ソウルの大型書店といえば、まずはここ!外国書籍も豊富!
こんにちは!ソウルナビです。今日は1981年にオープンした韓国初の大型書店「教保文庫・光化門店」をご紹介しましょう。2010年には5ヶ月間のリニューアル工事を経て、2010年8月27日、再オープン! ちょっとした補修工事とは違い大々的な工事だったリニューアル、どんな風に新しくなったのか?!チェックしてきましたよ!今回のリニューアルで 「未来型書店」として時代の流れに合わせさまざまな最先端のサービスシステムを提供するようになったとか。それではさっそく、行ってみましょう!
地下鉄5号線クァンファムン(光化門)駅に直結
お店は地下鉄5号線のクァンファムン(光化門)駅に直結と、アクセスは抜群!雨の日や雪の日も、地上に出ずにそのまま行けるのがいいですね。4番出口方面に進むと地上に出る前、階段の途中に教保文庫の入口があります。
−地下鉄からの直結通路利用
地下鉄5号線クァンファムン(光化門・Gwanghwamun)4番出口方面に出ると、教保文庫の入口につながっています。
−地上から行く場合光化門十字路の一角に茶色の教保ビルがあります(地下鉄5号線クァンファムン(光化門)駅4番出口前)。光化門十字路から鍾閣(チョンガッ)方面へ大通り(鍾路)を少し進むと、教保ビル1階の脇に「教保文庫」の入口があります。
−地下道から行く場合
光化門十字路の地下にある地下道にも直結しています。
今回のコンセプトは未来型の書店
今回のリニューアルでは売場面積の約2600坪、保有図書数はそのまま維持し、効率的な在庫管理と本の配置により、新しいサービスを提供できるスペースをつくられました。また以前は天井が低くて圧迫した感じがありましたが、今回のリニューアルで30cmほど天井を高くしたほか、図書コーナーとHOTTRACKSコーナー(CD/DVD/文房具など)の配置を変え、より見やすくしたそう。実際歩いてみると、同じように人が多くても、なんとくなく広くなった気が。そのほか、本の陳列方法も少し変わり、本棚のデザインや配置も曲線と直線が入り混じり、また本自体も表紙を見せることで 単調な本の陳列よりも探しやすく、目につきやすくなりました。
最先端のシステムを導入!時代の流れに合わせて未来型書店を目指し、新しい最先端のシステムを導入した教保文庫。今までどおり、店内に設置されたモニターで書籍を検索できるだけでなく、WiFiでQRコードを活用して売場情報を確認したり、電子書籍コーナーでは無線インターネットを利用して店内ですぐに電子書籍をダウンロードできます。また本が入庫されると各コーナー別に移動し、陳列されるそう。
本工房
特にPOD (Publish On Demand=注文型出版)コーナーでは、品切れまたは絶版となった本、海外の本、そのほか有名な作家の初年作などを復刊することができるもの。また、インターネットブログに載せた文章を本に編集したり、フォトブックを作ったり…という個人出版もできるとか。
総合案内システム
46インチの大きなモニターの総合案内システムを利用すると、推薦本や周辺マップ、交通案内、天気、グルメ情報などの生活情報、講演会、サイン会などのイベント、売場案内情報など、さまざまな情報を得られるようになっているそう。
店内は大きく11つのコーナーに分かれています。
それぞれアルファベットで表記されているので、これを目印にお目当てのコーナーを探しましょう。
A 雑誌・漫画/B 旅行・趣味・健康・芸術/C 日本書籍/D 外国語/E 子供向けの本・外国書籍/F 乳児・児童
/G 中・高学習/H 政治・社会・受験書 経済・経営・自己開発/I コンピューター・マルチメディア・POD 科学・技術・工学/J 小説・詩・エッセイ/K 人文・歴史・文化 宗教/
*HOTTRACKS
*カフェ&レストラン
☆(C)日本書籍・(D)外国語・(E)外国書籍日本の本、韓国語学習用の教材、辞書などはこちら!
