李家（イガ）サランチェ

こんにちは！ソウルナビです。ソウル中心部にある、｢北村（プッチョン）エリア　」。ここは李朝時代、貴族や商人たちが住んだとして知られ、今でもたくさんのハノク（韓屋：韓国の伝統家屋）が保存されているところ。ソウルの昔の雰囲気を味わってみたい方にオススメのエリアです。ここにある「李家（イガ）」という文化体験のできる伝統家屋を以前ご紹介しましたが、その近くに、「李家（イガ）サランチェ」という同じく伝統家屋がこのたび新しくオープン！こちらで短い日程でも気軽に参加できる、お手頃な文化体験コースをやっているとのことで、さっそくおじゃましてみました！

サランチェ
場所は北村エリアの桂洞（ケドン）。地下鉄３号線の安国（アングッ）駅から徒歩約６～１０分、通り沿いの一際キレイな瓦屋根の伝統家屋が今日ナビがお邪魔する｢李家(イガ）サランチェ｣です。通り側には「サランチェ」と書かれた木の札がさりげなくかかっているので、これを目印にしてくださいね。ちなみに、この「サランチェ（舎廊チェ）」とは、韓国の伝統家屋の敷地内の、おもに客間として使う別棟のことを意味する言葉だそう。そんなサランチェのイメージどおり、こちらには韓国の家庭文化体験コースに参加するために、外国人からのお客さんがたくさんやってくるとか。

ではさっそく、中へお邪魔してみましょう！ 玄関を入ると、広いマル（居間）が広がり、その周りを囲むように４つのお部屋があります。中はすべてぬくもりの感じられる木造りになっていて、どのお部屋も伝統工芸品や伝統小物が飾られたステキな空間。とっても趣があってくつろげる雰囲気です。
中央のもっとも広いお部屋は、伝統茶を飲んだり、キムチ作りをしたりするお部屋。また奥のお部屋はチマチョゴリ体験用のお部屋で、箪笥の中には女性用のチマチョゴリ、男性用のパジチョゴリ、男女の伝統婚礼服などがずらりと掛かっています（韓服はこのほかにもたくさんあるそう）。その隣のお部屋は、チマチョゴリに着替えるときに使ったり、またキムチ作りの最後にチヂミを食べたりも。

気軽に参加できる文化体験コース！

こちらは韓国文化の体験コースが３つありますが、どれもコースの所要時間が約１時間で、価格もお手頃な設定になっています。これなら、短い日程で来た方でも気軽に参加できそう。具体的なコース内容は、チマチョゴリを記念に着てみたい！という方向けの「チマチョゴリAコース」、チマチョゴリに加え婚礼服も着てみたい！という方向けの「チマチョゴリBコース」、そして大好きなキムチを自分で作ってみたい！という方向けのキムチ作りコース。３コースとも李さんの手作り伝統茶＋伝統菓子付きで、キムチコースのみ、最後にチヂミ（韓国式のお好み焼き風）もいただけます。