ヒョン様、
こんばんは、シロクマです。
私も先月上旬のソウル出張の合間にここを訪れました。仁川駅の方か
ら新しい中華門をくぐって、再開発で整備された階段を昇ってゆく
と、公園に着くころには汗だくになっていました。
>この自由公園に立っているマッカーサーの銅像の撤去を巡って
>見解の相違から暴力沙汰にまで発展。
>金日成の奇襲が成功していれば半島は赤化で統一。
>大韓民国ってなかったですよね。
>この銅像の人は韓国を占領の危機から救った恩人だったのか、
>統一を妨害した侵略者だったのか。。。
いまの韓国でこんな議論がされているということ自体、隔世の感があ
りますね・・・ 太陽政策の「成果」というべきでしょうか。
昨年冬、S大の語学堂でクラスメートになった友人と地下鉄2号線に
一緒に乗っていたときのこと。車内で大学生のグループが在韓米軍の
撤退を訴えるビラを配っていて、われわれにもくれました・・・
その友人というのが、韓国で生まれてすぐアメリカの養父母の下で育
てられた人で、龍山基地に駐屯する米国軍人でした。
アメリカ人として育ち、軍人としての自分に誇りを持っていると同時
に、血のつながった両親の国である韓国にも単なる親近感以上のもの
を抱いていて、自ら志願してソウルにやって来た彼。
そんな彼に、ビラの内容についてふれ、もしアメリカと韓国の国益が
完全にぶつかったらどうするか、おそるおそる尋ねてみました。
「ぼくはアメリカ人だ!」
予測はしていましたが、彼はやはりきっぱりこういい切りました。そ
して、われわれは二度とこの話題には触れなくなりました。
昨年3月語学堂を修了後、私はすぐ日本に戻り、彼もまもなくアメリ
カ国内に転勤になりました。その後、一、二度メールのやり取りをし
ただけですが、いま彼が実父母の国をどう見ているのか、とても気に
なります。
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