韓国放送文化の原点?!放送局を見学してみよう!
こんにちは!ソウルナビです。韓流ブームのおかげで、今では日本全国のお母さんが韓流スターの名前を知っていて当たり前?!っという時代になりました。スターだけでなく、料理や歌、歴史など、文化方面でも多く知られた韓流ブームですが、やはり火付け役はドラマでしたよね。今日は韓国ドラマをつくる放送局のいろいろを見学できる施設をご紹介しようと思います。その施設とは?!あのヨン様主演の『冬のソナタ』作った韓国放送KBS(Korea Broadcasting System)の敷地内にある見学ホール「KBS On」!こちらはテレビやラジオの歴史などにふれた資料館のようになっています。それでは、さっそく行ってみましょう!
KBS Onって?
漢江の中心、汝矣島(ヨイド)にあるKBSの敷地内にある「KBS On(旧KBS見学ホール)」。こちらはKBSを愛する視聴者と、放送メカニズムを国民(特に学生)に伝える国民教育の場として設立されました。入場料は国民のためとあるだけに無料!館内は放送関連品の展示と、体験コーナーで構成されています。もちろん、最近は外国人観光客もよく訪れる観光スポット!
館内紹介
「KBS On(旧KBS見学ホール)」は、建物の2階にあたるところに入口があります。館内は2階、4階、5階の3フロアからなります。観覧順路は2階から4階へ上がり、それから、さらに5階に上がり、2階に戻るというもの。2階から5階への移動が階段というのが少し大変だけど、がんばって上がってくださいね^^; 階段の途中には番組を紹介するパネルが展示されています。車椅子を利用される方など体の不自由な方は、係の人に声をかければエレベーターを利用させてくれるそう。ただし、その場合は2階と4階のみの観覧になり、残念ながら5階の観覧はできないそう。
さて、これから各フロアについてご紹介しますが、順路にしたがって2階→4階→5階の順でご案内しますね。
<施設案内>2F 案内デスク、ロビー
4F 放送未来館、仮想スタジオ、立体映像体験館、アフレコ&ニュースキャスター体験、TVスタジオ見学など
5F ミニ博物館、ラジオスタジオ見学など
-入口前-虹の橋、フォトゾーン
2階の入口までは「虹の橋」と名づけられた橋を渡って入れるようになっています。入口から入る前に左手の方を見ると、フォトゾーンがあります。KBSが製作した子供たちに愛されているアニメーションキャラクターたちの人形と思い出の写真が撮れます。子供だけでなく、大人も童心に返ってキャッキャとかわいくポーズ!「KBSOn」にはここだけでなく、館内にもいくつかのフォトゾーンが用意されています。思い出作りに写真をたくさん撮って行きましょう!
-2階-
案内デスク、ロビー
入ってすぐは案内デスク。その奥がロービーになっています。ロビーにはいくつものモニターがあって、KBSの手がける分野別の広報映像が流れています。その奥つきあたりにある大きなモニターはタッチパネルになっていて、項目を選ぶと、いろいろなKBSの情報を見られたり、ロビーにある大きなカメラを通して写る自分を大きな画面で見ることができます。操作方法がよく分からない場合は、案内デスクの方に頼めば、親切に教えてくれますヨ。ここにもKBSで製作された昔懐かしい子供番組のかわいいフォトスポットが1つ用意されています。
-4階-
仮想スタジオ、ニュースキャスター体験、立体映像体験館、TVスタジオ見学など
★放送未来館
情報伝達機器としてラジオやテレビに引き続いて登場したi-Padやスマートフォンが展示されています。自由に使って遊ぶことができる大きなi-Padもあり。また、放送未来館前の通路にはのっぽさんに写ったり、体が縮んで見えたりする不思議なミラーの壁が!通りながらユニークな自分の姿が映りますヨ!
仮想スタジオ
映像合成技法であるクロマキーを体験できるコーナー。青1色の舞台に立つと、そこに設置されたカメラを通し、さまざまな背景との合成映像が楽しめます。カメラ近くにある小さなモニターでは合成前の青と自分たちの姿だけが映し出され、正面と舞台からぶら下がっているモニターには合成された様子が見れます。 団体予約の場合は、KBSホームページか、出来上がった合成写真をダウンロードできるサービスがありますが、個人での自由観覧の時は、このサービスが受けられません。代わりに持ってきたカメラで直接モニターをバシバシ撮れます。記念になるし、是非写真に残しておきたいですよね!
