手作りのための材料がたくさん!主に業者が利用する巨大卸売市場へ行こう
こんにちは!ソウルナビです。外国人観光客にも地元のお客さんにも大人気でいつも賑わっている東大門市場(トンデムンシジャン)。その市場のど真ん中、東大門の正面に位置する巨大市場をご存知でしょうか。今日はそんな「東大門総合市場」をご紹介しましょう。韓国国内の業者が買いつけに訪れる卸売り市場ですが、海外からもバイヤーが買い付けに訪れるほど有名なこちら。主に卸売りのお店が多いけれど、お店やフロアによっては小売りもしてもらえるため、一般のお客さんも多く訪れます。人気のアクセサリー作りや携帯ケース作りや手芸用品などの副資材などは、こちらに来ればないものはないと言っても良いほど品揃え!また買った生地などを持ち込むと縫製してくれるおばちゃんたちがいるフロアもあり、いろいろな使い方ができる市場なんです。それでは、さっそくレッツゴー
●○ 海外からも買い付けに来る!巨大な東大門総合市場 ○●
1970年12月にオープンした東大門総合市場は、東洋最大規模の単一市場としてスタート。生地や衣類副資材からアクセサリーパーツ、カーテン、食器、最新の婚礼用品まで何でもそろう市場として、いまや海外にまでその名をとどろかせるようになり、さまざまな国からバイヤーが買い付けにやってきます。5千坪余りの敷地内に4300もの売り場がひしめきあい、1日の訪問者数はなんと15万人から20万人!中は迷路のように細い通路の両側にお店がびっしりで、ちょっと油断すると迷ってしまって自分が今どこにいるかわからなくなりそうだけど、お店にはすべて番号が書いてあるのでそれを目安にすると良さそう。4棟のビルは途中で何箇所かで連結されているので、意外とラクにまわれます。
清渓川側から見ると長い市場。手前半分がA棟、残り半分がB棟
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道路側から見るとN棟が目立って見えます
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【写真で見る東大門総合市場の歴史】
1960年代の東大門市場
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1969年10月、電車の車庫が撤去された跡に韓国最初の現代式ショッピングモールである東大門総合市場の建設が始まった
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●○ 最高の立地に便利なアクセス ○●
清渓川沿い、東大門の目の前に位置する東大門総合市場。地下鉄1・4号線トンデムン(東大門)駅から地下で直結しているのでアクセスもらくらく!また8・9番出口や東大門地下ショッピングセンター2番出口(東大門駅にもつながっています)などからもアクセスできます。また清渓川から向かう場合は五間水橋(オガンスキョ)からボドゥル橋の間が全て東大門総合市場だから、2つの橋の近くの階段を上ればOK。川をはさんでドゥータなどもあるので東大門ショッピングのついでにも立ち寄れます。また東大門総合市場のすぐお隣りには有名な東大門タッカンマリ通りや東大門市場・焼き魚通りもあり、いろいろな楽しみができそう。
9番出口方向へ向かいます
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すると東大門総合市場とマリオットホテルへの入口が見えてきます
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中へ進み階段を上るとそこはもう東大門総合市場。近い~!
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途中にあるこちらは東大門総合市場の駐車場へつながっているエレベーター
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【A棟】
5F アクセサリー副資材
3~4F 生地
2F 韓服、カーテン、生地
1F 寝具、手芸、食器、カーテン、カーペット、タオル
B1F 毛糸(編み物用品)、衣類副資材
【B棟】
6F 飲食、便宜施設、アクセサリー副資材
5F アクセサリー副資材
2~4F 生地、レース
1F 衣類副資材、寝具
B1F 毛糸、寝具
【C棟】
2~6F 生地
1F 衣類副資材、寝具
B1F ホームファッション(カーテン、手芸、寝具)
【N棟(ショッピングタウン)】
5F フードコート
2~4F 生地
1F 衣類副資材
B1F ホームファッション(カーテン、手芸、寝具)
それでは各フロア別に見て行きましょう!
■カーテン・毛糸・縫製コーナーほか (地下1階)
カーテンのオーダーメイドのお店があるフロア。予算に合わせてカーテンを作ってもらうことができます。韓流ドラマでよくみかけるようなお金持ちのおうちのカーテンみたいなものもあり。シンプルなものから豪華なものまで、いろいろ対応してもらえます。カーテンに必要なタッセル専門店も。インテリアつながりで日本でも人気の窓際などにつるすと光をとりこんでキラキラ輝き美しいサンキャッチャーのお店などもオススメで、なかなかの穴場スポット!また毛糸のお店も多数あり、お店の中では編み物をする人々の姿が。流行のニット帽などもこちらですぐに再現され、買わなくても自分で作れるんだと感心しきり。小売OKなお店も多いので、ちょっとのぞいてみては。
日本でも人気のサンキャッチャー! ビーズもあります
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プリントされた生地を購入し、縫い合わせて綿を入れるだけ。自分で作る自信がなければ手数料を払って縫製コーナーで縫ってもらうことも
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【縫製コーナー】
材料を持ち込むと、おばちゃんたちが縫ってくれる縫製コーナー。当日できあがるのか数日後にできあがるのかは混み具合や製作するものによって変わってくるので、縫製料金とともにおばちゃんに尋ねてみてくださいね。革や毛皮を大きなシートで買い、取っ手も持ち込んでバッグに仕立ててもらう、なんてこともできます。自分で作れない人も作れる、まさにオーダーメイド!東大門総合市場で材料を探す楽しみが増えますね。世界に一つの自分だけのオリジナル作品を作ってみては?
