短期の旅行から長期滞在まで、単身ビジネス出張から家族旅行まで!普通のホテルとはちょっと違うレジデンス型のホテルを大解剖!
こんにちは!ナビです。皆さんはホテルの中で「レジデンスホテル」という名を聞いたことがありますか?レジデンスとは本来は居住、住宅という意味で、レジデンスホテルとは簡単にいえばマンションの1室のようになった部屋が特徴の居住型ホテルのこと!韓国では10年くらい前にこの居住型のレジデンスホテルがたくさんできはじめ、最近ではさらにその数も増え、ビジネスや短期留学など長期滞在される方はもちろん、一般の旅行客も多く利用しています。あくまでもホテルなので基本的には普通のホテルと同じように宿泊できるのですが、それでもちょっと違ったトコロがいろいろあるレジデンスホテル。今日は、このレジデンスホテルについて、詳しくご紹介しましょう。
レジデンスホテルって!?
ホテルといえば普通、客室にベッドがあってシャワーやトイレなどバスルームもあって、宿泊できる施設のこと。一方、レジデンスとは冒頭でも触れたように住居や住宅といった意味。レジデンスホテルは一般的なホテルの客室にキッチンや洗濯機などが付き、一般のホテルよりも居住する空間に近い設備が整ったホテルのことを指します。お部屋にキッチンが付いていたら料理もできるから、材料さえ買ってくれば外食せずにホテルでご飯を食べられるし、洗濯機があればクリーニングに預けなくてもどんどん洗濯ができちゃいますよね。つまり、普通のホテルの部屋よりもアパートやマンションの一室に近いから、住んでいるように宿泊できるホテル!だからレジデンスホテルは長期滞在の方や、ちょっと長めの出張、また短期留学などで利用する人にはぴったりなんです。
ナビがみたところ、韓国は日本と比べるとレジデンスホテルの数が断然多いよう。レジデンスホテルと似たタイプにウィークリーマンションやマンスリーマンションなどがありますが、こちらは週単位や月単位で借りる短期賃貸マンション。韓国のレジデンスホテルは一般のホテルと同じく1泊からの宿泊ももちろんできるので、立地など条件の良いところなら短期の旅行でも利用する人がたくさんいます。だから韓国旅行でホテルを選ぶとき、まず予算や立地を考えて、その条件に合うレジデンスホテルを候補に選ぶのも全然アリ。特に洗濯できたり、部屋で料理ができたりするのは小さな子供さん連れのファミリーや、旅行先でよく洗濯をするという方、現地の食材で料理がしたいという方にとって、長期短期の滞在期間に関係なく、とっても便利な宿泊施設!
韓国のレジデンスホテルの特徴は?
●基本的にはキッチン付き!レジデンスホテルと普通のホテルとの一番の違いといえば、まずキッチンが付いていること!電気やガスのコンロに流し台がある小さめのシステムキッチンがお部屋の中にあります。戸棚を開けるとフライパンや鍋、まな板、包丁などの調理器具に箸、スプーン、お皿などの食器類が用意されていることも。さらに電子レンジや炊飯器まであるところもあります。これらのキッチンは最初から部屋に用意されていることもあれば、フロントで貸出式になっているところ、また貸出も有料か無料かなどホテルによって違うので、特に長期滞在などでキッチン用品が必要な方はこのへんは要チェック。さらに最近では、レジデンスホテルでも短期滞在の場合はキッチンの利用ができないところや、部屋によってキッチン台だけありコンロのないところ、また火災防止などのためコンロを使いたい場合のみ設置してもらえるところなどもあります。料理が全然できるところから、ラーメンを煮たり、テイクアウトの食べ物を温めたりと簡単な調理のみ可能なところ、あるいは短期滞在ではキッチンの使えないところまで、いろんなタイプがあるので、予約前にチェックしておきましょう。
●洗濯機はお部屋の中 or 共同コインランドリー洗濯機は部屋にあることも多いけれど、ホテルの建物内にコインランドリー室があり、そこを利用するようになっているところもあります。コインランドリー室には大体の場合、洗濯機だけじゃなく乾燥機、洗剤の自販機に無料のアイロン&アイロン台もあり。客室内にある洗濯機を使う場合は洗剤を無料で提供してもらえるところもありますが、大体のホテルでは各自用意するようになっているので、必要な場合は買うか持参しましょう。
●大きなクローゼットで収納力バツグン!
