庶民的な雰囲気漂う市場。ちょっと変わった「ギルムトッポッキ」も有名!
こんにちは、ソウルナビです。韓国の大型マートに行けば食料から家電、衣類など、何でも揃うし、お土産にもなるものがたくさん売ってますよね。お土産ものを買う時に、マートを利用している人も多いはず。でも、そんなマートだと韓国らしさを感じられない!そう思ってしまうのはナビだけでしょうか?実は韓国には在来市場(チェレシジャン)と呼ばれる、昔ながらの市場がたくさんあります。日本語は通じないところが多いけれど、こういった場所に行くと地元感を味わうことができるんですよね。今日ご紹介するのも最近は日本の雑誌などにも載って、注目を集めている「通仁市場(トンインシジャン)」。市場自体も小さめなので、1時間もあれば見て回れるので観光にもお手頃の在来市場です。さっそく一緒に見ていきましょう~。
景福宮駅から徒歩10分!観光のついでに立ち寄れる便利な在来市場
こちら「通仁市場」は地下鉄3号線キョンボックン(景福宮)駅から歩いて10分ほどのところにあります。地下鉄の名の通り、景福宮からも歩いて10分ほどで行けるので、景福宮の観光ついでに立ち寄れる、非常に便利な場所にある市場です。また、この地域一帯は西村(ソチョン)と呼ばれ、韓屋(韓国の伝統家屋)などが今でも多く残り、最近人気を集めているエリア。また、散歩が好きな方は、オシャレなカフェやお店が立ち並ぶ三清洞も歩いて行ける距離なので、観光、ショッピング、グルメとすべて楽しむという手もありかも!?もともと、通仁市場も地元の人だけが利用する市場だったのですが、市内にあって観光地に近いということもあり、海外メディアも徐々に「通仁市場」の魅力に気づき、最近では世界各地から観光客が訪れるようになったんだそう。
さっそく市場内をご紹介~!!
通仁市場は、先ほどもふれたように他の在来市場に比べても規模が小さめで、全長約200メートルほど。入口から出口までは1本道なので、迷う心配はまずありません!景福宮駅の2番出口からまっすぐ歩いていくと、左上に何か木でできた囲いのようなものが見えます。こちらが入り口。中に入ってみると、飲食店、雑貨、野菜、果物、魚、お肉など、生活に必要なものが揃った市場だな~という感じ。中でも主に手作りの惣菜(パンチャン)を置いているお店が多いという印象。
それでは実際どんなものが売られているのか、順番に見ていきましょう~。
<惣菜(パンチャン)>
とにかっく!!惣菜(パンチャン)の種類が豊富!!値札はなく、どの惣菜がどのくらい欲しいか伝え、料金を計算してもらうスタイル。お店の方のさじ加減ではありますが、うまくいけば、値段交渉してオトクに買い物できるかも?!
惣菜(パンチャン)
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韓国人にも日本人にも大人気、チャプチェを売るお店も
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惣菜以外に、キムパッを売るお店も
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マンドゥ(餃子)はその場で焼いてアツアツ!今すぐ食べたいっ!
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<加工物、乾物など>
少量売りもしているため、のりなどのお土産もこちらでゲットできそう!
<魚、野菜、果物>
<鍋、お皿、コップなどキッチン用品>
一見、日本にもありそうなお店に見えますが、ハンアリ(キムチなどを漬けておくつぼ)を売っているのを見ると、韓国らしさを感じれますよね。
コップ、食器など
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鍋、ボウルのほかに、ハエたたきなどの日用雑貨も
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<靴、靴下>
<日用品・雑貨>
<サウナ、洋服の直し(リフォーム)>
地元感たっぷりなサウナや、洋服の直し、リフォームをするお店も。韓国では意外と、服の直しをしてくれるお店が多いんです。
<食堂>
チゲ専門のお店や、プンシク(軽食)のお店も。その他、カフェやサムゲタンのお店もあります。
油で揚げた名物トッポッキ!
こちら「通仁市場」は何でも揃う一般的な在来市場という感じですが、実はそれだけじゃないんです!ここの市場でしか売っていない名物トッポッキがあるんです!その名も「ギルムトッポッキ!」。ギルムとは油のことで、普通トッポッキは茹でて(煮込んで)作りますが、こちらの市場のトッポッキはトッポッキを油で炒めていただくというスタイル!コチュジャンで味付けした赤色のものと、カンジャン(醤油)で味付けした白いものの2種類のトッポッキがあります。このトッポッキを食べるためだけに、こちらの市場を訪れる人も多いとか。
弁当カフェが登場!?いろいろなお店でおかずを選べる楽しみ!
さらに「通仁市場」の新たな目玉になりつつあるのが「弁当カフェ」!2012年の1月からら新たに市場ではじまったのがこの弁当カフェなのですが、なんとっ!!加盟店のお店の中から好きなおかずを選び、好きなだけ食べれるというビュッフェ式システム!市場でもこういったビュッフェ式は珍しいということもあり、お昼時は地元韓国人でいっぱいに!
まず市場の中にある顧客満足センターに行き(市場の中央あたりの右手にあります)、チケットを販売している人がいるので、その方に、いくら分欲しいか告げて(だいたい5,000ウォンほどあれば満足できるとのこと)チケットとお弁当用容器を受け取ります。チケットは500ウォン単位なので、5,000ウォン分だと500ウォンチケット×10枚といった形。後は、加盟店の印があるお店に行って、欲しいものを指差し、チケットを見せればOK!チケットを見せるとお店の方が必要な枚数分を取ってくれます。
いかがでしたか?「通仁市場」でしか食べられないギルムトッポッキや、韓国市場初のお弁当ビュッフェなど「通仁市場」には魅力がいっぱい!狭いながらも一通りのものが揃っている「通仁市場」。日本語がほぼ通じない地元感たっぷり市場で、地元韓国人に混じって買い物を楽しんでみては?観光と観光の間のちょっとした空き時間や観光のついでにふらっと立ち寄るだけでも楽しいですよね。もしかしたら大型マートでは売ってないような掘り出し物が見つかるかも?!以上、「通仁市場」からソウルナビがお伝えしました~!