釜山最大の食市場で庶民文化をかいま見る!
アンニョンハセヨ、プサンナビです。今日は国際市場に続く巨大市場、釜田市場(プジョンシジャン)にいってみます。この市場は国際市場とは正反対の性格で、まさに釜山鎮区の台所を担う生活の場なんです。生の釜山を感じてみましょう。
この市場は、一歩入ればまだ引き返せる位置ですが、五分も歩けばこの市場の魅力に取り付かれ、前に何があるのかひたすら突き進んでしまうんです。そうなるとしばらくはこの「市場」という迷路のなかをさまようことになります。市場はわれ先にと言わんばかりに店がせり出し、その前をおし車が通り過ぎます。おし車は内容もモデルも様々で、どう考えても買い手のなさそうな雑貨ものから、押す「引く?」には無理がある大型車、フットワークのよさそうなおし車は、通行人がぶらぶら買い物をしてると後ろからあおってきます(どなられる、はねられる)。立場はどうもおし車のほうが強いようで、文句を言う人はいなく、センサーがついているかのようにおし車が近づいてくるのを感知し、すばやく道をゆずるので渋滞はあまり見られないようです。
ナビがてれてれと歩いていると鯨肉発見。これは本物なんでしょうか?けっこうあちこちにありました。
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かんたんな食事もできます。
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出口と思った方向にはにんにく倉庫。
とにかくこの広さにして、この店数、進んでも進んでも同じような道の繰り返し。しまいには道に迷う日本人観光客状態のナビ。市場の人たちは比較的親切であっちに行け、こっちに行けと指さす方向がたまに違ったりもしますが、これについては、実際ここで営業してる方たちも自分の居所をつかめていないことが読み取れます。
ではナビがこの市場で人間ウォッチングして感じたこと。それは人に厳しく、しかしおせっかいで自分には甘く(特におじさん)だと思います。ひやかしのお客さんに「こっちは遊びで商売してんじゃねーんだよっ!」的な鋭い眼光一発です。でももしかしたらひやかしじゃないかもしれないし、ひやかしでも愛想よくしておけば今度来てくれるという風には考えないみたいですね。常にその瞬間を生き抜いているような感じでイキです。
もしかしてこの市場に興味をもってしまった人は、行く時に磁石を持つことをお薦めします。観光的要素はほぼありませんが、釜山の庶民になったような気分は満喫できるはずです。以上、釜田市場からプサンナビがお届けしました。