国内外のアーティストが集結、ELLEGARDENも来た!叫んで踊ってロック漬けになった仁川ロックフェスの様子をレポート!
こんにちは!ソウルナビです。夏休みの今、みなさんのお住まいの地域でもいろんなイベントが行なわれているのではないでしょうか?こちらソウルの近郊でも、先週末にとっても大きな音楽の祭典、「仁川ペンタポート・ロックフェスティバル 2008」が行なわれました~!ロックフェスティバルといえば日本ではフジロックなどが有名ですが、それよりも少し規模は小さくなるものの、韓国だけでなく海外からのトップアーティストなど約60組を呼び込んで開催!7月25日(金)~27(日)の3日間、会場となった仁川(インチョン)・松島(ソンド)は大変な盛り上がりだったんですよ~。そんなフェスティバルの様子をお届けしようと、今回は会場の様子や初日の25日(金)の模様をレポートしたいと思います!
松島遊園地のそばに作られたイベント会場。都心や繁華街から離れたこのスペースはとにかく広いのが特徴で、その敷地面積は約27万?。見当がつかない人も「サッカースタジアムが50個余り入っちゃう」と言ったらその広さが伝わりますよね!?日常生活を抜け出し、ここで一気にロック漬けの世界に入るのにも持って来いな環境!
■まずは会場内の様子を施設紹介とあわせてお届けしましょう!
◇ステージは3つ!
今回のフェスティバルでは大・中・小と3つのステージを用意。これらは規模だけでなく様相も違っていて、それにあわせてアーティストたちが公演を行いました。
<adidas PENTA grun>小さなライブ公演やラジオショー、DJ達によるNight Partyなどが行われる空間。小規模ステージの特性を活かしアットホームな雰囲気に包まれていて、アーティストと観客が友達関係のようだったのが印象的!まさに「目の前」で繰り広げられる演奏はダイレクトにハートを揺さぶり本当にカッコよかった!観ている方も体をユラユラ動かすだけじゃ物足りず、みんな狂ったようにダンシング~!どうです、伝わりますか?この躍動感!
<PENTAPORT STAGE (+GROOVE SESSION)>新人達を中心とした国内外のバンドが斬新な音楽を披露してくれるのがこのスペース。他のステージと違って唯一屋根つきになっていて、雨が降っても塗れることなく音楽を楽しめるようになっています。中にはカクテルなどの酒類を販売するちょっとしたバーみたいなものもあってオシャレでしたョ!
「Double Famous」このステージで公演を行なったミュージシャンの中でも注目度の高かったこの「Double Famous」は日本からやってきた10人編成のバンド!サックスやトランペットなどで曲の始まりから一気にみんなの心を奪った彼ら。ステージの特徴上、ほんとに目の前で公演が行なわれていて、これはファンや音楽好きにはおいしすぎる環境~!リズミカルな音楽にみんな体を揺らしながら楽しみ、演奏後は熱い歓声と拍手が彼らを包んでいました~。
<BIG TOP STAGE>今回のフェスティバルで用意されたもののうち、最も大きく2万人以上を収容できるステージ。公演の中心となるステージで、特に有名なアーティストたちが演奏を披露するのがこちら!ここでは数々の名の知れたバンドが公演を行なったわけですが、その模様はあとで下にてお伝えすることにしましょう。お楽しみに!
◇フェスティバル関連の施設
All-Day ロック&ムービー
音楽関連の映画などを上映していたスペース。ライブの間に寄るのも良さそう。
キャンピングゾーン3日間連続で行なわれるこのロックフェスティバル。あらかじめ申し込みをしておけば、ここにテントを張って寝泊りできるんです(1人1万ウォン)!テントがずらりと並んだその様子はまるで本物のキャンプ場みたい!ここがロックフェスティバルの会場だということを忘れてしまいそうです。泊まれるとあって、周辺にはシャワーブースも用意(2,000ウォンで利用できるとのことでした~)。ここで寝泊りしながら大好きなロックに徹底的に浸る数日間。う~ん、一生のうちでも忘れられない経験になるのでは!?
◇便利施設やおもしろ施設
Tシャツなどのグッズ販売も!
◇飲食スペース
小腹がすいたときに飲み食いするのもいいけれど、なんせぶっ続けで行なわれるイベントだけに、ちゃんとした食事も販売!座席スペースもかなりの数が用意されていました!
会場内でのショッピングの大半が、特製ブレスレットで支払いする仕組みになっていた今回のフェスティバル。あらかじめこの赤いブレスレットを入口で発行してもらい、そこにお金をチャージ(もしくは新韓銀行カード利用)することで買い物をするシステムになっていました。
■雨、霧雨、豪雨、泥…!?
イベント開催の数日前から天気が怪しいと言われていたこの日。午前中は晴れ間も見えていたものの、午後からは雨が降ったりやんだりの悪天候に。会場入りしてからすぐにわかりました、入口前で売っていた長靴の必要性を!だって地面が土になっている会場に大雨が降り、水と土で地面はドロドロ~!まるで沼のような状態になっているところもあり、長靴が必須アイテムに。ビーチサンダルでも泥の重さで鼻緒が取れてしまう人もいたし、ナビのように靴が壊れてしまった人もかなりいたはず(涙)。えぇい、雨や泥、靴が壊れたことも関係ないっ、ロックだ、ロックを楽しむのだぁ~!
埋まっちゃったよぉ・・・
■会場に集まった人たちをチェックしてみよう!
雨にも負けず、泥にも負けず!?ロックに没頭していた皆さん!ほんと、みんな人の目なんて全然気にすることなく、縦ノリで頭をガックンガックンさせてたり、軽快なステップで周りを飛び跳ねたりしていてもう大変!
