ソウルの中心部にある、ソウルで一番大きな干物の卸し売り市場!
こんにちは!ソウルナビです。ソウルならではのショッピングといえば、やっぱり市場は外せませんよね。地元の雰囲気も楽しめるし、なんといっても安い!ソウルでは東大門市場と南大門市場、この2つの市場がよく知られていますが、ソウル市内にはまだ地元色の残る市場があちこちにあるんです。その中でも今日は、韓国でも最大規模といわれる干物市場「中部市場(チュンブシジャン)」をご紹介します。こちらは南大門市場の商売人も仕入れにくるほどの卸し売り市場中の市場!韓国海苔、塩辛、お菓子、お茶など、定番の韓国土産も普通より20~30%安く買えたりするんですョ!ただ地元客が利用する市場だから、日本が通じないところが多いけれど、それがまた韓国旅行の醍醐味!ではさっそく、行ってみましょう!
1950年代から地元の人たちに親しまれてきた市場!
中部市場(チュンブシジャン)は1950年代から地元の人に親しまれてきた老舗の市場。場所は乙支路4街と五壮洞一帯、地下鉄2・5号線ウルチロサーガ(乙支路4街)駅7番からスグのところにあり、約3万坪の敷地に1000軒ほどの店舗が並んでいます。南大門市場や東大門市場と同じく卸し売り&小売りの市場なので、市場がオープンする明け方2~3時からは業者さんが仕入れに訪れ、午後からは買出しにやってきた地元の主婦をはじめ一般客が増え始めます。市場内は小売りと卸し売りそれぞれの専門店舗があり、時間帯によって開いているお店も多少違います。売っている商品は海鮮の干物や乾物がメインで、その他韓国食材もいろいろ。買い物がなくても、ふらりと寄って地元市場の雰囲気が見るだけでも楽しい!
中部市場へレッツゴー!
地下鉄2号線ウルチロサガ(乙支路4街)駅7番出口から100mほど道なりに進むと、中央市場と書かれたアーチ型のゲートが出てきます。ここが中部市場の入口ゲート1と2。ウルチロサガ(乙支路4街)駅の方から歩いて来ると、ゲート番号は見えないけれど、横断歩道を渡って反対側から見るとゲート番号が見えます。このゲートは広蔵市場からも徒歩圏内。また広~い市場は、この入口ゲート1と反対側にも大きなゲートがあります(こちらのゲート番号は無し)。こちらは少し遠くなるけれど、地下鉄2・4・5号線トンデムンヨクサムンファコンウォン(東大門歴史文化公園)駅からも徒歩圏内!東大門市場からも歩いていくことができます。
★★メイン通りにアーケードが付いて、より買い物しやすく!
いくつか通りがある市場の中でも最もメイン通りといえる、1番ゲートから伸びる筋。この通りに2014年11月、アーケードができ、より買い物しやすくなりました!屋根があると雨の日も濡れずに買い物ができるし、寒さ暑さも少し緩和されるから快適に過ごせますよね。またキレイなアーケードのおかげで現代的な雰囲気に。昔のディープな雰囲気はなくなってしまったけれど、やっぱり買い物しやすいのはイイ!またこのアーケード通り以外のエリアは昔のままで、古い市場の雰囲気がちゃんと感じられます。
欲しいものはその場でゲット!!
市場の中ははじめて行くとまるで迷路のよう!あちこちにいろんな物が売られているけれど、とりあえず歩いてみて買いたいものがあればその場でゲットするのがベター。市場のスタッフいわく、商品の値段はどこにいってもそんなに変らないから、やっきになってぐるぐるまわっても疲れるだけとか(-_-;) 以前はエリアごとに売られている物が分かれていましたが、現在はあまりハッキリとエリア別に分かれていないよう。ただ2箇所だけ、クルビ(干しイシモチ)とお菓子の問屋さんが集まってるエリアは今もあります(地図Aがクルビエリア、Bがお菓子の問屋エリア)
■海苔・乾物など
ばらまき土産として便利な小分けパックにされた海苔や、一見同じように見える煮干しも大きさや産地別に箱詰めされています。ファンテ(干しスケトウダラ)はまるまる1匹のものから、頭だけや、ほぐし身などさまざま!また韓国の旧正月や旧盆で高級な贈り物としても知られるクルビ(干しイシモチ)は10匹から15匹ほどが黄色い紐でくくられ、ズラリ!また袋詰めされた小エビなども人気。
■お菓子
業務用の大袋のお菓子やアメ、マンゴープリンやチョコレートなど。
■日用品
韓国の食堂でよく見かけるトゥッペギ(土鍋)やステンレス製のゴハンの器など、コレさえあればお家でも韓国料理の雰囲気が味わえるキッチン用品や、靴やスリッパが山積みになって売られているお店もあります。
■塩辛・明太子・キムチなど
明太子や塩辛、キムチなども種類豊富!マートで買うよりも断然お得!?特に明太子は日本人に人気らしく、日本語で試食をすすめられることも!
