Nソウルタワーのすぐそばに位置!昔の烽燧に思いを馳せつつ。南山からの景色も堪能〜!
こんにちは!ソウルナビです。南山ケーブルカーを降り、 Nソウルタワーへ向かう途中に5つの煙突の形をした物が見えるのご存知ですか?今日は、この5つの煙突のような形をした「南山烽燧(のろし)台(ナムサンポンスデ)」をご紹介します!昔の重要な国家通信機関であった烽燧。緊急事態を中央や辺境の基地に知らせると同時に住民にも知らせ、危険に対して迅速に対処するために設置された烽燧台!Nソウルタワーの影に隠れてひっそりと佇んでいるので、Nソウルタワーに夢中になるあまり見過ごしちゃいがちだけど、今日は烽燧台にスポットを当てちゃいたいと思いま~す!それでは、レッツゴー
烽燧台って?
冒頭でも触れたように、昔の重要な国家通信機関であった烽燧。烽燧台は緊急事態を中央や辺境の基地に知らせると同時に住民にも知らせ、危険に対して迅速に対処する役割を果たしていました。夜は火花、昼は煙で知らせた烽燧は、遠い場所の人同士やり取りするために、一定の規則を決めてお互いの内容を伝えたそう。通常の伝達は1つ、敵が現れたきは2つ、国境に敵が接近したときは3つ、敵が国境を越えて侵入したときは4つ、接戦したら5つ合図するようにしていたと言われています。
烽燧台はどこにあるの?
南山ケーブルカーを降りて、Nソウルタワーへ向かう階段を上までのぼっていくと、階段を登り切った左側!八角亭の目の前にあります。
この階段を登り切った左側が烽燧台
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目の前には八角亭があります。
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烽燧台の歴史
この南山烽燧台は朝鮮王朝の初代太祖(テジョ)の時代である1394年、首都を漢陽(現在のソウル)に移してから約500年のあいだ使用されてきました。烽燧台の名称は南山の古い名称から「木覓山烽燧(モクミョクサンポンス)」と呼ばれたり、または首都にあるため「京烽燧(キョンボンス)」とも呼ばれてきたそう。また、国内のすべての烽燧台はこの烽燧台に到達するように作られ、中央烽燧台として重要なポジションだったと言われています。南山烽燧台は以前は東西に5カ所あったと伝えられていますが、現在は正確な位置がはっきりせず、古文献などの関連資料を総合、考証した結果、現在の場所1カ所を復元したとか。
南山からの景色を堪能!
そんな昔の烽燧制度に思いを馳せるのもいいけれど、単純にここから見える景色を堪能するもよし!この烽燧台に階段を使って上までのぼったら、そこはちょっとした展望台のよう!明洞(ミョンドン)や東大門市場(トンデムンシジャン)をはじめ、南山(ナムサン)の北側にある街を一望できます^^。
伝統公演もあり!
烽燧台では当時の様子を再現した儀式や伝統公演、また伝統服飾を試着できるブースもあります!
いかがでしたか?数年前までは立入禁止で外からしか見ることが出来ませんでしたが、今は中まで入って見学することができます。1993年にソウル市の記念物第14号に指定された南山烽燧台。Nソウルタワーのすぐ近くにあるので、タワーに行く前に軽く立ち寄ってみてはくださいね。以上、ソウルナビでした。