■寝具・カーテン・食器・カーペット・婚礼用品ほか (1階)
寝具、カーテン、食器、手芸、カーペットといった嫁入り道具や新居に必要な商品が揃っています。食器をはじめ、手芸道具、手芸副資材などもたくさん売られています。レースやビーズやバッグや革に毛皮まで、1階は本当に様々な種類のものが売られているフロア。こちらも小売してもらえるお店が多いです。
■生地・韓服ほか (2~4階)
全館とも2~4階フロアは生地と布地を中心に取り扱っています。どのお店も店頭には小さくカットされた生地のサンプルが並び、ほとんどが業者相手の卸し売り。小売してほしい場合はお目当てのお店に直接尋ねてみてください。レースの専門店もたくさんあり、様々な模様や幅のレースたちが所狭しと置かれていて選びきれないほど!お店を1軒決めてしまってゆっくり選ぶとラクかも。もちろん、いろいろ選びたい方にとってはまたとない市場。たくさんまわってみてくださいね。全ての棟のフロアはつながっています。
■アクセサリーパーツ・ビーズほか (5階)
東大門総合市場で一般のお客さんが一番お買いものしやすいフロア、5階!小売してもらえるお店がほとんどで、パーツなどには金額が表示されているお店もあり、金額が表示されているお店を選べば言葉がわからない外国人でも安心して値段交渉できそう。アクセサリーパーツやビーズ、リボン、オーガンジーのお花、フエルト手芸、テディベア手芸用品、携帯デコパーツ、ヘアアクセ作りパーツなどなど、あらゆる手芸用品が売られ、いつもお客さんで賑わっています。カード決済ができるお店が多いけれど、手数料がかかるのでできれば現金を持っていくとお得にお買い物できます。各棟が連結されているからまるで1つのフロアのような感じ。
人工パールもあるけれど本物のパールもあるので質の高い本物アクセも作れます。
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発色の良い羊毛フエルトもたくさん
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●○ フードコートや休憩所もあり ○●
【フードコート】 (N棟5階)
-営業時間:(平日)7:00-18:00、(土)7:00-17:00
N棟(ショッピングタウン)5階には簡単なフードコートがあります。こちらの市場で働く人々でいつも賑わっていますが、もちろん一般の使用もOK。平日は朝7時から夕方6時まで、、土曜日は朝7時から夕方5時まで営業し、日曜日は休業。また休憩所もところどころにあり、ベンチや給水器が置かれています。またC棟6階にはデザイナーズラウンジがあります。
【待ち合わせ場所】(C棟1階)
-THE MEETING PLAZA(マンナメチャンソ)-あまりにも巨大すぎるので自分が今どこにいるのかわからなくなってしまい、迷ってしまうこともしょっちゅうな東大門総合市場。そんなときのために待ち合わせができる待ち合わせ場所が設けられています。場所はC棟1階のマリオットホテル側。地下鉄トンデムン(東大門)駅9番出口のそば。
このおじさんたちは誰?
市場内でも市場の周りでもたくさん見かけるおじさんたち。山へ芝刈りに・・・?というわけではなく、市場内へ品物を搬入搬出する担当の人たちなんです。市場内では背中に荷物をしょってエッサホイサと運び、外ではバイクに乗せて運んじゃいます。巻いたカーペットを横にしてしょっていたりと、品物が大きすぎてはみ出してることがほとんどなので、見かけたらぶつからないように注意!結構な勢いで歩いたり走ってくることが多いんです。
知れば知るほど行きたくなってしまう東大門総合市場。その古い建物とは対照的にいつも流行を押さえた商品が取り揃えられているのも特徴なんです。そして何をかくそう、ナビもこちらのヘビーユーザーのひとり!ついついいつも長居してしまい作りたいものがたくさんできて買いすぎちゃうんです。作ったものをプレゼントしたりするのがとっても楽しいんですよね。手作り大好き女子なら目が輝くこと間違いナシ!みなさんも日本にはなかなか見かけないような巨大市場をぜひ一度訪れてみてください。以上「東大門総合市場」からソウルナビがお伝えしました。