春にぴったり韓国グルメ、韓国の春の味！

こんにちは！ソウルナビです。厳しい寒さが過ぎ去ると、やってくるのは暖かい春！ちょっとしたお出かけにも旅行にもベストシーズンの春にソウルへ行って、いろんな場所をまわってみたい！と思っている方もいらっしゃるのでは？氷点下の気温が続く寒い季節には少し移動するのも大変だったけれど、暖かくなると外をちょっと歩くだけでも楽しいですもんね＾＾ 今日は、そんな春にオススメのグルメ、韓国の春の味をご紹介しましょう！冬はアツアツの辛いもの、夏はひんやり冷たいもの、そして実りの秋にはいろんな旬のものがありますが、春ならではの味ってどんなもの！？さっそく見ていきましょう！

ポムナムル
～春の野菜の和え物～

韓国語で春はポム。そしてナムルとは料理の野菜の和え物のこと。また、その食材となる食用の草や葉、山菜もナムルといいます。「ポムナムル（春ナムル）」と呼ぶほど春はいろんなナムルの野菜が採れる季節！青々としたさまざまなナムルがスーパーや市場に並び、和え物にしたりテンジャングッ（韓国の味噌汁）に入れたりして春の香りを楽しみます。代表的なものはネンイ（なずな）、ダルレ（野蒜）、チャムナムル（みつば）、スッ（よもぎ）、チュィナムル、トルナムルなど。これらナムルの和え物や味噌汁は食堂などで特にメニューにはならないことが多いけれど、日替わりのおかずとして出てくることも。またヨモギ入りの味噌汁、スックッは期間限定メニューとして時々見かけます。

ポリパッ
～麦ごはん～

ポリパッは韓国語のポリ（麦）とパッ（ご飯）を合わせた単語で、いわゆる麦ご飯のこと。文字通り、麦のご飯そのものを指すわけですが、食堂のメニューに「ポリパッ」とある場合、麦ご飯に野菜をのせて混ぜて食べる「麦飯ビビンバ」が一般的。体にいい麦のご飯だけでなく、たくさんの野菜を一緒に食べることができるので、健康志向の韓国人たちにとってウェルビーングメニューとして注目されています。そしてこのポリパッの季節といえば、いろんな種類のナムルがたくさんとれる春。みずみずしい春ナムルの香りたっぷりのポリパッでヘルシーに春の韓国の味を感じてみては！？

セサッピビンバ
～新芽ビビンバ～


春といえば新芽の季節！セサッとはいろんな植物の新芽のこと。さまざまな種類のセサッをご飯に混ぜていただくのがセサッピビンバ（セサクピビンパッ）。普通のビビンバと同様、ゴマ油やコチュジャンを加えて味付けします。新鮮な新芽のシャクシャクとした歯ごたえと瑞々しさが特徴。このセサッピビンバを扱っているお店はそんなに多くないけれど、家庭では春にいただくことが多いそう！

チュクミ
～イイダコ～

春が旬のチュクミ（イイダコ）は、韓国の南西海岸で採れ、低カロリーでミネラル、ビタミンのバランスも良く、特に成人病を予防するタウリンがタコやイカよりもはるかに豊富な健康食材。食べ方は刺身にしたり、焼いたり、茹でたり、炒めたり、鍋にしたり･･･と多様ですが、最近もっともポピュラーなのが、チュクミプルコギ（イイダコの味付け焼き）。チュクミをコチュジャン（唐辛子味噌）、ゴマ油、砂糖、ニンニクなどで味付けして鉄板焼き、または炭焼きで食べます。見た目からも分かるように、チュクミは激辛料理なので辛いのが好きな人でも注意しましょう^^

タルギ
～いちご～

韓国で春の果物の代表といえばイチゴ。韓国語ではタルギといいます。春になると、スーパーや市場にたくさん並ぶほか、荷台にイチゴをいっぱい積んだトラックで売りに来る光景もよく見られます。平昌オリンピックの日本女子カーリングチームのもぐもぐタイムでも有名になったイチゴ。韓国のイチゴは昔から日本のものより大きくて甘く、しかも価格が安め。近年では春が始まるだいぶ前、まだ寒い１月頃から見かけるようになりましたが、より美味しく安くいただくにはやっぱり旬の春がいちばん！また春にはチェーンのカフェやホテルのレストランなどあちこちで、イチゴフェアが一斉に行われたりもします。

サムギョプサル
～豚の三枚肉～

韓国で焼肉といえば牛だけじゃなく豚もよく食べるのは、もはや日本でも有名な話。中でもサムギョプサルと呼ばれる豚の三枚肉（バラ肉）の焼肉はもっともポピュラーで、庶民の間でも最も親しまれているメニュー。お店もたくさんあり、年中いつでも食べられているサムギョプサルですが、なぜ春のオススメメニュー！？それは、このサムギョプサルの脂が黄砂の埃っぽさや有害な物質を体から洗い流してくれるという理由から。実際のところ、ホントどうか信憑性は低く、むしろ悪いという見解もあるそうですが、サムギョプサル初体験の韓国旅行ビギナーさんも、何度も食べているリピーターさんも、暖かくなった春のソウルでこれを機会にサムギョプサルで一杯、いかがですか！？

キンパ（キンパプ）
～韓国海苔巻き～

キンパ（キンパプ）とは韓国式の海苔巻きのこと！海苔巻きというと日本でもおなじみの食べ物で、ぱっと見たところ韓国のキンパも姿、形はほとんど同じ。でも、中に入っている具の種類や酢飯を使わないご飯、そしてゴマ油のこうばし～香りなど、実は日本の海苔巻きとは違うトコロがいっぱい。具はツナや牛肉、チーズ、キムチなど様々！ピクニックや遠足に持っていく日本のオニギリ的存在でもあるキンパは、お弁当を持って屋外に出かけたくなるこれからの季節にもぴったり！春のお出かけにお花見にキンパを持っていってみては！？

春にぴったりの韓国グルメ、いかがでしたか？こう見てみると、春の味はほとんど辛くないものばかり！ポリパッやビビンバは各自でコチュジャン（唐辛子味噌）を入れて味を調節するので、辛さをおさえていただくこともできますよね。また、いろいろご紹介しましたが、中でも新芽や春ナムルは春らしい香りをたっぷり感じられてナビ的に特にオススメ！やさしい春の味、皆さんも春の韓国で是非味わってくださいネ！以上、ソウルナビがお伝えしました。