新沙洞アグチム・カンジャンケジャン通り

シンサドン・アグチム・カンジャンケジャンコルモク신사동 아구찜 간장게장 골목

閉店・移転、情報の修正などの報告

辛~いアンコウの蒸し煮、アグチムと、生ワタリガニの醤油漬け、カンジャンケジャン!韓国海鮮料理の名物通り!

こんにちは!ソウルナビです。今日はソウルのモクチャコルモッ(食い倒れ通り)中の1つ、「新沙洞(シンサドン)アグチム・カンジャンケジャン通り」をご紹介しましょう!まずアグチムとはなんぞや?!という方のために簡単にご説明しますと、"アグ(アンコウ)+チム(蒸し)"でアグチム、つまりアンコウ蒸しとなるのですが、日本風のあっさりした料理を想像してはダメダメ!ここは韓国、味の淡白なアンコウとミドトッ(えぼや)、たっぷりの豆もやし、セリなどの野菜を辛~く蒸し煮したもので、辛い韓国料理に慣れている地元の人にも韓国料理を代表する辛い料理!として親しまれているメニューなんです。ソウルでそのアグチムの有名店が集まっているところがシンサ(新沙)駅の近く。そして、それぞれのお店にはアグチムの他にもカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)やコッケッチム(蒸しカニ)、へムルタン(海鮮鍋)など、韓国を代表する海鮮料理がいろいろ!海鮮好きな地元の人に要チェックの名物通りなんですョ!それではさっそくご案内ぃ~!!

アグチムやカンジャンケジャンをはじめとする韓国海鮮料理のお店がずらずら~


地下鉄3号線シンサ(新沙)駅から徒歩1分、大通りから少し路地裏に入ると、アグチムやカンジャンケジャンなどの海鮮料理を専門とするお店が並ぶ、いわゆる「モクチャコルモッ(食い倒れ通り)」が広がっています。特に夜になるとネオンがピカピカぎらぎら、たくさんのサラリーマンでにぎわう通り。ではまず、この通りが有名になるまでの道を辿ってみると・・・
まずは「新沙洞アグチム通り」に
この街に初めてアンコウ料理店が出来たのは、1990年代の初め頃。そのお店が有名になり、周辺にたくさんあった高級クラブのお客さんが2次会にぴったりとよく訪れるようになったとか。こうして客もたくさん入るのでお店もどんどん増えていき、新沙洞アグチム通りが誕生。このような経緯もあってか、現在もこちらにあるお店はほとんどが24時間営業。夜中でも早朝でもお店が開いています!
そして「アグチム&カンジャンケジャン通り」へ!
現在、こちらに並んでいるお店のメニューを見ると、韓国の代表的な海鮮料理をいくつか扱っているところがほとんど。韓国の名物海鮮料理がいろいろ楽しめます。中でも特に有名なのがアグチム、そしてアグチムのあとから人気が出てきたカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)。だから最近は「アグチム・カンジャンケジャン通り」という名前でも呼ばれています。中にはカンジャンケジャン専門のお店も。韓国料理といったらまず"焼肉"が頭に浮かびますが、ナビのような海鮮好きの方は、1度行ってみる価値ありの通りですョ!
実は「新沙洞」ではない!?
「新沙洞アグチム・カンジャンケジャン通り」だから当然シンサドン(新沙洞)にあると思いがち。でも実は、この通りの住所は新沙洞ではなく、蚕院洞(チャムウォンドン)。新沙洞はこの街の北東に隣接する、カロスキルあたりの街のこと。でも近くに地下鉄3号線のシンサ(新沙)駅があることから、この駅周辺一帯が一般的に新沙洞と呼ばれることが多く、それでこの通りも「新沙洞」と言われているようです。

アグチムとは!?

