ポンスウォンカルビ(水原)

本水原カルビ본수원갈비

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水原の名物といえば、スウォンカルビ!塩ベースのヤンニョム(薬味)で味付けた王(ワン=大きい)カルビをたらふく食べよう!

こんにちは!ソウルナビです。カルビといえば、韓国焼肉を代表するメニューですが、地方によって有名なカルビがあるんです。そのうちの一つがスウォンカルビ(水原カルビ)。これはソウルから約1時間で行ける郊外の観光地、水原(スウォン)の名物。ソウルからもこのカルビを食べに水原に足を運ぶ人がいるほど有名なんです。このスウォンカルビの特徴はまず、骨付き肉1つの大きさが普通の2~3倍ほどあること。焼くときはホントに、網からはみ出そうなぐらいビックなんですよ!そして、もちろん水原カルビ専門店に行けば生カルビ(味付けなし)もありますが、水原カルビといえばやっぱりヤンニョム(味付け)!醤油を使わず塩ベースの味付けが、この水原カルビの人気の秘密でもあるんです!では、さっそく水原へ行ってみましょう!
水原(スウォン)
今日ナビが伺う水原(スウォン)は、ソウルから地下鉄(国鉄)で約1時間、京畿道(キョンギド)にある市。市内中心部には「スウォンファソン(水原華城)」という李氏朝鮮王朝末期に造られたお宮と城壁があり、このユネスコ世界遺産を見学しに毎年たくさんの国内外の観光客が訪れています。2002年のサッカーワールドカップのときには市内にワールドカップ競技場が建設され、その後もソウル地下鉄の乗り入れがソウルから水原へ、そして天安まで延長されてから、ソウルと地方を結ぶ重要な企業団地としても発展している街です。
※水原へのアクセスはこちら。

水原に行ったら、スウォンカルビ(水原カルビ)を食べよう!

