韓国で一番安く、多種多様な新製品の靴が見られる卸売り商店街!
こんにちは!ソウルナビです。東大門市場といえば、ファッションの街!メインストリートに並ぶドゥータやミリオレ、apmといった小売向けのファッションビルもあれば、夜中からオープンする卸売り専門ビルもたくさん!そんな中の一つ、東大門履物卸売商街を今日はご紹介しましょう。場所はちょうど東大門こと興仁之門(フンインジムン)のすぐ近くにあります。この商店街は1968年にオープンし、韓国で一番安くてしかも種類豊富な新製品の靴を売る卸売商店街。清渓川7街(チョンゲチョンチルガ)通りに沿ってずらっと立ち並ぶ4階建ての建物(新平和ファッションタウンの反対側)に、全盛期は1,000店を超える卸売店が集まっていましたが、今はずいぶん減ったとか。それでも、こんなにたくさんの卸靴店舗が並んでいるところはソウルでもココしかありません。なぜって、全国の靴屋さんが仕入れにやってくる大元だから。さっそく、ご案内しましょう!
「東大門履物卸売商街(トンデムンシンバルトメサンガ)」
東大門の十字路のほうから、清渓川に沿ってA、B、C、D棟と4つの棟が連なっています。そのうち、A、B、Cの3つの棟が有名で、商店街ごとにメンズシューズ、レディスシューズ、運動靴などいろんな靴を扱っています。1階~3階までのビル内にぎっしりお店が詰まっていて、1階店舗は比較的一般客にも販売するお店がありますが、2~3階はバイヤー相手の商売をやっているところがほとんど。なので、午後2時ぐらいを過ぎると、ほぼ閉まってしまいます。
A棟
B棟
C棟
さすが卸売商店街ということもあり、積荷の運び屋さんが待機していたり、靴紐、靴底、靴の布地などといった材料などを販売するお店もぽつ、ぽつっとあったり。
A棟は小売向けも少しあり、B棟、C棟は卸売り専門
A棟は小売向けに売ってくれるお店も多く、メンズ・レディスシューズ、運動靴、子供靴、登山靴、室内履きなど似たようなお店がズラリと並ぶ清渓川ぞい、ビル内のアーケードでは地元の人たちがショッピングを楽しんでいます。この地元の一般客も訪れる通りは、朝9時ぐらいから夜の9時ぐらいまで営業、と一般の小売店と似たような時間帯のお店もあり。またB棟、C棟は卸売専門で、夜中からオープンして午後2~3時に閉店、というところがほとんど。このB棟、C棟の中でも、通り沿いのお店は一般のお客さん向けに1足売りもしてくれるところもありますが、断られる場合も多いので予めお覚悟を~また商店街全体が卸売りメインなので、基本的に現金払いのみOK。
どこよりも安い?!品揃えは?
値段は普通のお店より40%ほど安く、インターネットより20%ほど安く買えるとのこと。ですが、やはりお店によっても千差万別です。ただ、棟別に見たところA棟は小売がメインで、営業時間も一般の小売店と変わらないところもあり、ちょっと値段が高めとか。また数はたくさんあるんですが、特に女性靴はデザイン的にあまり最新のモノが少ないというか、ぐるぐる見ても結局買わないで帰ってしまう、というパターンが多いかも。ただ、子供靴や登山用、室内履きなどは安くて良さそう。またB棟やC棟は個性的なお店も多く、最近販売されているような新しいデザインのものもあり、値段も安く、ナビ的にこれは買い!と思ったお店がけっこうありました。
ちょっとお店を覗いてみよう!!
そんな市場の中から、数軒をピックアップしてみました
○B棟「apied」
清渓川ぞいのお店。通り沿いにあり「ここで長く商売してきました」、という感じのする老舗っぽいお店が多いなか、お店が新しいので目立ちます。こちらはスニーカーを主に扱っているお店で、男性モノ、ユニセックス(男女共用)のモノも。普通のスニーカーながらも、ちょっと1ポイントデザインが加わったものや、布地がプリント柄だったり、ウールタイプのものだったりというのが特徴。でも、カラー、デザイン、布地すべて基本的にシンプルなものが多く、これまたお値段も安いのでついついまとめ買いしてしまいそう。
○B棟「HOLLY WOULD / 헐리울드」
基本的に卸売専門のお店ですが、通りがかりのお客さんに1足ずつ売ったりもするそう。こちらで一年中販売しているのはスニーカー。小さいお子ちゃま用から大人用(男女)まで、サイズ、デザインとも多様にそろっています。特に子供用がかわいくて、ママたちがまとめ買いするのにぴったりかも。またシーズンものとして人気の商品を扱っています。冬はこのふかふかブーツで足元からあったかに過ごしたいところ。こちらはすべて革製で、革の種類によりお値段もお手ごろなものから高級なものまで幅広くなっています。
○B棟「OGGLY SHOES」어글리슈즈
※閉店?
東大門履物商街B棟のお店。カラフルなブーツを専門に扱っていて、皮のモノでも3~4万ウォン台とお値段もとってもお手ごろ。基本的には卸売りをメインに商売されているそうですが、通りがかりの一般のお客さん(バイヤーではなく)にも、値段は卸値ではないけれど、1~2足単位で売っているそう。アンクル、ショート、ミディアム、ロングと長さも多様で、花柄やヒョウ柄、チェックなどプリントした靴などもあり。今年韓国で人気のスキー靴はほぼ売り切れ。当分の間入荷されないね・・・とのこと。このように基本のカラフルブーツのほか、その時々に人気のアイテムも数点扱っているとか。
D棟は靴以外のお店・・・?!
D棟の1階には水族館、鳥類、愛玩動物などを扱う愛玩動物商街(エワントンムルサンガ)が入店。
また2階と3階はアクセサリー及び雑貨卸売の商店街がそれぞれ有名だそう。
いかがでしたか?東大門市場で靴を買おうと思うと、最近はドゥータやミリオレなどの靴売り場はハンドメイドシューズが主流&値段も高め。それで最近は結局のところ買わずに別のところに行く、なんてことも多かったんですよね。その点、こちらは値段の面ではお得!デザインは一般的なモノが多いけれど、その中でお気に入りが見つかれば、かなりお得なショッピングが楽しめると思います!また、A棟の清渓川沿いに小さなスタンドカフェがあるので、ちょっと疲れたときはここで休んでいってもいいかも~以上、ソウルナビでした!