アグチムはアンコウのよくとれる海沿いのマサン(馬山)という街の郷土料理ですが、ソウルで食べるアグチムと馬山のアグチムとは少し違いがあるそう。馬山のアグチムは乾燥させたアンコウを使って歯ごたえのある味を強調し、スープに片栗粉を少しだけ入れたもの。いっぽう馬山以外の地域のアグチムは、アンコウが本来持っている柔らかい身の食感を最大限に生かし、最後に片栗でとろ~りさせたのが特徴なんだとか。
またアンコウは体全体の3分の1を占める大きな口と骨を持ち、魚でありながらうろこがない「変な魚」として、昔はあまり食べられない魚だったそう。でもその淡白でやわらかい身を特有のピリッとした辛さで味付けしたアグチムは韓国人の好みにぴったり!この味付けがお酒のおつまみにもご飯のおかずとしてよく合うと、今では地元の人に人気の韓国料理の一つとして親しまれています。
アグチムは激辛料理?!
アグチムはアンコウの他にコンナムル(豆もやし)とミドトッ(えぼや)、そしてしょうがや唐辛子、ねぎ、にんにくがたっぷり入った料理。最初のひと口目でヒィ~!!となるよりは、食べれば食べるほど辛さが増してくるタイプ。辛いものがNGの方にはちょっときついかもしれませんが、これはまさに辛ウマ!ぷりぷりした皮付きのアンコウの身はとっても柔らかく淡白ですが、それに韓国式のいろんな薬味が入ったピリ辛ソースに絡まることで、どんどん食欲がわく味になっています。
アグチムの効能!
魚料理でありながら少しも生臭くなく、淡白な味が逸品!といわれるアグチムは、酔い覚ましや体のアルコール分を飛ばすといった効果もあるそう。アンコウの身はわさび醤油につけて食べますが、ピリ辛に味付けされたシャキシャキのコンナムル(豆もやし)と一緒に食べてこそ、アグチムのおいしさを十分楽しめるとか。また、アグチムを食べる前に出てくるうずら玉子やさっぱりしたキュウリの冷たいスープも食欲を増進させる効果があり。またアンコウはそのプルプルの身や皮にコラーゲンがたっぷり含まれています。ということは!?そう、美肌効果も期待できそう!!^^
アグチムの食べ方!
地元の人に聞いたところ、アグチムはそのまま食べるのではなく、わさび醤油に付けて食べるのが通。お店によっては言わないと持ってきてくれないところもあるので、お店の人に「カンジャン・ジュセヨ~(醤油下さい~)」と言ってみましょう!
1.まずアグチムと一緒に運ばれてきたわさび醤油のわさびを溶いて、

1.まずアグチムと一緒に運ばれてきたわさび醤油のわさびを溶いて、

2.豆モヤシやセリなどの具をわさび醤油に付けて食べ、

2.豆モヤシやセリなどの具をわさび醤油に付けて食べ、

3.次にアンコウをわさび醤油に付けて食べます。

3.次にアンコウをわさび醤油に付けて食べます。

最後のシメは、残ったタレやコンナムル(豆もやし)に、みじん切りにしたセリ、のり、キムチなどをいれ、ごま油などの調味料で味付けしてご飯をいっしょに炒めてどうぞ!想像しただけでもおいしそう・・・
1. アグチムのたれと刻んだセリをいっしょに炒める。

1. アグチムのたれと刻んだセリをいっしょに炒める。

2. 十分に炒めたあと、ご飯を入れる。

2. 十分に炒めたあと、ご飯を入れる。

3. 出来上がった焼き飯の上に刻んだ海苔をのせてできあがり。

3. 出来上がった焼き飯の上に刻んだ海苔をのせてできあがり。

カンジャンケジャンって!?