このカメラで姿をとらえます。
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確認できるモニターがずらっと。
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★ドラマ、バラエティ、K-POP紹介コーナー
通路になっているエリアにはテーマごとに、KBSで製作された『海神』『秋の童話』『冬のソナタ』などのドラマ、『1泊2日』などのバラエティ、そして『ミュージック・バンク』などのK-POPを紹介するパネルや各分野の紹介映像を流すモニター、それからタッチパネル式のモニターがあります。タッチパネル式モニターでは、タッチして選択すると、時代別にそれぞれのテーマに関連した映像がいろいろ見られるようになっています。また、実物大に近く作られたパネルが立てられていて、ちょっとしたフォトゾーンになっています。
★立体映像体験館
KBS放送技術研究チームが開発した3D立体映像を鑑賞することができます。子供たちも喜ぶ面白いストーリーにのって、目の前に飛び出してくる楽しい感覚を味わうができます。映像自体は10分ぐらい。1回の収容人数は約30人で、基本的に総入れ替え方式。入りきれなかった人々は外の通路に列を作って待ちます。入る時に入口で3D用のメガネをもらって入ります。サイズが大人用と子供用があるので注意してもらって下さいね。
■開館時間 9:30~11:25、13:35~17:00
■休館日 祝日
3Dメガネを装着
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出入りは1つのドアで行われます。
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★訪問記念の一言を残すフリーボードKBSOnに来た記念に自由にメッセージを残せるフリーボード。ホワイトボード式になっていて、ボードペンで書き込みます。その日その日に来館した人々が書き込む大きな寄せ書きになっています。私も今日来たゾ!と、メッセージを書き込んでみてください。
声優になりきってみてね。
★アフレコ体験
アニメーションに合わせて台詞を吹き込んでいく体験ができます。スタートボタンを押すと、まずは見本がモニターに流れます。その後、いよいよ録音。絵に合わせてメッシュのガードのついたアフレコ用のマイクに向かって台詞を話せば録音され、自分の声がアフレコされたアニメーションが完成。完成品は数秒後にそのモニターに映し出されます。自分の声で話すキャラクターたちが不思議で面白く、何度でもやりたくなってしまいます。ただ、完成した動画のデータ配信や保存サービスは残念ながらありません。でも直接カメラで撮影して、動画を保存しておけば、とってもいい思い出になるはず!完成品が流されるまでの秒読みカウントダウンの間にいそいそとカメラを準備して撮っておいて、あとで見返せば、うまくいったやつはちょっと自慢かも!?台詞は一応指定の台詞がありますが、アドリブで自由に考えて、台詞を吹き込んでも面白い!
★スポーツコーナースポーツ番組の制作案内と共に、スポーツニュースをさわがせた韓国を代表するスポーツ選手たちの大きなパネル写真が壁にでかでかと張られています。また、タッチしていくと各競技の場面が見れるモニターもあります。通るだけで、圧巻!そして、足元にはスポーツ選手たちのサインの入ったサインボールなどが展示されていますよ。
★TVスタジオ見学
TVスタジオが見れる場所は2ヶ所。かわいいキャラクターのフォトゾーンになっている場所のつきあたりの大きなガラス窓と、ニュースキャスター体験ができる場所の横にあるガラス窓。どちらもこのガラス窓越しに下を見下ろすと、TV番組の・舞台セットの準備、収録の様子などを直接見ることができます。収録中の場合は、撮影に支障をきたすので、フラッシュを使ったカメラ撮影は禁止。公開ホール形態のTVスタジオで、現在、実際に毎週放送されている番組が収録されています。ナビが訪れたときはちょうど子供番組の公開録画中でした。ちなみに収録がない場合は真っ暗だそう。
上から見る形で、スタジオの様子が直接見れます。
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キュートなキャラクターのフォトゾーン
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★ニュースキャスター体験
実際に使われているものと全く同じデザインのスタジオと机に座り、KBSのニュースキャスターになりきれます。マイクの前にある赤いボタンを押し、スタート。スタジオ横にある大きなモニターにはカメラでとらえられた自分の姿が、マイクを通しては自分の声がスタジオ内に響き渡ります。実際と同じようにキャスターが座る席の前に置かれた小さなモニターにはプロンプター(原稿)が見れるようになっています。全て実際に近く作られているので、製作現場でアナウンサーがどのようにニュースを進行しているのかを疑似体験できます。
プロンプターが表示されています
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この赤いボタンを押すとスタート!
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-5階-
ミニ博物館・ラジオスタジオ見学・KBSアナウンサーの歴史など
★ミニ博物館
放送の歴史と、当時使われていたラジオ・TV受信機・カメラ・マイクなどの貴重な放送装備や波の音、雷の音など音響効果に使われる小道具が展示されています。ミニ博物館の奥には音響設備のある部屋「KBSコンサートホール」があります。部屋は完全防音になっていて、全く外に音が漏れません。実際にKBS交響楽団が練習している風景が見られたりします。
効果音に使われる道具たち。
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KBSコンサートホールの中には楽団の道具が。
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★ラジオスタジオ見学
実際に使われているラジオドラマ専用録音スタジオ。声優と技術スタッフが製作する現場の様子を見ることができます。ちなみにこちらも録音が行われていない場合は真っ暗に。
★KBSアナウンサーの歴史
1927年に放送が始まった当時から、視聴者とともに歩んできたKBSアナウンサーたちの昨日と今日を、映像と写真を通して垣間見ることができます。
もともとは学生たちの社会見学の場として設立された「KBS On(旧KBS見学ホール)」。ナビが取材に訪れたこの日も、小学生たちが社会見学に訪れ、仮想スタジオやニュースキャスター体験コーナーで興味深そうに案内係のお話を聞きながら、楽しそうに体験していました!でも大人でも韓国の放送文化の一端を軽く見るくらいの気持ちで見学するなら良さそう。あと駅から少し距離があるので、ナビ的にはタクシーを使うのがベター。でも体力に自信のある方は徒歩で行ってみてくださいネ。最後に、2階の入口右手にはラジオのオープンスタジオがあり、ガラス越しに見学できます。ひょっとしたら、ひょっとしたらですが、知ってる芸能人がゲストに?!っということもあるかも?!^^ 以上、ソウルナビがお伝えしました。