■高麗人参など
加工してない高麗人参や粒状に加工されたものやエキスタイプなど、さまざまな高麗人蔘関連の商品があります。また高麗人蔘だけでなく、鹿の角なんかもあり!
■生鮮食品
野菜や果物は少量のものもあるけれど、どちらかと言えば大量!ニンニクなどは袋いっぱい、ザルいっぱいに売られています。また、鮮魚も売られていますが、氷などもなくそのまま置かれていて、夏場は少し不安。
■韓国食材
タンムジ(たくあん)、カルグクスの麺、伝統茶のほか、チャプチェ作りには欠かせないタンミョンなどもあり。
市場をより楽しむおまけ情報!
中部市場をより楽しむには!?ちょっとおまけ情報をご紹介~
★★市場グルメをチェック!!
食べ物屋さんがそんなに多い市場ではないけれど、それでもいくつかある市場内のグルメスポット。まずアーケードのあるメイン通りにはところどころに軽食の屋台があります。オデンにトッポッキ、丸いドーナツなど小腹が空いたときに手軽に食べられるものばかり。中でも注目なのは広蔵市場の有名店「スニネピンデトッ」のピンデトッ(緑豆チヂミ)屋台があること!こちらはアーケード通りの中ほどにお店があります。そしてもう一つはススブクミ(キビのお焼き)!こちらはススブクミがちょっと有名なんです。お買い物中にお腹が空いたらチャレンジしてみるのも良さそう。
★★しぼりたてごま油や挽きたての粉唐辛子をゲット!
この市場にはごま油や粉唐辛子もたくさん売っていますが、メインストリートから少し路地に入ると、お店で作った搾りたての胡麻油や、挽きたての粉唐辛子を扱う小さなお店がいくつかあります。近所の人たちも普段からよく利用するこんなお店で香り高いごま油や粉唐辛子をゲットするのも一つの手。日本語の看板が出ているところもあるし、最近注目されているエゴマ油も売られています。
★★超ディープな屋台通りも!?2014年にはメイン通りに新しくアーケードもできて、ちょっと現代的になったこの市場。でもアーケード通り以外は古い路地がいっぱいあり、昔の雰囲気満点!中でも気になるのが小さな屋台のようなお店が集まった通り。地下鉄2・4・5号線トンデムンヨクサムンファコンウォン(東大門歴史文化公園)駅側ゲートからアーケードのあるメイン通りに入り、右手にある一つめの路地の奥がこの通りになります。メニューはおつまみ系が中心だけど、ビビンバ、ククス(麺類)、チゲ定食などのご飯モノもあるみたい。実際に入って食事をするにはちょっと勇気が入りそうなくらい、かなりディープな雰囲気の屋台通り!?
ちょっと寄り道!
中部市場の周辺はソウルでもよく知られたエリア。インテリア部品や家具、事務用品などの問屋や印刷屋さんが並ぶところとしても知られ、地下鉄駅を出て市場に向かうまで地元の町並みが楽しめます。また市場のすぐ近くの五壮洞(オジャンドン)には韓国でも有名な咸興冷麺通りがあり。「冷麺通り」というほどお店はないけれど、かなり有名な老舗店2軒を含む3軒の咸興冷麺専門店が並んでいます。また中部市場の入口ゲート1と2の通りを挟んで向かい側には製菓材料の卸し売りと小売りの店が集まる芳山総合市場(パンサン・ジョンハッシジャン)もあります。
韓国では最大規模の干物市場「中部市場」いかがでしたか?こちらは東大門市場や南大門市場と違い、今でも地元の雰囲気を十分に感じることの出来る市場!ショッピングしなくても、市場の中を見てまわるだけでも楽しめるかも!?韓国土産の海苔やお菓子と言えばマートでお買い物もイイけど、たまには地元の雰囲気を感じつつ、市場でお買い物なんていいかも!?ただ卸売市場なので少量の買い物が出来ないこともあるので、ご注意ください☆ また少量でも売ってくれるように、お店の人とがんばって交渉してみましょう。それも市場の醍醐味! 以上、ソウルナビでした。