ハンソンウィリョギ

こんにちは！ソウルナビです。最近ナビがオフィスや家に置いておき、暇さえあれば取り出して使う品があるんです。今ではすっかり慣れていますが、最初はなにそれ～？！と他のスタッフにも笑われていたシロモノ、それは按摩グッズ！長時間コンピュータの前に座って仕事をする方や、ずっと立ちっぱなしのお仕事の方などなど、いわゆる職業病ともいえる体の節々のコリや浮腫みは放っておくと体全体に悪影響を及ぼす、といいますよね！っと脅すつもりはまったくないんですが、お手軽に使える按摩グッズだけでなく、韓国ならではの健康グッズ、エステグッズっていろいろあるんですョ。ということで、今日は医療器の専門店にうかがって、自宅で気軽に試せる韓国式の健康＆エステグッズをご紹介しましょう！

医療器卸売店通り！

お店の場所は鍾路５街の大通沿い。東大門からこの鍾路方面に歩くと、地元感があってとっても面白いんですよ～。通り沿いには植木屋、薬局屋、そして健康機器の卸売店がズラリと並び、次の十字路の手前左側には、清渓川が復元されてからいつも活気に溢れている広蔵市場が広がっています。さて、大通り沿いの看板のハングルをじっと見ていると、「ウィリョギ（医療器）」という文字があちこちに見られるハズ。これはすべて健康機器の卸売専門店なんです。今回はたくさんあるお店の中から、以前ナビが何度が寄ったことのある「ハンソンウィリョギ（ハンソン医療器）」にうかがってみましたよ。ココを選んだ理由は…お店の方が感じよかったから。この辺はほぼ日本語が通じるお店もなく、似たような商品を扱っているので、あとはお店の方との相性かなと。オーナーがとっても明るくて気さくなんですョ。

ハンソン医療器

店内にはぎっしりと健康グッズや医療機器が並んでいます。奥には地元テレビの取材を受けたときの１場面を垂れ幕？！にして張ってあります。これはお灸ブームのときにテレビ局から連絡があって取材を受けたものだとか。そのときはお客さんが急に増えて大忙しだったらしいんですよ。さて、こちらはちょっとした指圧道具から血糖値測定器、按摩器、血圧計、ヨモギ蒸し器、韓方のお灸など、多様な家庭用の医療機器を扱っています。名刺には卸売専門、と書いてありますが、個人のお客さんもたくさん行き来していますよ。地元の方がほとんどで、特に年配のお客さんが多いですが、ヨモギ蒸し、カッピング、お灸などは日本の観光客や在韓者も買いにくるそう。そんな日本の方にも人気があるという商品の一部を、社長さんにピックアップしていただきました～。

開けるとセットのガウンがまず目につきます。		こんな感じのクッション付きの椅子。		ガウン。これが汗かくんですよね。
コンセント２２０Ｖ		温度調節がボタン一つで。		これがセットで付いてるヨモギ
座るところの穴はこんな感じ		蓋を取って、中にヨモギをセットすればOK。

★説明書（韓国語）付き
電源ボタンを押して、５～８分ほど経過したところで水が沸きはじめるので、蒸気が出てきたらヨモギ蒸しスタート！座ってもいいし、顔用のマスクもあるので、好みに合わせて使えますよ。

１． 計量カップの線まで水を汲み、本体の内側にあるステンレス容器の表示ラインまで水を入れます。
※使い始めるときには必ずステンレス容器の表示ラインまで水を入れましょう。
２． 薬ヨモギを入れる容器の蓋を閉めたあと、ステンレス容器の上に装着します。
３． コンセントをさして、電源スイッチをONにし、赤いランプが点き、「カン（強）」と表示され、５～８分経つと蒸気が発生します。
※すぐに使いたい場合は、沸かしたお湯を容器に入れると、１分ほどで使用できます。
４． 赤外線ボタンを押すと、赤外線にランプが付き、赤外線が放出されます。
５． ヨモギ蒸しの座る部分を本体に装着しましょう。左右に回しても動かないようにしっかりと。

＜麦飯石ホットパッド　25,000ウォン＞
個人用のチムジル器。韓国式サウナのことをチムジルバンといいますが、サウナに行かずとも家で気軽に体をあっためられる機械です。ナビもこれは病院で一度使ったことがあるんですが、体の芯からあったまります。サイズ的に大きすぎず、小さすぎず、といったところですが、ソファや椅子に敷いて電気毛布のように使うものではなく、お腹の上からあてたり、背中にあてたりして使います。これによって、血液循環がよくなり、冷え性、生理痛などにも良いとか。

説明書は韓国語。コンセントも２２０Ｖ。

時間設定、温度設定などもボタン一つ。一番したが電源。

＜オドンナム枕（15,000ウォン）＞
ストレートネックをはじめ、首に疾患のある方にぴったりのマッサージ枕。これを使って寝るのではなく、マッサージ用の枕です。自分の手の薬指の長さに合わせて大きさをセレクトするようになっているので、お店で自分に合ったサイズを探しましょう。使い方は枕のようにして横になり、頭を左右に振りながら首のマッサージをします。これにより、首の筋肉がほぐれ、コリなども解消されるそう。

マッサージ枕

手のサイズに合うものを選びます。

サイズはいろいろ

＜木香チム枕（35,000ウォン）＞
これは実際に寝るときに使う枕。形がいくつかありますが、中でも一番ポピュラーなこの長細いタイプをセレクト。枕の中には、昔から悪い気運を取り除き、頭をすっきりさせるという松の木が入っていて、この香りが熟睡を促すとか。また、ちょうど頭を置く真ん中が凹んでいて、両側が盛り上がっているので、左右に動く人もこの両側の盛り上がり部分がストッパーになってよく眠れるんだそう。このように頭の形にもぴったりフィットし、首の高さも自由に調節できるのもポイント。

★特にこんな方にぴったり！
◎ 寝ているときに頭に汗をかきやすく、熱が多い方
◎ ストレスが多い方
◎ 不眠症の方
◎ 飲みすぎると眠れない方
◎ 病院に長期入院されている患者
◎ 首ヘルニアの方

＜シリコンプハン（カッピング）20,000ウォン＞
血液循環を促し、肩や腰のコリを解消してくれるカッピング。特にこちらは体の筋肉と似た医療用シリコン素材のものだそう。またプシュプシュするポンプなしで、そのまま使えるのもカンタン便利。肩や背中、腕など、血液の流れが滞っている箇所を中心にカッピングをくっつけ、中央のキャップを２～３回押して中の空気を除き密着させます。この状態で、個人差はあるそうですが、約１５分おくと良いそう。ちなみに外すときは、カップの山形部分にくっついた小さいキャップを外して空気を抜けばOK。

押して空気を抜くと		くっつきます。

＜お灸の器（22,000ウォン）
＆ヨモギ灸（10,000ウォン／32個入り※写真は16,000ウォン／56個入り）＞
こちらが手軽にできるお灸セット。一時韓国国内でもテレビで紹介され大ブームになったお灸。今ではそのブームも過ぎたそうですが、お店に入ってすぐ左側の棚にはいろんな種類のお灸が並んでいます。お店の方いわく、今でも根強い人気だとか。サイズもいろいろあり、皆さんそれぞれ自分に合ったものを買っていかれるそうですが、日本の方にも人気、というのがこちらのヨモギ灸。中でもこのオーナーオススメのお灸は煙が最初だけしか出ないというもの。お灸に火を点けて、器に入れたあと、ストッパーをしてお腹や背中などに乗っけるだけでOK！という、とっても安全＆カンタンタイプです。これもほしいなぁ・・・。