基本的には長期滞在用のお部屋なので、多くのレジデンスホテルには収納力たっぷりの大きなクローゼットや下駄箱があります。旅行中に特に買い物をたくさんされる方は重宝するかも!?
●掃除は毎日じゃない!?普通ホテルでは1日に1度、客室のお掃除やベッドメイキングのサービスがあるけれど、多くのレジデンスホテルではこのようなサービスが毎日ありません。お部屋の掃除はホテルによって1週間に1回だったり、2~3日に1回だったり、またはフロントにお願いしたときだけやってくれるところも。ただし、中にはゴミ箱のゴミだけは毎日処理してくれるところもあります。また、タオルの交換もホテルによって毎日だったり、お願いした時だけ交換してもらえたりするところがあるので、気になる方はチェックイン時にしっかりときいておき、掃除やタオル交換が必要ならリクエストしましょう。
●かなり広めの客室のあるところも!1室にベッドルームとキッチンがあるワンルームのアパートやマンションのような客室もありますが、レジデンスホテルの中には部屋が何部屋かあったり、ロフトが付いていたりとかなり広めの客室があるところも結構あります。このような大きなお部屋だったら、数人のグループや子供が2人以上いるファミリーでもみんな同じ部屋に広々と泊まれるから便利!普通のホテルって4人以上で泊まれるような部屋はなかなかないですよね。ちなみにキッチンとベッドルーム、リビングルームが別々になっていたり、ベッドルームがいくつかあったりするような広い客室のあるところはお値段もちょっと高めの高級レジデンスホテルがほとんど。
●バスルームにバスタブのあるところはほぼ無し!ホテルのバスルームにバスタブがあるのかないのか、日本からの観光客の中に特に気にする方が多いポイント。一般的なレジデンスタイプのホテルには、かなり高級なタイプではない限りバスタブ付きバスルームのあるところはほぼありません。多いのは、ガラスで区切られたシャワーブースのあるバスルーム。ただし中にはシャワーブースがなく狭いバスルーム内に簡単なシャワー設備が付いているだけのところも。でもお値段が高めの高級レジデンスホテルには、たまーにバスタブが付いています。バスタブにこだわる方はこのへんもチェック!
●冬場の室温調節、温水の使用に注意!韓国のホテルには現在、客室にエアコンのないところはほとんどありませんが、ホテルによって客室ごとに温度調節のできるところと、中央調節式(各部屋で温度調節ができない)ところがあります。レジデンスホテルでは、このエアコンに関しては各部屋で温度の調節できるのが普通。ちょっと気をつけなければならないのが暖房と温水のシステム。韓国の居住施設には一般的にオンドルという床暖房がありますが、現在ではこの暖房システムはほぼボイラー式で、温水のスイッチや調節も一緒になっていて、多くのレジデンスホテルの客室でも壁のパネルで暖房や温水の調節をするようになっています。つまり、シャワーなどで温水を使うときも、ボイラーのスイッチを入れて温度調節をしなくてはならないことも。使い方について日本語や英語の説明書きがあるところやスタッフが説明してくれることもありますが、分からない場合はすすんできいてみましょう。
●建物内や同じフロアの部屋が全て客室じゃないことも!ホテルといえば普通建物全体か、または建物内のいくつかのフロアが全てホテルの施設だったり客室だったりしますよね。でも韓国にあるレジデンスホテルの場合、同じフロアでもホテルの客室とそうでないお部屋とが混じっていることが結構あります。韓国にはオフィステルという住居にも小規模オフィスにも使える賃貸ルームの集まった建物があるのですが、この一部をホテルの客室として利用している場合はそのようなレジデンスホテルに。ただ、玄関の戸締まりをしっかりしていればセキュリティーは心配ないはず。また廊下がホテルっぽくなく、まるで現地に住んでいる感覚が味わえるかも!?
●フロントは普通のホテルとほとんど同じ!
レジデンスホテルといってもフロントは一般のホテルとほぼ同じ。普通はスタッフも24時間常駐しています。長期滞在なら郵便物の管理をしっかりとしてくれるところも。
いかがでしたか!?出張や短期留学といった長期滞在、また子連れ、ファミリーや人数多めのグループなどにはぴったりの宿泊施設だけど、短期の旅行でもいろいろ便利なポイントのあるレジデンスホテル。次回の旅行のホテル選びの候補にレジデンスホテルもぜひ入れてみてくださいね!以上、ナビがお伝えしました。