「チャングム」の台所を再現!韓国料理を作って食べて、チマチョゴリを着て記念撮影もできる、韓国の伝統文化体験館!
こんにちは!ソウルナビです。地下鉄チュンムロ(忠武路)駅から徒歩約2分、韓国の伝統文化を伝える歴史のある韓国伝統家屋「コリアハウス」。こちらは一年中、伝統公演や伝統文化体験プログラムなどを運営し、個人の観光客から修学旅行の学生まで、たくさんの外国人が訪れるところ。ご存知の方もたくさんいらっしゃるのでは?!そのコリアハウス内に、2009年9月にオープンしたのが今日ご紹介する「聚仙館(チィソングァン)」。あの人気の韓国大河ドラマ「チャングムの誓い(原題:大長今)」でよく出てきた台所を再現し、さらに韓国の食文化に興味を持った方にぴったりの韓国料理作り体験プログラムも始まりました!少人数からの参加も出来るので、ぜひチェックしてみてくださいね!では、さっそく行ってみましょう!
コリアハウス(한국의 집、韓国の家)
ソウルの中心部にある伝統家屋、コリアハウス。こちらは、朝鮮時代は死六臣の1人、朴彭年の私邸として、日本植民地時代には総督府の政務総監の官邸として、また韓国政府の樹立後は、国内外の貴賓を迎える迎賓館として利用されてきました。現在コリアハウス内にある韓国の伝統家屋は1981年、ソウル最大の古宮「景福宮(キョンボックン)」の慈慶殿をモデルに、申応寿(韓国重要無形文化財)が手掛けたものだそう。こちらで伝統芸術公演、伝統宮中料理、キムチ作りなど、韓国の伝統文化を体験できるさまざまなプログラムを運営し、韓国の伝統文化を紹介するテーマ空間として親しまれています。
伝統文化体験館「聚仙館(チィソングァン)」
2009年9月、コリアハウスの入口に新しく誕生した「聚仙館(チィソングァン)」。こちらは「宮中水刺間(クンジュンスラッカン)」として料理体験プログラムが以前運営されていたところですが、元の「聚仙楼(チィソンル)」という伝統家屋をリモデルして、4階建ての新しい建物になりました!コリアハウスの敷地内のほかの建物は、伝統家屋の形態がそのまま残っていますが、こちらは外観からして少し現代風に。また4階建てなので、中にはエレベーターも設置。足腰が不自由な方にとっても便利になりましたよ。今現在(2009年9月)1階は文化商品館として、作家の伝統工芸作品が展示・販売され、4階は外国人向けの韓国料理体験フロア。キムチなどを作る台所があるほか、ドラマ「チャングムの誓い」でもお馴染み、李氏朝鮮時代に宮廷内で食べられる料理を作った台所「水刺間」を再現したコーナーがあり、そこでチマチョゴリを着て記念写真撮影もできるようになっています。
4階 宮中水刺間(朝鮮時代の王の台所)、宮中料理展示コーナー、料理体験場(キッチン)
3階 多目的フロア
2階 多目的フロア
1階 伝統文化商品館
地下1階 芸能教育室、公演団長室
地下2階 電気機械室・総合監視室、サーバー室
◎宮中料理展示コーナー(4階)
入口を入ると、宮中料理展示コーナーになっています。全国各地の特産物を使った12種類のおかずが並べられる王の御膳「水刺床(スラサン)」をはじめ、宮中料理の復元サンプルがズラリと並べられています。模型ですが、色鮮やかでデコレーションなども凝った料理はとってもおいしそう。
◎韓国料理づくり体験場(4階)
フロア中央に大きく広がっているのが、韓国料理体験をする台所。ここでは一度に最高44人まで料理を作ることができるとのこと。少し高くなった舞台の上で料理家の先生が作り方を説明すると、遠くにいても、先生の手元の動きなどが舞台横のテレビモニターで確認できるようになっています。体験コースは、メニューが決まっていて、少人数から団体の方まで参加できるコース、そして希望の料理を作れる団体コースの2タイプあり。
◎宮中水刺間(朝鮮時代の王の台所)(4階)
「チャングムの誓い」で料理を作るシーンが撮影された、あの「水刺間」を再現したコーナー!チャングムファンの方ならこの名前を聞いただけでもご存知の方が多いと思いますが、「水刺間」とは李氏朝鮮時代に宮廷内で食べられる料理を作っていた台所のこと。その宮中の台所を再現したというワケなんです。中に入ってみると、昔使われていた調理器具、宮中料理のサンプルなどが展示されているので、ここは記念撮影用のフォトゾーンとしても大活躍!特に、こちらで行われている韓国料理体験プログラムに参加すると、韓服記念撮影もあり!ドラマの中でイ・ヨンエが着ていた宮女服を着て(男性用もあり)、水刺間のセットを背景に記念写真を撮ることもできますよ!