【※近くに移転】Mr 鄭商社

ミスターチョンサンサMr.정상사

閉店・移転、情報の修正などの報告

オーダーメード体験レポート
革のことなら!「Mr.鄭商社(ミスター.チョンサンサ)」

フランス仕込みのデザイナー。革のことならおまかせあれ!

こんにちは、オーダーの取材ならおまかせあれ!のヘンミです。今回、訪れたお店は“信用第一”を歌い文句としている革製品専門店「Mr.鄭商社(ミスター.チョンサンサ)」です。

梨泰院にあるハミルトンホテルの裏側で約16年に及び信頼を築き上げてきたMr.鄭商社の目印は、スモックの掛かった窓に店内が覗けるぐらいの大きなリンゴの模様と“お客さはまは王さまです。「信用」といった文字が書かれているのが玄関です。
ドアを開けると、首にメジャーをかけている社長さんが“いらっしゃいませー”と日本語で挨拶してくれました。私は“挨拶だけ日本語かな”なんて思ってたらビックリ!! 社長さんが“どんなのお探しですか? ジャケットならこっちに。。”と次々に流ちょうな日本語が。恐れ入りました。なんと社長さんは、日本で約2年間仕事をしていたんだそう。(後で知ったお話。)そのために日本人観光客にもバイヤーさんにも有名なんですよ。そうそう、ヨーロッパ方面でもデザインの勉強してたとか。スッ、スゴイ!!
また、お店を出て数秒(!)の所には自ら経営する工場があるので、原料の輸入からすべて社長さんの指示のもとに商品を作ることができるので安心できます。店内は細々したインテリアは一切使わず、真っ白い丸形蛍光灯で明るくスッキリと隅々まで商品が見えるように工夫されています。

それでは、ヘンミと一緒にジャケット注文だ~!!

1)社長さんと一緒にデザインを決めましょう。
テーブルの上に準備された色のカタログ約100種類。小さい生地が貼りつけられているボードとハンカチぐらいの大きさの生地、そして肩から掛けて鏡で姿を見れるように手をつけていない生地の3パターンを見せてもらえます。どうしてかというと、3パターンで見ないと選んだ色が自分に合うのか感覚をつかむことができずにお客様が後悔するのでは?との社長さんの考えだからだそーですよ!(ここの社長かなりわかっています。)
2)サイズを測ります。
基本の胸囲とウエスト、背丈、袖丈を測るんですが、ポイントとしては背骨の始まりの部分を軸として測ることなんです。これに失敗すると後が怖い。。
3)見積書に記入して終わりです。
出来上がりはジャケットの場合2日間、スカートとズボンの場合は1日間なので、2泊3日で旅行に来て作っても受け取ることができるのでうれしいですよね。その場でも着ることができるし。。

~ 社長さんに質問してみよう! ~

Q. オーダーの場合、イタリア産の羊革を使うこだわりは何ですか?
Ans. そうですね~。革製品の一番の難点はなんだと思いますか?重みなんですよ。大部分の革製品は着てみると重いんです。しかし、イタリア産のモノは比べたら一発でわかるぐらい。それと羊っていうのも着れば着るほど味がでるんです。例えば、豚なんかは安っぽいのがでてしまう。。。(プロの目から見たら。)
Q. オーダーと既製品に違いはあるんですか?
Ans.作る段階に違いがあるんですよ。例えば、オーダー場合は一人の職人が責任持って仕上がりまで作ってくれるのに対して、既製品の場合はパーツごとに型をとってから組み立てていくというカンジなんですよ。
Q. 手入れについて教えてください。
Ans. そうですね。雨や雪で濡れてしまったらコールドクリームを塗ります。それからアイロンをかけるんですけど、ジャケットに直接掛けるのではなくハンカチやタオルといったモノを使いスチームなしでして下さい。そうすれば、シワもキレイにのびますよ!これは、夏に保存する時やカビが生えた時でも同じです。
皆さんどうでしたか? 専門家はやっぱり言うことが違いますね。何ごとも勉強、勉強。
商品はスペインやイギリス、イタリア等から輸入した革やスエード(羊、牛、豚)で作られたジャケットやズボン、スカートなどがあります。
それでは最後に社長さんから一言
“Mr.鄭商社では、お客さまが後悔するモノを提供するつもりはありません。オーダー完成後、気に入らない場合はお金をとらないぐらいの心意気です。皆様の御来店お待ちしております。”

梨泰院でアツ~クお仕事しているMr.鄭商社(ミスター.チョンサンサ)を突撃リポーターヘンミがお届けしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日 :2000-11-27

ページTOPへ