祝!韓国初、日本人演歌歌手デビュー、堂本貴子さん!

  韓国でコブシをきかせましょう!NOAの独占インタビュー!

BOAはいまや日本で大人気ですよね。では韓国で活躍している日本人歌手は誰?今日は韓国での日本人歌手デビュー第一号を飾る堂本貴子さんを徹底紹介しますね。皆さんも興味津々じゃないかしら?さっそくNOAがインタビューに出掛けてきました。
実は貴子さんとNOAは彼女が来韓した2001年からの知り合いなんです。ソウル市内の韓国語学校で偶然同じクラスになってからの友人だったのだけれど彼女が歌手だってことを知ったのはデビューが決まったつい最近なんですよ。とてもキレイな女性なので一体何の仕事をしてるのかずーっと謎だったの。やっぱり歌手だったんですね。
それでは堂本貴子さんのプロフィールをご紹介しますね。
1977年、大阪生まれ。
1997年、日本のレコード会社日本クラウンから「舟宿にて…」でデビュー。
1999年、ガウスエンターテインメントにレコード会社を移籍。第2弾「行かないで」を発表。その後韓国進出を考えたプロダクションが韓国サイドとの関係を取り持ち、2001年、韓国の人気歌手テジナとのデュエット曲「パートナー」(キム・ヨングァン(金英光)作曲)を発表したことをきっかけに韓国作曲家の重鎮であるキム・ヨングァン先生に師事、今回の韓国デビューに至る。
韓国デビューが正式に発表されたのは今年(2003年)の3月。師匠のキム・ヨングァン先生の作曲家生活40周年記念パーティーで貴子さんのデビューが発表されました。その時NOAが取材に行ったのでその模様をちょっとご紹介。

