蘇莱浦口/ソレポグ(仁川)

소래포구

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ヒラメやウロッなどの新鮮な刺身はもちろん、コッケチム・コッケタン・カンジャンケジャンのワタリガニ、それから活きエビで有名な街!

こんにちは、ソウルナビのKです。m(_\_)m 今日は皆さんに仁川(インチョン)の南にある小さな魚市場をご紹介します。その名前は蘇莱浦口(ソレポグ)!ソウル市庁から南東へ約30km。蘇莱魚市場と呼ばれる蘇莱浦口(ソレポグ)は、「ソレ」と言えば誰でも知っている有名な所。特にお年を召した方なら絶対に知ってるはず。というのも1994年に一度廃線となった水仁(スイン)線(水原⇔仁川)の列車が走っていた頃は、車窓から広がるロマンティックな海にただただうっとり~週末デートコースとして人気抜群の所だったからなんですm(_\_)m 現在はソウルからも車で1時間くらいで行けるし、2012年に水仁線も一部が復活!ふたたび鉄道で行くことができるようになりました!
西海で採ったワタリガニやアサリ、ヒラメ、ウロッ(メバルの仲間)などいろいろな新鮮な魚介類を一年中、お手頃価格で買うことができる蘇莱浦口。買ってすぐに刺身にして食べるシステムも大好評。小さな街(約1,000坪)ながら平日でも3千人もの人がやって来ます。週末や休日などかきいれ時にはなんと3~5万人でにぎわうというからすごいですね。それではこれからナビと一緒に蘇莱浦口(ソレポグ)のメインストリートへ行ってみましょう!!

週末は新鮮な刺身を食べに、秋はキムジャン用の塩辛を買いにと大にぎわい!

蘇莱浦口(ソレポグ)の街は1963年、失郷民(戦争などで故郷を失った人のこと)の定着にあわせ徐々に発展し、以前は仁川港を利用していた小さな漁船が港湾の開発後はこちらに立ち寄るようになったことでますます発展。彼らはエビを捕って生計を立て、こうして始まった蘇莱浦口(ソレポグ)のエビ漁業は今や200以上の漁船を誇るほど大繁盛!現在では主に仁川の近海で捕れたエビやさまざまな魚をお目当てにやって来た消費者で大にぎわいの観光地として知られている蘇莱浦口。特に週末には新鮮な刺身を食べに、秋にはキムジャン用の塩辛を買いにたくさんの人が訪れます。このように新鮮な食材がお目当ての人もいれば、簡易駅があった頃の蘇莱浦口の昔ながらの情緒を味わいたい~という人もいるなど蘇莱浦口は大人気。特に蘇莱浦口(仁川側)と月串洞(ウォルコットン・水原側)を結んでいた当時の鉄道橋を人々が歩いて渡ることができるようになり、その上をてくてく歩けば懐かしい昔々の追憶に浸ってしまいます。早く、早くとせかされて生活している現代人にとって、しばし全てを忘れて感傷に浸れる心の休息を与えてくれます。そしてまた、新たな水仁線の開通で気軽に訪れることができるようになった蘇莱浦口!あ~!また前置きが長くなってしまいました。(-_-;)それではいよいよこれから蘇莱浦口のメインストリート、魚市場がある所に行ってみましょう!=ε=┏( ^-^)┛

入口には100軒以上の刺身屋がずらり~!

蘇莱浦口(ソレポグ)の入口に入ると湾口ならではの潮の香りとカモメの鳴き声、それから商売をする人たちのにぎやかな声で活気があります(^-^)。 蘇莱浦口の入口から魚市場まで続く小道の両側には、100軒以上の簡単な造りのお店がずらり~!刺身屋はもちろん、焼き貝・干し魚・カンジャンケジャン・海鮮鍋・焼き魚・エビの天ぷら、マッコリ、もろこしパンなどを売る店、店、店!

魚市場の中は350以上の座板と新鮮な水産物を買いに来た人で大にぎわい~!

