韓国鉄道100年の歴史を一目で!
こんにちは、ソウルナビです。韓国に旅行でやってきて、韓国の新幹線KTXや特急のセマウル号やムグンファ号、あるいは地下鉄に乗られたことがある方、たくさんいらっしゃるかと思います。中には鉄道が好きで乗りに来られている方も多いのではないでしょうか?そんな鉄道好きな方に、今日は韓国鉄道が誇る鉄道博物館をご紹介しましょう。
鉄道博物館はソウル市郊外義王市にあり!
ソウルの市内から地下鉄1号線(水原、天安方面行き)に乗ること約1時間、外に田園風景が広がるのを眺めつつ、ウィワン(義王)駅に到着。ここは以前は「プゴッ(富谷)」という名前でしたが最近、義王市(以前の表記は「儀旺」)の代表駅となるべく?所属する市の名前をとって改名されました(日本でもありますよね)。さて鉄道博物館はというと?もちろん線路脇にあり!線路に沿った道をぶらぶら行くと、やがて左手に動かない車両が見えてきます。博物館の横には鉄道学校や鉄道研究所などもある義王(富谷)は鉄道の街なのです。
中は右手の車両展示、真ん中奥の展示館、手前の公園、左手の付帯施設に分かれています。
<SL:ミカ3−161号>1940年日本製のSL。長い間、韓国鉄道の先導役を勤めたSLは鉄道博物館の顔です。
<ディーゼル:672号>1963年日本製のディーゼル。縁が深かった日本との関係がうかがえます。
<ディーゼル電気機関車:6−251B>アメリカ製。色使いからして強そう。1960年2月から特急ムグンファ号を引っ張りました。
<首都圏電動車>おや、この車両は見覚えが?と言う方も多いはず。1974年の地下鉄1号線開通当時に走っていた車両で2000年12月引退。また横にあるのは1977年製造の国産車で2002年10月引退。いまはここで子供たちの相手をしています。
<貴賓客車>おそれ多くも大統領閣下の専用列車。もともとは1927年に製造された特別寝台車。1955年に改装、李承晩大統領と朴正煕大統領が使用。この中で2人の大統領が時を隔てて執務をしました。
<ディーゼル暖房車>こちらも中が見学できるようになっています。
<狭軌客車>昔、水原と仁川を結んでいた水仁線で活躍していた車両。この細さがたまりません。
<統一号客車>ああ、乗った乗ったという方もいるのでは?なつかしい統一号も今は博物館で余生を送っています。なつかしの座席に座ることも出来ます。
<米軍車両>アメリカ軍が使用していた車両。時間を区切って中が解放されます。
<優等車特急車両>この色の列車、なつかしいという方もいらっしゃるのでは?
<その他>
1937年日本製のSlotter、1949年韓国製のBeam Jack、1955年アメリカ製のFreight Gondola、貨車など。
○展示館
韓国鉄道100年の歴史がつまった展示館。
<1F・エントランス>
<1F・展示室>
南北の鉄道は再びつながるでしょうか・・・
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昔の写真
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竣工当時のソウル駅
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模型
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<1F・列車運行体験室>
電車でGO!子供たちが飛んできます。
<1F・土産物屋さん>模型などが買えます。パンフは3000ウォン(韓国語)。
<1F・鉄道模型パノラマ館>大人気のパビリオン。韓国人はパノラマ好き?1時間に1回、10分間、鉄道模型が走ります。入場料500ウォン。横の土産物屋さんでチケット販売。
<2F・展示室>
なつかしのタブレット
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鉄道変遷地図
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いつかはヨーロッパまで
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変遷をたどる
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<2F・映像コーナー>とってもまじめな内容です。人気はあまり・・・
○公園
<線路の上を歩きます>
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<外でもミニチュアが走る>
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○付帯施設
<スナック>この日はアイスが飛ぶように売れてました。中にはカップメンを買って食べられるようです。
<車両休憩室>ここの窓から前を行き交う京釜線を眺めます。
いかがでしたか?鉄道好きや歴史好きの方はもちろんのこと、ソウルに住んでいらっしゃる家族の方も、休日に足を伸ばして見てはいかがでしょう?また義王駅がある街はちょっと地方の田舎町といった感じ。ソウルから1時間もいかないところで地方の街の風情が味わえます。これも立ち寄りのポイントかも?以上、すっかり童心に返った鉄道好きのソウルナビでした。