外国書籍の中でもひとつのコーナーまである日本書籍コーナー。日本の新聞、雑誌、専門書、漫画、小説、辞典(国語辞典、漢字字典、カタカナ辞典)などいろんな分野の本があり、ここはソウルの大型書店の中でも一番の品ぞろえ。日本の書籍は輸入なので、値段は割高(約2~3割)。日本人も多いけど,日本漫画マニア、アイドルマニアをはじめ、地元の人の姿もよく見かけます。
そのほか外国書籍も充実。保有数は約15万種ですが、海外へのオーダーが可能な約500万種のデータベースを確保して、さまざまな国の書籍をオーダーできるようにしているそう。皆さんもほしい外国書籍があれば、一度聞いてみてくださいね。また、韓国語の学習参考書や教材、辞書などは(E)に、(D)外国語は韓国の方向けの外国語学習書籍が並んでいます。
☆児童向け書籍/☆ベストセラー
☆HOTTRACKS・ARTBOX
CD/DVDなどのほか、オフィスグッズ、美術用品、文房具などを販売。
−文房具コーナー
文房具や事務用品、カードなど。
−美術コーナー
書道道具、絵画道具など。美術用品専門店ではないけれど書道道具一式や絵画道具の絵の具や筆、スケッチブックなどがいろいろと揃っています。
−音楽コーナー
3万枚以上のCD、DVD、ブルーレイ、音楽用品などを扱っていて、値段も日本より安く買えるので、まとめ買いしていく日本人もいるとか。 店内には試聴コーナーがあるので、気にある最新CDを聴いてみることも。
※2014年11月から、日本語コーナー(C)の向かい側に移動しました。
☆九書斎&三患斎
リニューアルで新設したコーナー!九書斎は、月ごとのメインテーマを選定し、テーマ別のオススメの本を並べる空間。また三患斎は韓国の知識人たちが選定した時代のキーワードとオススメの本を並べる空間になっています。韓国語の書籍を探されている方は、ただベストセラーの本や興味のある分野の本を探すんではなく、ちょっと違う角度から新しい本を発見する契機にもなりそうですね。
☆カフェ&レストラン
飲み物はもちろん、サンドイッチ、パスタなどの食事もあり。
☆Baum&ロッカー(9:30~22:00)
講演会やイベントなどを行う本屋内のイベントルーム。
☆ 案内案内デスクは2ヶ所、地上からの入口すぐのところと地下鉄直結の入口(外国書籍コーナーの横)にあります。入口すぐの案内デスクでは演劇やコンサートなどの公演チケットなども購入でき、外国書籍横のデスクでは教保文庫カードの受け付け窓口になっています。会員カードを作ると、本購入の際に外国書籍(日本書籍)10%割引など、割引やポイント還元などのサービスが受けられるので、たくさん利用する方はお得ですョ!申し込みは用紙に必要事項を書き込むだけ。住民登録番号のところは生年月日を記入すればOKだそうです。
* 大学の教材、コンピューター書籍は3%のポイント還元のみ。
* ポイントは1,000ウォン単位でだけ使えます。
広くていつも人がいっぱいの店内で自分の買いたい本を見つけるには?案内デスクで聞いてみても細かい説明が日本語で通じない場合、外国語可能なスタッフのいる「外国語書籍コーナー(日本書籍)」に行ってみましょう。韓国語がOKな方は、中に設置されている書籍検索機を利用して本を探すという手もありますョ。 画面上の検索バー右、詳細検索を押すと、タイトルなどを入力して検索できます。空欄を押すと、キーボードが出てきて、日本語(ひらがな、カタカナのみ)、英語での入力も可能です。ソウルで日本の本をお探しの場合、ハングル学習教材、CD/DVDをお探しの方はこちらへ!地下鉄からも直結していてアクセスも便利な大型書店、教保文庫(キョボムンゴ)からソウルナビでした。