パクスルリョハンボッ

韓国の伝統衣装･韓服を試着しました。パク･スルリョ韓服研究所でヘアスタイル、お化粧もしていただいた今回の「ユミ嬢が行く！」。色鮮やかな韓服の下はどうなっているのかもご紹介します。

結び方　step by step
1.長いリボンと短いリボンがあります。短い方を長い方の下をくぐらせて上に出し、
　 左側に引っ張り出します。
2.長い方で輪を作ります。輪が左側にできるようにします。
3.左手で長いリボンを、右手で短いリボンを持ち、短いリボンを下から通して・・・
4.輪っかの下をくぐらせて結びます。
5.リボンを軽く引っ張って、リボンの形を整えます。
6.できあがり。リボンの長さが５～７cmぐらいちがっていれば完璧です。

はい、できあがり。どう？前から見るとこんな感じで、後ろ姿はこんな感じです。チマとチョゴリのカラーコントラストがきれいでしょ？金色の部分は刺繍です。刺繍も手がこんでいます。日本の着物のように、たくさんの紐や帯でお腹が苦しいわけでもなく、１５分ぐらいで全部着れちゃうので楽ですね。前の紐だけ、自分で結べれば、簡単に着ることができるのでいいです。トイレはちょっと行きにくそうですが、チマをまくり上げて行くしかないですね。下にソクチマも着ていることですし。でも、きくずれは着物よりは抑えられそうです。

その上にトゥルマギ（コートのようなもの）を着てみよう。
秋･冬はこのままだったらちょっと寒いので、トゥルマギも着てみました。日本の着物にも「羽織」がありますよね。さっきと同様、リボンを胸の前で結んで出来上がり。簡単に着ることができます。韓国は日本よりももっと寒いですから、もう少し防寒してマフラーを巻くと、こんな感じなります。暖かそうでしょ？普通の韓服姿は割合見るチャンスが多いですが、トゥルマギをきている姿はあんまり見ませんよね。こんなにステキな韓服用のコートがあるなんて知りませんでした

ファッションショーは続く・・・
昔は宮中で着られていた韓服です。今では、結婚式の時に着たりするそうですよ。この韓服も素敵でしょ。なんといっても刺繍が豪華絢爛。さすが、宮中で着ていたって雰囲気が漂っています。これは、先ほど着ていたチョゴリを脱いで着たのですが、着る方法はさっきのチョゴリと同じ。手をチョゴリに下に入れて「はい、ポーズ」。後ろの刺繍もきれいでしょ。

Q＆Aコーナー

韓服を着るときによく出る質問に、パク･スルリョ韓服研究所の方に答えていただきました。

　Q 韓服を美しく着こなすにはどうすればいいですか?
　A 1)コルセット(チマを膨らんで見せるために着る下着)を着ます。韓服の良さはこの下着を着けないと出ません。
　 2)チマは巻き終りが左側に来るように着ます。歩くときは左手でチマのすそをひじにはさむように押さえて歩くときれいです。
　 3)チョゴリを着るときはやや前かがみの姿勢で着ます。チョゴリの襟と肩の縫い目が後ろ側に行かないように前側に引っ張ってから着、そのときチマの腰のラインがチョゴリの下からはみださないようにしましょう。

　Q 韓服に似合う化粧法ってありますか?
　A はい。韓服にはナチュラルで品のあるメイクときりっとまとめた髪がよく似合います。茶色系やピンク系で自然ぽくし、口紅は濃い赤やワインレッドなどは避けます。ロングなら一つに結んだり上げたりし、ショートならピンで留めたりウィッグをつけてアップにします。

　Q チマチョゴリはどうやって保管するんですか?
　A チマは8つ折り(左右4つ折り、上下に2つ折り)にして、チョゴリはリボンをたたんで袖をその上に重ねてたたみます。この状態でタンスに保管すればO.K。