ソウル中心部を一望しよう!都心から一歩抜け出した見晴らし抜群の公園!
こんにちは!ソウルナビです。いつ行っても人がパワフルに感じるし、街自体も賑やかなソウル!そんなところがこの街の魅力だけど、たまにはそんな賑やかさから離れてゆった~りお散歩するのも楽しそう!…ということで、今日はお散歩大好きのナビもお気に入りの公園、「駱山(ナクサン)公園」をご紹介したいと思います。ここは山の上にある公園で、ちょっと(かなり?)急な坂をヨイショヨイショと上っていくとソウル都心部を一望できちゃう見晴らし抜群のところ!その広々とした雰囲気や景色の良さからドラマの撮影に使われることもあるんですョ!ではさっそく、人でゴミゴミしていない、ちょっとした穴場スポットの公園にご案内しましょう~。レッツゴー!
気になるアクセスは!?
公園というと平坦で広~いスペースやブランコなんかの遊戯具が置かれてあるものをイメージする人が多いかもしれないけど、こちらの公園は山の高台にあり。地下鉄4号線ヘファ(恵化・Hyehwa・241)駅で下車し、大学路の街の上へと歩いていくと公園が始まります。山の一部なだけあって、公園までの道のりはちょっときつい坂。大学路の賑やかな繁華街から離れて、一般の住宅街や庶民的な商店の脇を歩いていくのでそんな雰囲気を楽しむこともできます。靴はスニーカーなどの歩きやすいものをはいてきた方がやっぱりラク!徒歩はちょっと・・・という人は、地下鉄1・4号線トンデムン(東大門・Dongademun・128/421)駅・6号線チャンシン(昌信・Changsin・637)駅からマウルバスを利用する方法もあり、この場合は公園内の上方「遊び広場」付近に降車場があります。
(詳細はページ下方参照。)
「ナクサン(駱山)」は南山・北岳山・仁旺山とならび、ソウルの「内四山」と言われる風水地理的に意味を持つ4つの山の中の一つ。山の姿が駱駝(ラクダ)のように見えることからこの名前が付けられたんだそう。そのナクサンにあるこちらの公園は、1999年の末から約3年の工事によって自然環境の整備や復元等を実施。2002年6月に市民の憩いの空間として開園されました。総面積はなんと152,443?!24時間開放されているので朝の散歩に出かけるもよし、日中にソウル都心部を一望するもよし、夜に夜景を楽しむもよし…という、楽しさいろいろの便利スポットなんです!
特徴的な城郭!
ここの公園に行くと見られるのが、雰囲気のある城郭。この縮小された石城の内部城郭は史跡第10号に指定されていて、東大門から恵化(ヘファ)門まで続いています。それにそって幅3~4mの散策コースが設けられているので、目の前で城郭を見ることができますョ!歩きながら楽しむことができ、歴史好きさんにもうれしい環境。
それではさっそく公園内を歩いてみましょ~!
(地図はクリックすると大きくなります)
◇中央広場
ヘファ駅から上に上って行くと最初に到着するのがこちら。階段の上には少し広めのスペースが広がっていて、展示館やトイレ、オブジェがいくつか置かれています。公園内の下の方(それでも位置的には高い方ですが!)なので、ここからの景色は近隣の住宅街などがメイン。
<ナクサン展示館>
中央広場のまん前に立っているのが駱山展示館。展示館といっても大きなものでなく、こじんまりした展示スペースといった感じ。でも中に入るとナクサン公園ができるまでの工事過程や、公園内にある城郭の説明などが写真といっしょに展示。残念ながら日本語での説明はないけれど、英語での表記があるし、写真や図などを見るだけでも楽しめそう。公園同様、こちらの展示館も入場料は無料。
<自動販売機・トイレ>
展示館のすぐ隣には飲み物の自動販売機とトイレあり。トイレはここで済ませておきましょう。
<環境音響造型物>
これは「Sound of Cosmic」と呼ばれ、視覚や聴覚を通して音の変化など自然の旋律を楽しむために置かれたもの。
◇第一展望広場
広く取られたスペースはひと休みや日なたぼっこをするのにぴったり!だいぶ高い位置にあるのでここからも充分に景色を楽しめますョ。
◇第二展望広場
真ん中に丸い段(?)があるだけ。そこに座ることはできるけど、ひと休みはしづらいかも。広場のすぐ隣りに運動ができるようなミニ広場があり、その周辺には小屋とベンチあり。
◇第三展望広場
第二展望広場から坂を下っていくとある場所。ベンチと小屋があるミニ公園という感じで、散歩中の地元の人が一休みしたり体操をしたりしている姿を見ましたョ。
◇遊び広場
広場の中で一番高い位置にあるのがココ。ここに来るにはかなり坂を上ってこないといけないけど、その分てっぺんから見る景色は格別!ドラマ「パリの恋人」のワンシーンが撮られた場所でもありますョ。
遊び広場~第三展望広場までの道は城郭沿いになっていて、味のある雰囲気を楽しめます。城郭には穴があけられていて、その中から見える街並みはちょっとレトロな感じを残していて、どことなくディープな雰囲気を味わえるハズ。
◇ナクサン亭
中に入ると鮮やかな色がきれいなナクサン亭はちょっとした東屋的な場所。高さは公園の真ん中ほどに位置。この中から楽しむ眺めは他のところから見る景色とはまた違った雰囲気で新鮮な気分を味わえます。
園内は急坂な部分もあるけれど、ゆるやかな坂が長く取られているところが多め。地元の人がウォーキングを楽しむほどの坂ですが、重い荷物を持ってきたりハイヒールやサンダルなどをはいてくるとかなり不便できついかも。ただし、比較的新しくできた公園だけあって、道の整備はされています。
いかがでしたか?ソウルの中心部ではないけれど、アクセス的にはあまり不便ではないところにある「ナクサン公園」。ウォーキングや散歩をするのにもってこいで、地元の人の利用率がとっても高いスポット。観光客にはまだまだ馴染みが薄いけど、ここからの見晴らしはソウル旅行のいい思い出になるハズ!しかもお金が一切かからないのも魅力ですョ。坂が多いけど、一生懸命坂をのぼったあとにごほうびとして見るソウルの街並みや、四季折々の公園の様子は格別!直接訪れて感じてみてくださいネ。以上、今度は夜景を堪能してみたいソウルナビでした。
<メモ>
あまり広くはないですが、車での来園者のため有料駐車場有り。(24時間運営)
乗用車:毎10分 300ウォン
大型車:毎10分 900ウォン