MACONDO

皆さんはじめまして。今回からソウルナビのレポーターになった、みれいなです。慣れない韓国でいかに楽しく過ごすか？ばかりを日々考え続け、気が付けば韓国生活も６年目に突入していました。楽しいこと大好き♪な私、みれいなが、ソウルビギナーの方からリピーターの方、そして在韓日本人の方まで楽しめる、穴場的スポットを中心にご紹介していきたいと思います。
今月（６月）に入り、３０℃を越す暑い日が続いているソウル、夏ももう目前。夏といえばラテン！熱いといえばラテン！ということで、第１回目はラテン音楽が流れるラテンバーのレポートです！

ラテン音楽って？
ラテン音楽といっても「なんだそれ？」という方もいらっしゃるのでは？ラテン音楽とは、大雑把に言ってしまえばラテンアメリカ、中南米のラテン語圏の国々の音楽全般のことで、キューバのサルサ、ドミニカのメレンゲなどがそうです。あのリッキー・マーティンもラテンですね。そうそう、韓国人歌手の桂銀淑が歌う「ベサメムーチョ」も実はメキシコの曲、そう、原曲はラテン音楽なんです。
またバーといってもラテンバーの場合は、しっとりした大人のイメージのバーではありません。明るくて陽気なサルサやメレンゲが絶え間なく流れる、音楽を聴くもよし、お酒を飲むもよし、もちろん踊るもよし！のクラブバーなのです。

弘大にある「MACONDO」
今日ご紹介する「MACONDO（マコンド）」は弘大（ホンデ）にあります。そう、ソウルにちょっと詳しい方ならご存知のクラブが集まる街、弘大です。２０代の若者中心のクラブやバーが多い中、２０代半ばなんていつのことやら？という私でも「MACONDO」は躊躇することなく入ることができるお店のひとつ。貴重です。
もともと日本でサルサといえば、やや年齢層が高いイメージもありますが、韓国のサルサ年齢は幅が広くて、２０代前半から上は５０？６０？代までと、まさに老若男女が楽しめる音楽なのです。

ここ「MACONDO」では、一般的によく知られているサルサ、メレンゲ、バチャータを中心にかけています。選曲もいいと評判で、在韓外国人にも人気。週末の深夜０時過ぎともなると店内は大混雑。

「MACONDO」は３階建ての建物の地下にあるのですが、外からはどこにあるのか、少々わかりづらいです。１階がおでん屋さんになっていますが、その右手に入口が・・・近づいてみると、かすかに音楽が聴こえてきます。

地下へ続く階段があり、「LatinBar MACONDO」と書かれた垂れ幕が見えます。アルバイトの男の子がいるので、そこで入場料4000ウォン（現在７０００ウォン<2009.3.27>）を払ってチケットをもらいます。ワンドリンク付きなので、後で好きなときに店内のカウンターで、チケットとドリンクを交換します。
＊週末の金・土のみ5000ウォン（ワンドリンク付き）

赤い扉を開けるとそこは熱いラテンの世界が！
チケットを持っていざ店内へ。大きい真っ赤な扉（結構重いです）をギィィーーと開けると、そこは熱気ムンムン、ラテンの世界！一気にラテン音楽の波に包まれます～　

さっそく踊っちゃうぞ～という方はどんどん踊っちゃいましょう！パートナーがいなくても大丈夫、女性の場合、男性の方から誘ってくれます。男性は・・・勇気を出して誘ってみましょう。断られることはまずありません。断ってきたとすれば、踊りすぎて休憩したい時、踊りに自信がなくて見学だけという場合がほとんどです。たまに女性の方から声がかかる場合もありますので、希望は捨てずに！

そうだ、大事なことを忘れていました。サルサといえば基本的に男女ペアになって踊るもの、中には「男女が密着するダンス」「いやらしいダンス」というイメージを抱く人も多いようです。知らない人とくっ付くなんて・・・と思う方もいるでしょう。でもご安心を！韓国サルサは驚くほど、時には残念なほど、男女の間隔を開けて踊ります。そしてここ「MACONDO」は常連さんが多く、周りの目もあるので、おかしなことをする人はほとんどいません。実に健全で、女性の方も安心して遊べます。

ドリンクメニューはミネラルウォーター、ジュース、ビール、カクテル等、ほぼ揃っていますが、全て英語で書かれてあるので安心。この時迷ってしまうのが、「どの飲み物でもいいのか」ということですが、4000ウォンのチケットなので、4000ウォンまたはそれ以下の金額のものは、そのまま交換すればＯＫ。4000ウォンを越すものを飲みたい時、例えば5000ウォンのものなら"チケット＋1000ウォン"払えばＯＫです。ちなみに、4000ウォン以下のものを頼んでも差額は戻ってきません。そして２杯目からは、普通にカウンターでお金を払って注文しましょう。
それにしても4000ウォン＝約400円とは安いっ！カフェでお茶を飲むのと同じお値段で（ヘタしたらお茶代の方が高いかも、です）、音楽が聴けて、お酒も飲めて、踊れちゃうなんて～～あぁ楽しい♪

「MACONDO」の女性オーナー。一見、ごく普通の女性ですが、さすがはオーナー、サルサを踊れば一瞬にして熱いサルセーラに変身！明るくて、親しみやすい、お姉さんのような存在です。

えっ？ダイエットにもいいの！？
これまで韓国に住んできて、感じていたこと。「韓国人女性って細いんだけど、クビレがない」。サウナに行くたびに周りの女性を眺めては思っていました。（注：ソノ気はありません）。
たとえ初級レッスンとはいえ、いつのまにか汗がジワジワ・・・楽しいのでレッスン中は全く感じなかったのですが、これは意外に運動量があるのでは？と密かにカロリー消費を期待していると、やはりそうでした！サルサを踊るには、お腹と足の筋肉を使うので、ずっとサルサ続けていると、自然とウエストがくびれ、ヒップに厚みが出て太ももにも筋肉がつく（これは余計だ・・）という、腰から下だけは夢のラテン女性のスタイルになれるのだそうです。ジェニファー・ロペスも夢じゃなーいっ！・・・オバサンのたわごとだと思って聞き流してください。

最後に韓国サルセーラのファッションチェック！
取材に行った日が平日ということもあり、皆さんわりとおとなしめの装いでしたが、週末になると朝まで営業ということもあって、気合いの入ったサルサファッションで来ることが多いようです。思いっきり派手に、セクシーに、ドレスアップして行っても全然浮かないどころか、カッコよくさえ見えてしまうラテンバー。そしてみんなのイキイキした表情。これからもますますラテンにはまってしまいそうな、みれいなのラテンナイト・レポートでした。

■ 価格※価格は取材時のものです。 
＜ビール＞
Hite,Cass,OB：3000
Stout：4000
Cafriその他Corona,Millerなどの輸入ビール：5000

＜カクテル＞
キューバリブレ：5000
ジントニック：5000
テキーラサンライズ：5000
ホワイトルシアン： 6000
ブラックルシアン； 6000

＜その他 ＞
テキーラショット：4000
ウィスキーショット（J&B）： 5000
グラスワイン（レッド、ホワイト）： 5000
ソフトドリンク類 ：4000
ミネラルウォーター： 3000（金、土は2000）