キレイになった35年伝統の「ポンスウォンカルビ」へ!
旅行に行くと皆さんいろんな楽しみ方があると思いますが、その土地の名物料理を食べることがナビ的には一番のお楽しみ!そこで水原に行ったら必ず押えておきたいのが、水原名物「スウォンカルビ(水原カルビ)」です。市内中心部の八達区を中心に水原カルビの有名店が並び、その中の「ポンスウォンカルビ」に伺おうと思います。こちらは創業35年の老舗で、場所は「キャッスルホテル」から徒歩約5分。久しぶりにお店に行ってみると、以前の木造の建物が近代的なビルにリニューアルされていて、一瞬お店を間違えたかな?と思ってしまったほど。座席数はなんと750席で、インテリアもとってもモダンな雰囲気に。
水原カルビのはじまりは市場のヘジャングッ屋さん!
「水原カルビ」は1960年代、水原の永東市場にあった「ファチュノッ」というへジャングッ(酔い覚ましスープ)屋さんが開発した炭焼きの味付けカルビがその始まりだとか。当時へジャングッにカルビをのせた新メニューを出したら大好評で、さらにそのカルビに味付けをして炭焼きで食べたらおいしいんじゃないかと味付け(ヤンニョム)カルビを出したところ、さらに人気となったんだそう。カルビといえば生と味付けがありますが、水原カルビといえば、味付け(ヤンニョム)。また、もともと水原には畜産市場があり、質のいい肉が豊富だったこと、そして調味料も手に入りやすいこともあり、味付けカルビが量も多くていい肉を使っていると全国的に有名になったんだそう。
おかずがすごい!
さっそく、水原カルビは味付けが有名ということで、ヤンニョムカルビ(1人前450g)を注文!まずテーブルには炭のセッティングとともにサービスのおかずがズラリと並びます。見てくださいーー!!豪華ですよね?えっと、端から千枚漬、白キムチ、三つ葉の和え物、茄子と野菜の和え物、チャプチェ、ニンニクの醤油漬け、キュウリの酢漬け、大きなボール入りのヨルムキムチ(1人1つずつ)、野菜サラダ、サンチュ、そしてナビもお気に入りのヤンニョムケジャン(ワタリガニのコチュジャン漬け)とカボチャの煮付けも!うまそーー。でも、おかずを食べ過ぎるとお肉が入らなくなるのでほどほどに!
<ヤンニョムケジャン>
そのままがぶっといきましょう!殻が硬くて口にあたりますが、細部まで甘いカニの身が入っているので、地元の人のように最後までチュ−チュ−食べるのがコツ!
<カボチャの煮付け>
ほんのり甘いカボチャの煮付け。素朴な味がとってもグッド。
<ヨルムキムチ>
大根の葉のキムチ。これはステンレスのボール入りで1人1つずつ出てきます。お肉の合間の箸やすめにどうぞ♪
これがヤンニョムカルビ?!この大きさと色鮮やかなお肉がまさに水原カルビ!
お肉がやってきました~。ステンレスのミニトレーに山盛りのお肉がドン!丸く巻かれたお肉のかたまりは大きくて幅が普通のカルビの2倍ほど!でかいっ!適度にマーブルが入り、肉の色はヤンニョムカルビ(味付けカルビ)とは思えないほどとっても鮮やか。これがまさに水原カルビの特徴で、普通カルビの味付けには主に「醤油」を使うところ、水原カルビはその代わりに「塩」を使用。だから醤油色が肉に染み込まずに鮮やかさを維持できるんだそう。
また塩のほかに砂糖、コショウ、ニンニク、ゴマ、ごま油、すりおろし梨、ニラなどを入れたお店の特製ダレに4時間ほど漬けてあるので、シンプルながらもしっかり深みのある味がお肉に染み込んでいますョ!このビックな王(ワン)カルビをスタッフが網の上に並べてくれます。この網から今にもはみ出しそうな骨付き肉2つで1人前!広げてみると、その大きさが実感できますよね!ある程度焼けたところで、今度はお肉を切りに来てくれます。まずでっかい骨を切って、次に肉の部分を慣れたハサミ裁きで?!あっという間に食べやすいサイズにカット。さらにニンニクとスライスしたエリンギも並べられ、あとはお肉が焼けるのを待つばかり!
さっそく、いただきま~す!
お肉は歯ごたえも適度にあり、軟らかくてまろやか。お肉のうまみが口の中にジュワ~と広がります。味付けは塩とのことでしたが、生カルビに塩をふりかけた程度の淡白なものではなく、いろんな薬味の味が感じられる深い味!食べ方はそのまま食べてもいいですが、韓国式でサンチュに焼いたニンニク、サムジャン(包み味噌)、青唐辛子などを包んだり、サラダやサッパリ系の野菜やキムチを包んで食べたり、お好みに合わせていろいろ楽しんでみて下さいね!
骨に付いてるお肉も忘れずに!
肉には大きな骨がありますが、その骨にも薄くお肉がくっ付いてるので、焼くときはその骨も網の上で焼きます。小さくカットした軟らかい肉を食べていると、スタッフがやってきて骨肉の作業をスタート。表面がこんがり焼けた薄いお肉を骨からキレイに剥いで、食べやすい大きさに切ってくれます。この骨についてる肉がおいしいと言われる部分。くるくると丸まったお肉は、食べてみると歯応えと弾力がかなりあって、お酒のおつまみにも合いそう。
シメのテンジャンチゲにもカルビ骨入り
ここはカルビで有名なお店ですが、もう1つ有名なのが、ご飯を注文するとサービスで出てくるテンジャンチゲ。肉のうっすら付いたカルビの骨を使い、見た目はフツーですが、肉のダシでスープが濃厚になっています。このカルビの骨は、スタッフのおばちゃんが骨に付いたお肉を食べやすくカットしてくれます。さっそく、このお肉を一切れ食べてみると!「わっ軟らかい!」焼いて食べた時は弾力と歯ごたえがすごかったのに、チゲの中の骨肉はまさに牛筋のようにやわらかくてうまい!
最後にデザートとして出てきた冷たいシッケ(お米のジュース)をいただいたら、そろそろお店をでますか?!と席を立つと、お腹にずっしり。店員さんいわく、正確には1人前450gを越すとのこと。骨の重さを差し引いても、かなりの量ですよね。そこで小食の方は2人で1人前頼んでも?と思ってしまいますが、それはだめ。2人で来たら2人前注文しないといけません。でも1人で行く場合は1人前でもOK、また3人で2人前もいいそうですョ!また1人で焼肉を楽しんで帰る日本の方も多いそうなので、一人旅の方も寄れそうですよ!
それにしても、久しぶりの水原カルビはおいしかったー。また近々来ちゃおっかな(^-^) 以上、ソウルナビでした。

記事登録日:2007-08-08

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主なメニュー

単位:ウォン

イチオシ

センカルビ

生カルビ

생갈비

(450g) 36000

イチオシ

ヤンニョムカルビ

味付けカルビ

양념갈비

(450g) 33000

ネンミョン

冷麺

냉면

7000

コンギパッ

ご飯

공기밥

※テンジャンチゲ付き
2000

セソンイボソッ

エリンギ

새송이버섯

5000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2004-06-08

スポット更新日:2007-08-08

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部屋数 部屋1 大人 子供