魚市場も簡単な造りなのは同じ!魚市場の中に入ると狭い通路の両側にはヒラメ・ウロッ(オオノガイ)や太刀魚・エビ・赤貝・ホヤ・タコ・コルベンイ・貽貝・サザエなどを売る350以上の座板(魚を販売する小さなお店)でぎっしり。新鮮な水産物を買いにやってきたアジュンマやアジョッシたちで市場の中は爆発直前~!!商店主人とヒラメ、ウロッなどの値段交渉をしてOKサインがもらえればすぐに刺身にしてもらえます。刺身の食材は魚市場の中にある露店の刺身屋や近くの刺身屋でサンチュ(韓国レタス)・ニンニク・唐辛子などの薬味とメウンタンの金額だけ支払えば気軽に座って食べることができます。
魚市場にもう少し入っていくと、今度はエビの塩辛(セウジョッ)・イカの塩辛(オジンオジョッ)・コルトゥギジョッ・貝の塩辛(チョゲジョッ)・カタクチイワシの塩辛(ミョルチジョッ)などヨダレもんのたくさんの塩辛販売店が150軒以上もならんでいます。ワタリガニが大好きで、コッケタンやコッケチムが食べたい~という方はワタリガニの旬、6月をお見逃しなく~!下の蘇莱浦口の月別主要漁獲物を参考にしてくださいね!!
≪ ソレポグ月別主要漁獲物 ≫
1月・2月 :クルマエビ、スズキ
3月 :エビ(塩辛用)、 チャンマンドゥンオ, エツ
4月 :エビ、 ワタリガニ、 ニベ、 スズキ、 ヒラメ、 チュクミ(イイダコ)、 タコ、 サザエ
5月・6月・7月 :エビ、 ワタリガニ、 ニベ、 スズキ、 ヒラメ、 チュクミ(イイダコ), タコ、ウロッ(メバルの仲間)、ノレミ、サザエ、大正エビ、ムルトンボンイ、チャンデンイ
8月 :休漁期
9月・10月 :ワタリガニ、 その他雑魚
11月12月 :冬白蝦(エビ)、その他雑魚

カンジャンケジャンは6月にメスのカニで漬けたのがBest of Best~!

蘇莱浦口のかきいれ時は6月、9月、11月!特に6月と11月は一年で一番大忙しの月!6月はワタリガニの旬で7・8月の産卵期を控えたワタリガニには肉がつき、甲羅に黄色い卵と内臓がぎっしりつまってるのでとっても美味しい!!だからケジャンも6月にメスのカニで漬けたのが最高!とされています。卵がぎっしり詰まったメスのカニを1週間以上、じっくり漬けたカンジャンケジャンをご飯に混ぜて食べるその味といったら・・・くう~!!とっても美味しくてマジで2人で食べていて1人が死んで気づかないくらい(※美味しいときの韓国語的表現)!韓国ではこんなふうにご飯と一緒に食べる食べ物でめちゃくちゃ美味しいのを“パプトドッ”(ご飯泥棒)と言いますが、その代表的な食べ物がまさに海苔とケジャンですね。あ~!食べたい~!それから11月はキムジャンを控えていろいろな塩辛を買いに来る人で足の踏み場もないくらい。それも蘇莱浦口の活きエビが有名だから!なんです。

時期に合わせれば新鮮な水産物の味が楽しめる~!

ここで皆さんのためのお得情報!蘇莱浦口(ソレポグ)は韓国の西海岸にあるので潮の干潮の差が激しい所。世界5大砂浜の1つともいわれる砂浜がまさにここ、韓国の西海岸!だから時期に合わせれば新鮮な水産物の味が楽しむことができます。その時期とは毎月初頭から陰暦十五夜の3日後までと、新月3日前後。その日は潮が引いた時に船で乗り出し、満潮になった時に大漁で魚でいっぱいになった船が戻り、船から下ろされた魚はすぐにせりにかけられ、そこで購入されたさまざまなな魚と水産物をそれぞれの刺身屋ですぐに出してくれるので新鮮な味が楽しめるというわけ!
以上で蘇莱浦口(ソレポグ)について説明をしてまいりましたが、いかがでしたか?一度は行ってみたい~って感じではないでしょうか(^-^)? ちなみに蘇莱浦口(ソレポグ)の蘇莱(ソレ)とは、新羅時代の唐の将軍、蘇定方(592-667)が新羅・唐連合軍を率いて百済を攻めた時、ここに来た(=「莱」)という故事からつけられた名前だそう。もともとソレの漢字表記は蘇来だったのですが、近代に入って蘇莱(ソレ)になったそうです!また、上の「蘇莱浦口月別主要漁獲物」表にあるように、8月は休漁期なので8月には新鮮な刺身が味わえないのでご注意を!以上、蘇莱浦口(ソレポグ)からソウルナビのKがお伝えしました。

記事更新日:2013-02-08

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2003-04-11

スポット更新日:2013-02-08

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