原州韓紙特約店

こんにちは！ソウルナビです。今日は韓国の伝統紙｢韓紙（ハンジ）｣を専門に扱っているお店「原州韓紙特約店（ウォンジュハンジトゥギャッジョン）」をご紹介しましょう。場所はソウルの伝統の街として知られる｢仁寺洞（インサドン）｣。地下鉄３号線アングッ（安国）駅から徒歩約２分、メインストリート沿いにあるのでスグ見つかると思いますョ。仁寺洞にはこの｢韓紙専門店｣がいくつかありますが、その中でもこちらのお店は１００％純韓国産の楮を使用した手作りの韓紙専門店。色のキレイなお店として有名らしいんです。さっそく行ってみましょう！

この｢韓紙（ハンジ）｣とはどんな紙かといいますと、別名｢朝鮮紙｣ともいわれ、楮や三枝楮の皮を原料に作った紙のこと。書道や韓紙工芸などの伝統芸術作品・工芸作品を作るときにも使われ、用途によって厚さや柄も違います。例えば、習字に使う半紙のように薄いものから、日本の和紙のような厚めのもの、さらにハングル文字が入ったものや天然の草花が混ざったものなど、カラーやデザインがほんとにたくさん。１枚、１枚、すべて手作業で作られるので、同じように作ってもまったく同じ色・質感のものを作るのは難しいそう。よ～く見ると、同じ紙でも少しずつ違い、まさに手作りのぬくもりが感じられるものばかり。

仁寺洞はもちろん地元の人もたくさんやってくるスポットですが、外国人にも人気の観光地。伝統的な韓国の雰囲気も味わえるし、また韓国らしいお土産をゲットするにはぴったり。でも伝統工芸品のお土産というと、記念品チックなものばかり想像してしまう方も多いのでは？！いえいえ、そればかりではありませんョ～。お店に所狭しと並べられた商品をよくよく見ていると、伝統韓紙を始めとして色紙、工芸用紙、韓紙封筒、便箋、韓紙工芸品、書道用の紙、扇子、うちわなど韓紙で作った商品がたくさん。

お店で外国人観光客に人気アイテムをうかがってみると、韓紙仕立てのランプ、手作りの扇子、伝統柄の韓紙細工の箱などだそう。これは置物として飾ってもいいですが、実際に使えるものだから、お土産としてあげても喜ばれるのでは？！思わず、自分用にも欲しくなっちゃいますよね。また、店内にぎっしり詰まった商品の中に、さりげな～く置かれた版画のうちわ。これはなんと人間国宝の先生の作品！シンプル＆渋くてステキですよね。これも人気だそうですョ！値段は商品によってバラバラ。韓紙は厚さ、サイズ、デザイン別にいろいろあって1,200～64,000ウォン、また韓紙で作ったさまざまな工芸品は小物が2,500～60,000ウォン、碁盤、机、引出しのような工芸品は90,000ウォン～300,000ウォンだそう。

日本のガイドブックや雑誌にもたびたび紹介されているこちらのお店、お客さんの中には日本からの常連客もいるとか。気に入った韓紙を部屋のインテリアの材料として買っていく方、さまざまな大きさの多用途ボックスや菓子入れなどのキットと韓紙を買って、自分で作る方もいるそう。 またこちらは、もともと韓国の伝統工芸や美術などに携わっている人が材料調達にくるお店でもあり。芸術家の中には韓紙の「色」の美しさに惹かれ、作品はもちろん、自分の運営するギャラリーまですべて！こちらの韓紙でデザインする方もいるほど。自分用のお土産にもぴったりな実用的なものから、友達や家族にも喜ばれそうなかわいい小物や人間国宝の方の作品など、韓紙の魅力的がぎっしり詰まった「原州韓紙特約店」。仁寺洞でお土産を買うときは気軽に寄ってみて下さいね！以上、ソウルナビでした。