開城マンドゥ宮 / グン

こんにちは！ソウルナビです。寒い日が続く頃、体が冷える日はやはりあったかいスープ系の食べ物が体にしみて最高ですよね。ソルロンタンやサンゲタン、ユッケジャンなど韓国にはスープ系のメニューがいろいろありますが、今日は間食気分でも食べられる、マンドゥグッの美味しいお店をご紹介します。マンドゥとは韓国の餃子のこと。こちら「宮（グン）」は、手作りのマンドゥをあったかいスープに浮かべていただくマンドゥグッ（餃子スープ）が有名なお店！地元マスコミをはじめ日本でもたくさん紹介されてきた「グン」。マンドゥグッにマンドゥと一緒に入っている雪だるまの形のトッ（餅）もご自慢ですよ。それではさっそくおうかがいしてみましょう！

場所は仁寺洞。お店は韓国伝統をいかした雰囲気！

お店は地下鉄３号線アングッ（安国）駅６番出口から歩いて５、６分、仁寺洞のメインストリート、仁寺洞通り（インサドンキル）の中間あたりから少し路地に入ったところ。「耕仁美術館」入口のすぐ向かいに位置しています。実は以前、このお店は伝統茶のお店だったそう。その名残が今もあり、お店の外も中も昔風の仁寺洞チックなつくりになっています。またお店の正面左側にはガラスの窓があり、そこからスタッフがひたすらマンドゥを作っている姿が見えます。その様子を見ていると、お店に立ち寄って有名なマンドゥの味にせまりたくなりますよ～！

名物おばあちゃん！イム・ミョンスクさん！

こちらがマンドゥの味を作り出したおばあちゃんで、お名前はイム・ミョンスクさん。もともと現在の北朝鮮は開城（ケソン）のご出身で、筆の商人をしながら全国を巡っていた旦那様がここ仁寺洞（インサドン）に落ち着いたことから、おばあさんも仁寺洞で現在のお店をオープンさせたそう。その昔、はじめはソウル南西部の永登浦（ヨンドゥンポ）でマンドゥのお店を開いていましたが、今から３０年ほど前に仁寺洞へお店を移転。とっても小柄だけど一度マンドゥ作りをはじめると、ず～っとマンドゥをつくり続けていたおばあさん。美味しい開城式のマンドゥが食べられるというウワサはもちろん、そんなおばあちゃんのがんばりもあって、一躍有名なお店に。テレビや新聞などにも多数紹介されるようになりました。おばあちゃんはなくなりましたが、今でもその味が引き継がれています。

「グン（宮）」の人気メニューをご紹介しましょう～！

開城（ケソン）式マンドゥ専門店、「グン（宮）」のマンドゥの中には豚肉、豆腐、キムチに、ニラをはじめとする野菜数種類がいろいろ入っています。キムチは隠し味程度にほんの少しだけいれるのがポイントだそう。お豆腐まで入っているとはとってもヘルシーですよね！またマンドゥを使った料理もさまざま。なかでも「グン（宮）」の人気メニューをご紹介しましょう。

チャキチャキ働くスタッフ！

スタッフは皆さんとっても働き者！ミョンスクおばあちゃんに負けず、がんばっています。先ほどもご紹介したようにおばあさんはすでになくなりましたが、おばあさんの味を引き継ぎ、スタッフの皆さんがおいしいマンドゥを作ってくださいます！ただこちら、とっても人気店なので満席で入店出来ないときもあるそう。でも平日の午後２時から５時の間は比較的空いているのでその時間帯にいらっしゃれば確実かも、とお孫さん兼ご主人。笑顔で皆さんのお越しをお待ちしています、とのこと！

いかがでしたか？仁寺洞といえば旅行中には必ず立ち寄るエリア。韓国伝統工芸品の見物やお土産を選ぶショッピングの途中の一息にこのマンドゥをいただくとさらにパワーアップ！ショッピングにもにさらにエンジンがかかるかも？！以上、仁寺洞にある「グン（宮）」からソウルナビがお伝えしました。