漢江沿い、トゥクソムに完成したソウルのセントラルパーク!!自然いっぱいの憩いの広場!!
こんにちは!ソウルナビです。数十年前から比べると、全体的にかなり生活水準が高くなった韓国。余裕の出てきた市民の間では、ウェルビーイング、つまり健康ブームが続いています!食べ物から運動、環境など、さまざまな場面でこのウェルビーイングがもてはやされている中、新たな健康スポットがソウルに誕生しました。それは漢江沿いにある「ソウルの森」。ニューヨークのセントラルパーク?!をイメージして造られたというこの公園は、誕生してまだ数ヶ月(2005年11月現在)。植えられた木々も根を張り始めたところですが、数十年後には華やかに木の茂る、森林が出来上がりそうです。そんな生まれたての「ソウルの森」を今日はご紹介しましょう~!
「ソウルの森」とは?
ここ「ソウルの森」は、漢江に沿いのトゥクソムという所にあります。トゥクソムといえば、漢江遊覧船の船乗場があることで知られ、狎鴎亭(アックジョン)につながる聖水大橋を渡ってすぐのところ。”自然と共に息づく生命の森、市民が共に参加し造っていく森、誰でも共に楽しめる喜びあふれる森”などといったコンセプトのもとに造られたんだそう。約35万坪という膨大な広さの土地は、文化芸術公園、自然生態の森、自然体験学習園、湿地生態園、漢江水辺公園という5つのテーマを持つエリアに分けられ、季節ごとに市民が直接参加できる楽しいイベントが数多く開催されています。聞くところによると、ここは本来ゴルフ場や乗馬場があった場所で、莫大な利益を得ることのできる土地だったのだとか。その利益を投げ捨て、ソウル市が市民のために、こういった憩いの公園を提供することに踏み切ったというおはなし~。
とっても広い園内は5つのエリアに分かれています。そのエリアごとに園内をご紹介していきましょう!さぁ~、それでは行ってみよ!
A-ZONE 文化芸術公園
「ソウルの森」の中心にあるのがこちら。ソウルの森広場、訪問者センター、スケートパーク、トゥクソム家族マダン、野外ステージ、森の中の空地、森の中の遊び場、水遊び場、鹿の小屋、水辺の休憩室、水辺の休息場、森の中の道、体育公園などがあります。
※ 訪問者センター前のコンビニは7:00~(翌日)2:00まで営業。
○ソウルの森広場
メイン広場であるここには床(パダッ)噴水があり、子供たちの遊び場として大活躍!!
※ こちらで自転車・乳母車・車椅子のレンタルができます。自転車は1人乗り1時間3000ウォン、乳母車1台1時間3000ウォン、車椅子1台1時間1000ウォン。
利用時間:24時間<2010.6.3>
※ 2005年11月~2006年3月までの間、バダッ噴水は稼働しません。あしからず。
○体育公園
乗馬場、テニスコート、ゲートボール場、バスケットボール広場、体育館などがあります。
○スケートパーク韓国で大人気のインラインスケートを楽しめる空間。子供から大人まで家族で楽しめるスポット。
○家族マダン
園内で最も広い広場。敷物を持っていってお昼寝をしたり、読書をしたり、のんびりした時間を家族で過ごせそう~。
○水辺の休息場
文字通り、水辺にたたずむ休憩所。ファーストフードショップ「パパイス」、売店、食堂などがあります。のどかな景色を見ながら優雅な時間を過ごしてみては?!
※営業時間(食堂)12:00~(翌日)2:00 (売店)24時間営業
○鹿の小屋
かわいい鹿を見ることができます。
B-ZONE 自然生態の森
ここには生態の森、市民の森、歩行架橋、風の坂などがあり、以前は漢江の水が流れていたとか。生態の森では、鹿やリス、おしどり、マガモなどの野生動物を放し飼いしていて、歩行架橋から観察できるようになっています。ナビが行った日は、動物たちの休息日でした。^^
※ 生態の森の動物生息区域は7:00~20:00まで開放
○市民の森
ここにある休憩所からは漢江が少し見えます。またこの下には、漢江に続く道があり、漢江のすぐ近くまで行くことができます。
C-ZONE 自然体験学習園
旧トゥクソム浄水場の水を再利用し、活用されているのがこちら。ギャラリー庭園、昆虫植物園、イベント広場、守り神の森などがあります。
○ギャラリー庭園
のどかな風景の広がる「湿地草原園」。
○昆虫植物園
毎週月曜日はお休み。隣にはちょっと一休みできる空間があります。コーヒーでもいっぱいいかがでしょうか?!
※昆虫植物園前のコンビニは8:00~24:00まで営業。
D-ZONE 湿地生態園
遊水地の元の自然環境をそのまま利用して造られたのがこちら。生態学習場、環境の遊び場、野外自然教室、鳥類観察台、湿地草原園、浄水植物園などがあります。
○湿地草原園
のどかな風景の広がる「湿地草原園」。
E-ZONE 漢江水辺公園
公園の一番南側の漢江沿いにあるのがこちら。船乗場と休憩空間があります。漢江と中浪川の合流部にできた自然湖畔、水辺公園などがあります。
まだ完成して数ヶ月。これから~っという感じの「ソウルの森」。きっと時が経つにつれ、ソウル市民の皆さんにも「憩いスポット」として浸透していくのではないでしょうか。ナビが見たところ、旅行者向けの観光地というよりも、駐在員のご家族や留学生など、在韓者向けのスポットという感じ。気兼ねなく、球技やインラインスケートを楽しんだり、デートやお散歩コースとして活用してみてはいかがでしょうか。園内は本~当に広いので、自転車をレンタルして、サイクリングしながら、いろいろ見学してみてくださいネ!以上、ソウルナビがお伝えしました。