサン)―春川(チュンチョン)間を結ぶ「ITX‐青春(チョンチュン)」が運行開始!主な停車駅は竜山-清涼里-坪内好坪-加平-南春川-春川駅。韓国初の2階建て鉄道で、竜山-春川間を73分で結びます。「冬ソナ」の撮影地でもある南怡島(ナミソム)観光や、おいしい春川タッカルビを食べに行くのもヨンサン駅からITXで楽々行けちゃいます!ちなみに「ITX」とは「Intercity Train Express」を略したもので、都市間の準高速鉄道という意味。グリーンとシルバーのラインが入った鉄道の車体は、スタイリッシュでカッコイイ!
地下鉄ヨンサン駅周辺の日本語路線図(※アップで拡大)
ソウル市内や空港からのアクセスは?国鉄ヨンサン(龍山)駅があるのはソウル中心部、ソウル駅からやや南に位置しています。地下鉄1号線と中央線が通り、ソウル駅からは地下鉄で2駅。またヨンサン駅から徒歩3分ほどの距離に地下鉄4号線シンヨンサン(新龍山)駅もあります。
とってもキレイなヨンサン駅!駅周辺も発展中!竜山といえば、ちょっとゴチャゴチャした電気街を思い浮かべる人も以前は多かったようですが、そんなイメージはもう昔の話!?現在のヨンサン駅のデザインはとってもオシャレで開放的な雰囲気!駅舎の天井は仁川国際空港やソウル駅のようにガラス張りになっていて、光がたっぷり差し込む明るい空間に。駅前には大きな広場が広がり、駅の両脇にはソウル最大級の複合ショッピング施設「アイパークモール」が隣接。映画館CGVやEマート、ユニクロもあります。もちろん、電気街は今も健在!また現在の駅舎の裏手にある旧操車場は現在再開発が進行中。今後もヨンサン駅はさらに発展していくみたい!
それでは、鉄道の乗り場や駅の中を施設を紹介していきましょう~
鉄道の乗り場の様子
■KTX・セマウル号・ムグンファ号乗り場
KTX・セマウル号・ムグンファ号の乗り場は駅の正面入口から向かって奥側の、両脇2ヶ所。湖南線・全羅線・長項線などの路線を利用する場合はこちらから乗車します。なお、こちらの乗り場には改札はなく、乗車後に乗車券を確認するシステム。うっかり、乗車券を買わずに乗ってしまわないように注意しましょう。
正面入口から向かって左手側の乗り場
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正面入口から向かって右手側の乗り場
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乗車券売り場は正面入口から向かって右手側、KTX乗り場とITX乗り場の中間にあります。もしKORAIL(韓国鉄道公社)の会員に登録していれば、乗車券はホームページ上から事前購入も可能です。
列車の乗り場は7・8番がセマウル号・ムグンファ号専用ホーム、9・10番がKTX専用ホーム。12・13は到着専用ホーム。
■ITX・中央線・地下鉄1号線乗り場
ITXと中央線、地下鉄1号線の乗り場は駅の正面入口から入ってすぐ手前、両脇2箇所にあります。
正面入り口から入って左手側の乗り場
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こちらは正面入口右手側の改札
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フロア中央にあるメインの乗車券売り場でITXの乗車券も購入できます。ITX専用の自動券売機もITX乗り場の横に設置されています。中央線・地下鉄1号線の券売機は正面入口から入り、向かってすぐ左側に。中央線と地下鉄は交通カードTmoneyが利用できます。
ITXと中央線の乗り場は1番ホーム。ITXと中央線は同じ路線を使っています。地下鉄1号線の乗り場は、2~5番ホームです。
グリーンのラインが鮮やかなITX!2階席が、チケット購入時に座席指定できます。2012年に運行を開始し始めたばかりのITXは、車内もキレイで快適~^^
駅内の様子や便利施設など
<鉄道乗り場前のフロア>
駅舎の天井はガラス張りになっていて、晴れた日は明るい光がたっぷり差し込みます。広々なワンフロアなので、鉄道の乗り場を探す時にも迷いにくいハズ!
<コンビニ、ファーストフード、薬局など>
フロアの周囲を囲むように、食べ物やお土産屋などの各店舗が並んでいます。
<便利施設>
<駅前広場・正面入口>
駅前の広場はとっても広々!大階段の両脇には商業施設アイパークモールが隣接しています。
<駅と直結!アイパークモール>ヨンサン駅に直結する大型ショッピングモール、アイパークモール(I`PARK mall)!ソウルでも最大規模の売り場面積を持ち、IPARK百貨店のほか、ファッションショップやインテリア雑貨、家具などの店舗もたくさん!その他に家電を扱うデジタル専門館や映画館CGV、Eマートなども入った複合施設になっています。駅で鉄道を待つ時間、ふらっと立ち寄れる距離だから、時間つぶしなどにもいいかも。またレストラン街も充実しているので、鉄道での出発前の食事もこちらが便利。毎年、冬の期間は屋上にスケートリンクもオープンします。
<アイパークモール内のデジタル専門館>
最近はソウルの街中でも家電ショップが増えてきましたが、竜山の電気街の品数はやっぱり圧倒的!ただ、値札がついていない商品が多く、値段は基本的に交渉次第?簡単な日本語は通じる店舗もありますが、値段交渉に自信がない場合は街の家電屋さんで買う方が無難かも?
<旧操車場跡の再開発・以前からある電気街>
現在(2013年3月)、ほとんどまっさらな状態の旧操車場ですが、今後こちらに高層ビルなどがたくさん建ち並ぶ予定だとか。その再開発地域の横には以前から変わらぬ姿を残す電気街があります。こちらの電気街までは、国鉄ヨンサン駅の裏手から繋がる通路を通って行くことができます。ちなみにこの通路、以前の改築前のヨンサン駅の改札通路がそのまま残されたもの!以前の記憶がこちらに残っています。
続々と利用できる路線も増え、駅舎も進化を遂げつつある国鉄ヨンサン駅。旅行の計画に、ゆったり鉄道での地方旅行なんかを組み込んでみるのはいかがでしょう?鉄道旅行の玄関口としてだけでなく、電気街や大型ショッピングモール、映画館など施設が充実しているので、遊びやお買い物でも長い時間飽きることなく楽しめそう!駅周辺はさらに再開発が続いているので、数年後にはまた新しい姿の竜山エリアを見ることもできるかも?!新しいスポットが誕生した時には、またナビでもお知らせします!以上、国鉄ヨンサン駅(龍山駅)からソウルナビがお伝えしました!