海苔や乾物を買うのに最適、チャガルチのランドマーク的大型市場
アンニョンハセヨ、プサンナビです。釜山の観光スポットの一つ、大型魚市場、チャガルチ。一般に知られている「チャガルチ市場」と簡単に言っても、その中にはとってもいろんなものがあるのです。その中で、元祖チャガルチ市場と言われるのは、港に向かって南浦洞よりにある細長い建物のこと。ところが、この元祖の存在を忘れさせるほど、最近目立つ存在になりつつあるのが、今日紹介する新東亜水産物市場。新東亜市場は1987年に誕生し、今では釜山だけではなく、韓国を代表する市場といっても良いほどの存在になっています。チャガルチ一帯の中でも特に大きい建物なのですぐに見つけられるこの市場に潜入し、どんなことができるのかじっくり調べていきましょう。
新鮮な魚が迎えてくれる1階
1階はいわゆる魚市場。約180軒のお店が入っています。水槽に入った元気なお魚に会うことができるこここそ、新東亜市場一番の見せ場でもあり、釜山らしい所でもあります。お店のおばさんたちに「さしみ安いよ」「さしみ食べますか?」などなどいろいろなパターンの呼び込みをされつつ、魚見物を楽しむのが観光客のお決まりでしょう。刺し身だけなら、この1階でも食べることができます。薬味代(わさびやしょうゆなど)なども無料です。ただ、ここで食べられるのはお刺し身だけなので、ご飯や魚のアラを使ったメウンタンが食べたい場合には、3階に行きましょう。ここで魚を買っても上がっても良いですし、3階で直接刺し身を注文しても大丈夫です。
お土産ショッピングに最適な2階
2階は、乾物市場になっていて、約80軒の乾物屋さんがあります。韓国土産の定番である岩のりを買うならここが良いでしょう。のりだけではなく、スルメ、昆布、わかめはもちろん、お酒のおつまみになりそうなお魚スナック系、そしてドライフルーツまで置いてあり、しかも、市価より約10%~30%安で買うことができます。
刺し身を味わえる3階
1階で好きな魚を選んだら、3階の食堂で料理をしてもらえます。1階でお刺し身だけを食べる場合には無料の薬味代(わさびやしょうゆなど)が、3階では食べる場合には、一人当たり2,000ウォンが必要になります。メウンタンは5,000~7,000ウォンです。また、先ほども述べたように、直接この3階に来てお刺し身を注文することもできますが、その場合のお値段は以下の通りです。
刺し身の盛り合わせ 大60,000ウォン
刺し身の盛り合わせ 中50,000ウォン
刺し身の盛り合わせ 小40,000ウォン
ホヤ、なまこ 15,000~20,000ウォン(一皿)
タコ 20,000~30,000ウォン(一皿)
あわび粥 10,000ウォン(一人分)
(活魚はお客さんと時価に従って価格を決定後、提供とのことです)
穴場の地下1階
1階で買って、3階で食べるというチャガルチのお決まりコースは、ガイドブックにも載っていていまさら目新しくもなんともないですが、この地下1階については、非常に情報が少ないく穴場的な存在です。この地下にはなんと食堂があったんです。日本の昔懐かしい下町の小さな食堂を思い出させるカウンター形式のお店が多いこの食堂街では、定食、海鮮鍋、ヌタウナギ、コプチャン(ホルモン)などのメニューが楽しめます。定食は3,000~4,000ウォン。お刺し身のような豪華なものは、3階で食べればいいのですが、大衆的な食事を楽しみたい方にはオススメかもしれません。
チャガルチに来る目的は、市場の雰囲気を楽しんで、新鮮なお魚を食べて、韓国のりやスルメなどのお土産を買うことが大半を占めるはず。それが一度にぱぱっと果たせる新東亜市場、チャガルチに来たなら、ぜひ立ち寄ってみてください。以上、プサンナビがお伝えしました。