この通りのもう一つの人気メニューといえば、やっぱりカンジャンケジャン。これは、新鮮な生のコッケ(ワタリガニ)をタマネギやニンニクなどの野菜を刻みいれた醤油ベースのタレに漬けて熟成させた「蟹の醤油漬け」のこと。地元ではパットドッ(ご飯泥棒)ともいわれるほどご飯がイケちゃうおかずの代名詞でもあります。もともと醤油ベースの濃い目の味なので、お酒のおつまみにもぴったり!蟹好きの人にはたまらないメニューです。
カンジャンケジャンの食べ方!
カンジャンケジャンは普通、胴の部分が4等分に切られた状態で出てきます。まずは足をつかんで胴の部分をガブリ!醤油の風味がきいた甘くトロトロの生カニの身を堪能してください!そして忘れちゃいけないのが甲羅のカニ味噌!醤油タレに絡まったカニ味噌や卵をご飯にかけても良し、甲羅の中にご飯を投入して混ぜ混ぜし、甲羅の中でカニ味噌ビビンバにしても良し。この醤油味のカニ味噌ご飯が絶品で、これがパットドッ(ご飯泥棒)といわれる所以なんです!

アグチムとカンジャンケジャンだけじゃあない! 韓国の海鮮料理いろいろ!

この「アグチム・カンジャンケジャン通り」に並ぶお店には、アグチムやカンジャンケジャンだけでなく、韓国のいろんな名物海鮮料理のメニューがあります。特にコッケチム(蒸し蟹)、コッケタン(蟹スープ)、ケアルビビンパッ(蟹味噌ビビンパッ)などワタリガニ料理がいろいろ!

○ケアルビビンパッ(蟹味噌ビビンパッ)
カンジャンケジャンのカニ味噌ご飯のように、その身とカニ味噌をほっかほかご飯にのせ、刻み海苔をかけた「ケアルビビンパッ」。醤油で味付けされたカンジャンケジャンの身とカニ味噌なので、まさに白いご飯にぴったり!アグチムやコッケタン(ワタリガニ鍋)、コッケチム(ワタリガニ蒸し)を注文し、やっぱりケジャンも食べたいという時は、お手頃なケアルビビンパッもオススメ。ランチにもいいです。
○コッケチム(ワタリガニ蒸し)
ワタリガニを出し汁で蒸したもの。蟹好きさんには是非こちらも食べていただきたい!特に後ろ足の部分は甲羅を取ると食べ応えある分、厚い身が現れます。甲羅についている味噌も忘れずにほじほじして食べましょう!この部分は地元の通の人が1番楽しみにしている部分だそう。
○コッケタン(ワタリガニ鍋)
ワタリガニに豆モヤシやセリ、大根などの野菜をいれ、味噌で味付けをしたカニ鍋。寒い時にはこの蟹ダシスープで体があったまるんですよね。シャキシャキの豆モヤシとセリ、そして味の染み込んだホクホクの大根がまたおいしいですョ。

お店紹介!

「新沙洞アグチム・カンジャンケジャン通り」にはたくさんのお店がありますが、その中から地元で有名なお店を何軒かご紹介しましょう!
「新沙洞アグチム・カンジャンケジャン通り」、海鮮好きの方もそうでない方も、ソウルで韓国の海鮮料理の真髄を味わいに行くなら是非こちらへ!?新鮮な海の幸を韓国風に調理したいろんな料理を楽しめますョ!以上、新沙洞にあるアグチム・カンジャンケジャン通りからソウルナビでした。

記事更新日:2013-03-13

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2005-01-13

スポット更新日:2013-03-13

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供

関連記事

ベストフード「海鮮系チム料理」

ベストフード「海鮮系チム料理」

豆もやしと海の幸の真っ赤な豪快料理!!ぴりぴりスパイシーな海鮮系のチム料理をホットに味わおう!

アグチム

アグチム

あんこう蒸し/아구찜

カンジャンケジャン

カンジャンケジャン

간장게장/ケジャン、通常カンジャンケジャンは新鮮な生のコッケ(ワタリガニ)をタマネギやニンニクなどの野菜を刻みいれた醤油ベースのタレに漬けて熟成させた「カニの醤油漬け」!