韓国伝統音楽「国楽」を公演から博物館までまるごと楽しんじゃおう!
国立国楽院の全景
口頭でのみ伝えられてきた韓国の伝統音楽と踊りを体系化するために設立されたのが、国立国楽院。ソウルを訪れる外国人や、伝統国楽をもっと知りたいと思っているソウル市民に、高水準の文化を体験できる場を提供しています。伝統国楽や演劇を主に公演している劇場では、名人の舞台や、現代と古典をうまくミックスした国楽や新しいスタイルの創作公演などが行われ、幅広い文化を紹介する場になっています。舞台公演だけにとどまらず、併設されている国楽博物館には、李朝時代の音楽を奏でるのに使われた珍しい楽器がたくさん展示されており、楽器や韓国伝統音楽について学ぶこともできます。
礼楽堂(イェラクタン)
入り口から入って正面に立つ大きな建物、礼楽堂は1996年に建てられた国内最大の国楽専用劇場。この劇場は水原(スウォン)にある水原城をモデルに建設され、韓国の伝統建物の建築構造を再現しました。内部は伝統的な演奏場の特徴を残し、国楽公演に適した設計になっています。宮中音楽やチョンチェ(宮中の音楽と舞り)、チャングッ(長鼓)などの大規模な公演も可能。座席数は約800で、伝統的な防牌鳶様式の音響反射板は、舞台上の伝統芸術との間に調和をもたらしています。
ロビーには太鼓が展示されています。
牛眠堂(ウミョンダン)
牛眠堂はいろいろな形の公演を行うために設計された劇場。国楽に関係のある音楽や舞踊の公演はもちろん、斬新なパフォーマンスなども、この舞台でたくさん公演が行われています。客席は約300。舞台と客席の距離を縮め、パフォーマンスから伝わってくる現場感を、舞台と一体となって生き生きと感じるとができ、とても親しみやすいとここを訪れる人々に好評です。
野外劇場
瑞草洞ウミョン山の緑に囲まれた野外劇場は、「ビョルマジト」と呼ばれ、約2000席の規模を誇ります。1997年にこけら落としが行われました。現在では、春から秋にかけて様々な企画公演が行われています。
国楽博物館 国内伝統国楽と国楽資料を一同に集めた国立国楽院の国楽博物館は、近代技術で古代の楽器の音色を再現することが可能なところです。とても古いLPレコード盤や古代音楽教科書、李朝時代の音楽の移り変わりを描いたものなど、様々なものが展示されています。入場は無料。入り口で名前と人数を記帳してから見学します。写真撮影はOKですが、展示物に触れることはできません。
観覧時間:9:00~18:00
休日:毎週月曜日、1月1日
観覧料:無料
問い合わせ先:02−580−3130
<外国人のための国楽文化学校>
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土曜外国人国楽講座
国立国楽院では、韓国に住む外国人を対象にチャング、伽耶琴、サムルノリなどの韓国伝統楽器を体験し、習うことのできる国楽講座を春と秋の2回行っています。韓国語と英語で行われます。また講習の最終日には発表会もあり。
場所: Gugak Education Center
対象: 在韓外国人
期間: 12週間(毎週土曜日 10:30~12:30)
講座: チャング、カヤグム、ヘグム、サムルノリ
参加費: 30,000ウォン
申し込み方法: 国立国楽院のホームページ
TEL(問い合わせ): 02-580-3054
e-mail: gugakwon@gmail.com
※くわしくはホームページ参照
■1回体験プログラム「外国人国楽体験」
こちらは1回2時間のコースでチャングなど伝統楽器の講座を受けられるプログラム。35人までの団体で希望日を申し込むと開講されます。
対象: 外国人の団体(最大35人)
開催: 火曜日から金曜日までの間で講座開催申請受付け
時間: 2時間
料金: 15万ウォン/1講座(団体)
内容: チャング、サムルノリ、民謡及びパンソリ、その他要請科目
申し込み方法: 講座希望日2週間前までに電話で問い合わせ後、e-mail またはFAX
TEL(問い合わせ): 02-580-3054 (イ・ベウォン)
e-mail: gugakwon@gmail.com
※くわしくはホームページ参照
<国立国楽院の定期公演>
◇土曜常設国楽公演
宮中音楽、舞踊、民俗音楽、恋歌、民謡、創作曲など
毎週土曜日 16:00
ウミョン堂
料金:10,000ウォン
TEL(公演予約):02−580−3300~3 ※(月-金)9:00-18:00
※上記電話番号で予約が可能。外国人の場合は、現地で料金の支払可。
※当日券の有無は日によって異なるそうです。
TEL(問い合わせ):580-3174
ホームページ(予約、問い合わせ):www.gugak.go.kr
貞洞劇場や国立劇場に比べるとあまり知られていない国立国楽院ですが、様々な公演や舞台を楽しむことができるだけでなく、博物館も無料で見学できるのは魅力的ですよね。韓国の伝統音楽に興味のある方は是非足を運ばれてみてはいかがでしょうか。「芸術の殿堂」のお隣にあり、アクセスはちょっと不便ではありますが、一見の価値ありですよ。