<突撃インタビュー!>
~ソウルから来た26&27歳の会社員の女の子~
ナビ:今日は特にどのアーティストの公演を観に来たんですか?ロックフェスティバルは何回目?
2人:ロックフェスティバルには初めて。今回は「The Go!Team」を観に来ました。1年位前からファンになって。さっき観てきたところなんですが、もう最高~ッ!どの曲もすごいよかったし、好きな歌も聴けたし・・・。韓国では初めての公演なのでメチャメチャうれしかったです!あ、あと「Double Famous」(ナビ注:上でご紹介)も知っていたので、今日ここで演奏を楽しめてよかったな~。
ナビ:今回のフェスティバルは3日間ですが、全部参加する予定なんですか?
2人:私たちは今日だけです。本当は最後の公演が終わるまでいたいんですが、ここ仁川から家(チャムシル)までは遠くて・・・。仕方なく21時過ぎ頃には帰らなくちゃいけなそうです。
ナビ:(足元を見て)お、長靴もしっかり用意されてますね!?
2人:今日は雨降りって聞いてたから、来る前に市場に寄って13,000ウォンでGETしてきたんですよ!用意しておいてよかったぁ・・・
ナビ:そうなんですね(笑)。それじゃ、残りの公演も楽しんでくださ~い!
■ BIG TOP STAGE で行なわれた公演の一部をご紹介!
アーティストたちの公演の様子はどんなものだったのか気になっていた方々、お待たせしました!この日(7月25日)、フェスティバルの中心ステージ「BIG TOP STAGE」で行なわれた公演からセレクトしたバンドの様子をご紹介!
◇「The Go!Team」(UK) 16:10~17:10(60分)
UKからやってきたバンド「The Go!Team」の公演は、そのパワフルなボーカルや演奏にすぐさま会場が魅了されることに!ボーカルの「ニンジャ」は歌だけでなく激しく体を揺らしたダンスも披露!英語でのあいさつだけでなく、ところどころに「カムサハムニダ~」などの韓国語会話も取り入れファンたちは大喜び!客席からは「The Go!Team」!「The Go!Team」!と連呼した応援が鳴り響いていました~。
◇「The Music」(UK) 17:50~18:50(60分)
こちらもUKからやってきた「The Music」。彼らの音楽を聞いて体を揺らさずにいられようか、いや、いられない・・・とナビはむか~し習った反語が思い出されてしまいました。ほんとにカッコイイ!超ノリノリ!すごい盛り上がり~っ!集まった観客たちもシャウトしまくり、体揺らしまくりで熱い公演を楽しんでいました!
◇「Crying Nut」(韓国) 19:30~20:50(80分)
お次は日本にもファンがたくさんいる「Crying Nut」!韓国を代表するトップバンドだけに、ファンたちも始まる前から興奮気味!数々のヒット曲を中心に、「ルクセンブルク」などの一緒に歌いやすい曲をガンガン歌いまくってくれました~!公演中、一時スコール並みの雨が降ったためにギターのサンミョンがステンと転んでしまうアクシデントも発生(何事もなかったように演奏したのはさすがプロ^^)!「じゃぁ、いっちょハジケちゃいますか~!」と叫び、熱唱やおもしろトークで会場の盛り上がりをMAX状態に持っていった彼らはさすがの一言。観客たちのノリがホントにすごくて、まるでネズミ花火みたいに動き回りながら跳ねまくっていましたよ~。
◇「ELLEGARDEN」(日本) 21:30~23:00(90分)
この日のトリを務めたのが日本からやって来た「ELLEGARDEN」!この「ELLEGARDEN」は韓国でも知名度が高く、今まで数回行なわれたライブもチケット争奪戦が繰り広げられたほど!9月で活動休止を発表しているだけに、ファンとしては少しでも長く彼らの公演を楽しみたいところです(ナビもすご~く楽しみにしていました^^)1曲目から「Space Sonic」で盛り上げ、ガンガンと押し寄せるロックの波!観客たちもヒートアップして叫びまくりです。細美さんのMCはほぼ日本語だったこの公演。聞き取れない観客もいただろうに、「言葉はわからないけど俺らは音楽で一つになれる!」の部分では大歓声で応えていました~!
韓国では携帯電話のCMで使われたため、「Marry Me」は有名。会場全体で歌ったのですが、みんな歌詞をしっかり覚えていてファンの多さに驚いちゃいました。休みもほとんどなく、とにかくひたすら曲を聞かせてくれたメンバーたち。公演を終えて舞台から離れると、「エンコル!エンコル!(アンコール!アンコール!)」の叫び声!再びステージに戻ってきた彼らは最後に「Make A Wish」の曲を持ってきた~!この曲は2006年サッカーW杯の時、これまた銀行のCMソングとして使われたもの。演出の一つかと思えるくらいの大雨が降ってきて、そんな中で会場全体が一つになり、大合唱が繰り広げられたのでした!
大雨が降るという悪天候で全身ビショビショ、足も泥だらけ…という中で音楽を聴き続けた今回のフェスティバル。天気の面では大変な状況だったけど、イベントが終わって家に帰る頃にはなんともいえない充実感を感じたナビ。徹底的にロックを聴きながら縦ノリで体を動かしまくったことによって気分もスッキリした感じです。また何よりも、人目を気にせず踊りまくっていた観客たちを目の当たりにすることで、音楽の持つ力を改めて知れたことが一番の収穫だった気も!音楽ってほんとにスゴイですね^^。熱いこのイベントの様子は第2弾として後日またご紹介予定!アーティストのサイン入りプレゼントもあるので、乞うご期待~。以上、ロックの魅力を再確認したソウルナビでした!
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2008-07-29