NANTA ／ ナンタ

こんにちは！ソウルナビです。今日は韓国で初めてノンバーバル（セリフがない）公演を広めた「NANTA/ナンタ」をご紹介しましょう。「NANTA/ナンタ」は、1997年10月に行われたソウルでの初公演から爆発的な人気となり、なんと今まで20年以上！韓国公演至上最多の観客を動員したメガヒット公演！海外デビューとなる1999年のイギリスのエディンバラ・フリンジ・フェスティバルでは全公演完売記録を達成！2004年にはアジアの公演で初めてニューヨークブロードウェイに進出し、その作品性の高さを世界で認められたグローバル公演、ナンタ！今まで全世界５８カ国３１７都市海外公演ツアーを行い、公演回数は総44,418回以上、観覧客は1,374万人以上！今もなお記録更新中です！韓国国内では2000年に貞洞に国内初の公演専用館を開館。現在(2019年)、ソウルに2か所と済州島に1ヶ所の合計３か所の専用劇場を運営しています！1997年の初演から20年以上！韓国の老舗ノンバーバルパフォーマンスとしての貫禄を感じさせるNANTA、その魅力に迫ってみましょう、れっつごー！

「NANTA」とは

ノンバーバル、つまり台詞はほとんどなく、リズムとビート、シチュエーションだけで構成された作品。だから、言葉の障壁がなく、全世界の誰でも一緒に楽しめ、共感できるワケなんです！また、NANTAとは漢字で書くと「乱打」。叩けば音が出るもの、それらすべてが「NANTA」では楽器になります。どこの家の台所にもある包丁、まな板、ボール、泡だて器、はし、おたま、ポリバケツ…などなど、ごくフツーの身近な道具を叩き、それぞれの音をうまく組み合わせてリズムを作ります。舞台では実際に野菜を刻み、炒め、見事に料理が完成するんです！四方八方に飛ばしながらの包丁さばきは見事！
ちなみにナンタでは農協の協賛により、賞味期間の過ぎた野菜を使い、使用後の野菜は家畜の餌に使用するなどの再利用を行っています。

キャストは7チーム！

公演のキャストはブルー、レッド、オレンジ、ブラウン、ホワイト、グリーン、パープル、ブラックの7チームがあり、１つのチームは５人で構成されています。劇場や日によって出演するチームが異なるので、劇場に着いてからキャストを確認するもよし、お気に入りのチームがあればNANTAの公式HPで「本日のキャスト」を確認するのもよし^^



唯一の日本人が「岩本柚香さん」！
皆さん！NANTAに日本人キャストがいるのをご存知ですか？以前、ナビでもご紹介した岩本柚香さん、NANTA初の外国人キャスト、そして唯一の外国人キャストなんだとか。韓国の劇場になることもあるそうなので、もしかしたら皆さんがNANTAを観に行った時には、柚香さんの出演するNANTAを観れるかも！？

いかがでしたか？韓国でノンバーバル公演を最初に行った「NANTA／ナンタ」。やはり初演から20年以上、韓国だけでなく世界で好評を得てきたノンバーバル老舗公演らしく、貫禄あるし、魅力がいっぱいです。今まで何度も見たと言う人も、まだ１度も見たことがない人も、毎回楽しめること間違いなし！ナビも何度か観てますが、キャストも違うし、舞台と観客の雰囲気もその都度違うし、公演を観覧した後、なんだかすかっとすると同時に、充実感も残ります！皆さんもこのナンタの魅力にハマってみませんか？以上！ソウルナビでした。