去る3月11日にソウルのプレジデントホテルで開催されたデビュー発表会。
韓国演歌作曲家のドンと言えるキム・ヨングァン先生40周年記念パーティーも兼ねているということもあり、会場は演歌界の方々でいっぱい!
NOAと同行した演歌とは縁のない夫も「あの人はTVで見たことがある」ってずっとて言っていたから、きっとかなりの有名どころが出席されていた模様!そして日本からの取材のカメラも入って(後日4月18日に日本テレビ系で放送されました)デビュー発表会は大盛況でした。
それではお待たせしました、インタビューです。
N:デビューおめでとう。今日はいろんなお話を聞かせてね。
:ええもちろん。今日はわざわざ取材してくださってどうもありがとう。
N:アイドルのような雰囲気なのに演歌で歌手デビューというのは意外で聞いたときにびっくりしたわ。
:そうかしら?私にとっては演歌歌手になることがとっても自然だったんです。子供の頃から歌が本当に好きで誰に教わったわけでもないんだけれど演歌のコブシをまわすのが得意で人前でしょっちゅうコブシ転がしてました(笑)。
N:それにしてもどうして韓国でデビューすることになったのかしら?
:偶然なんです。日本で所属していたプロダクションが韓国とパイプを持っていて突然韓国に行くように言われたんです。
N:抵抗はなかったんですか?
:韓国に対する知識もなく、韓国語もわからずやってきましたが抵抗はなかったですね。
キム・ヨンジャさんやケイ・ウンスクさっといった韓国の方が日本の演歌界で活躍されているのに韓国ではなぜ日本人歌手が活躍していないんだろうと急に不思議に思って、それなら私が第一号になってみようってすぐに思いました。
N:韓国生活はどう?
:もうだいぶ慣れてきて今は韓国に住んでいることに幸せを感じます。韓国の人は飾り気なく自然に接してくれるので私の内面を引き出してくれる場所だと思う。特に近所のサウナで出会ったおばさんには感謝してる。
N:よくサウナに行くの?
:ええ近所にあって。本当に気のいい心の広いおばさんで自分のことをさらけだせるんです。
N:そういえば韓国語はだいぶ上達した?
:ずいぶんがんばってきたので前よりはしゃべれますよ!今も西江大学の韓国語学校に毎日通っています。勉強は大変だけれどとっても楽しい。
N:以前よりも韓国語の勉強をがんばっているみたいだけれど何か理由があるの?
:ええ。以前ソウルの隣にあるアンサン市でおじいさんおばあさんが住む施設での慰問公演で歌わせていただいたんです。その時に皆さんすごく喜んでくださったんです。でもその時はまだ韓国に来たばかりで全く韓国語がしゃべれなくて何も私から言えなくて本当に残念な思いをしたので絶対に次回はしゃべれるようになってまた公演に来ようと思ったんです。
N:それにしても韓国語の歌の発音は驚くほど上手いわね、随分練習したんでしょ?
:そうですね。やっぱり発音は難しいですからね。毎日キム・ヨングァン先生が弾いてくださるギターに合わせて何度も何度も直されながら練習しました(笑)。
N:キムヨングァン先生はどんな方なんですか?
:すごく素晴らしい人柄です。実は今まで一度も怒られたことがないんです。間違った部分を注意だけ忠実にしてくださる方で本当に心の広い寛大な方で尊敬しています。でも普段は口数が少ないので逆に怖いんです。韓国ではとても有名な作曲家の先生で先生の作る曲は本当によくヒットするんです。
N:歌はどんな風に指導されるんですか?
:発音などは注意されますが私の思う通りに色をつけて歌いなさいと自由に歌わせてくれます。
N:韓国と日本の演歌の歌い方って違うんですか?
:ええ。日本では感情を抑えて歌う歌い方をしますが韓国では感情を素直に表現して歌いますね。
N:CD聞かせていただいたんだけれど演歌にしてはとってもポップな感じね。それにしても覚えやすい曲が多くて、普段演歌は聞かない私でもお風呂でつい鼻歌に歌っちゃうわ。
貴:ありがとう。本当にテンポのよい皆さんに覚えていただきやすい曲が多いんです。
N:今回のデビューアルバム「Do Mo To」に収録されている曲はすべてキム・ヨングァン先生が作られたんですか?
:今回のデビューアルバムはオリジナル4曲と様々なジャンルの歌謡曲12曲が収録されています。ですのでキム・ヨングァン先生の曲とそうでないものの両方です。
N:デビューシングルはどの曲ですか?
貴:「I See」という曲です。これはキム・ヨングァン先生作曲のオリジナル曲です。ロックリズムに手を加えトロットの魅力も備えたリズムの早い曲です。
N:本当に覚えやすい曲でカラオケなんかでゼッタイに人気が出そうね。
:そうですね。皆さんが一緒に口ずさみたくなるような歌を歌っていきたいですね。
N:このアルバムの中で一番自分の気持ちに近いのはどの曲かしら?
:「ナヌンクデヤ」という曲があるんですが、その曲が一番自分の等身大に近いので若い方にも是非聞いてもらいたいです。
N:そういえば今回のアルバムには日本語が入っている曲もあるんですね。
:ええ歌のところどころに日本語を使っています。
N:ええ不思議な感じで面白いわ。これなら日本人がカラオケで韓国語の歌を歌うときにも抵抗がなくていいわね。
:そうですね。その逆に韓国人にとってもきっと面白いでしょね。
N:そうそう話は変わるけれど好きな韓国人歌手は誰?日本では誰が好き?
:韓国ではWAXとキムゴンモです。日本では好きな歌はいっぱいあるんですが好きな歌手が多すぎて選べないです。。
N:突然の質問だけれど韓国の男性はどう思う?
:韓国の男性は皆さん軍隊に行くのでとても頼もしく誠実な方が多いと思います。
N:随分韓国生活に慣れてきたようだけれどたまには日本に帰りたくなる?
:辛い物やニンニクのキツいものを食べたときは日本の味が恋しくなります。あとは病気になったときは心細いので日本に帰りたくなります。
N:このデビューアルバムはいつ発売になるのかしら?
:7月1日に発売になります。
N:それじゃあTVやラジオにも出演するのかしら?
:ええ7月から韓国のTVやラジオに出演させていただきます。
N:日本の方でも出演予定は?
:この記事がナビさんに出るころには放送されてしまったあとだとは思うんですが、ラジオのAM1170Khzのラッコのいきいき週末(5月31日21~22時)の素敵な方とのミニデートのコーナーに出演します。
N:今回韓国でのデビューを果たされたわけですが日本での活動も考えている?
:これから当分韓国でがんばって私の歌を韓国の皆さんに認めていただけるようになってからは私の韓国のアルバムの曲を日本語に翻訳して韓国の歌謡を日本に輸出して韓国歌謡の素晴らしさを日本の皆さんに紹介していきたいですね。本当に韓国にも素晴らしい曲が多く是非日本の皆さんにも知っていただきたいんです。
N:本当に新しい試みで楽しみだわ。私も演歌歌謡には縁がなかったけれども貴子さんのお陰でこのジャンルに目覚めたわ。だって貴子さんのアルバムの曲ってポップで覚えやすいんですもん。今日はどうもありがとう。今後の活躍応援しています。
:今日は本当にありがとうございました。日本の皆さんにも韓国での私の活躍を知っていただけると本当にうれしいです。がんばっていきますので皆さん応援してくださいね。
というわけで今、この原稿を書いている最中もずっと貴子さんのCDを聞いてます。
早くカラオケ屋さんのリストに入ってくれたらいいのにな。

アイドルのようなルックスで素敵な貴子さん、皆さんも是非応援してくださいね。堂本貴子さんのCDは7月1日発売で韓国の各CDショップに置かれる予定です。レコード会社はオアシスレコード。韓国に旅行にいらしたら是非CDショップに立ち寄って貴子さんのCDを手にして見てくださいね。今後の貴子さんの活動もまたレポートしますね。
CD「Do Mo To」
堂本貴子/オアシスレコード/7月1日発売

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-06-09

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