年末恒例の2大映画賞、今年も一挙公開!大韓は「追撃者」が7冠!
こんにちは!ソウルナビです。今年も(2008年)も残すところあとわずか。皆さん仕事のの整理や忘年会、大掃除やお正月準備などで忙しい頃でしょうか?年末ってなんかバタバタして、あっという間に過ぎちゃいますよね。そんな中でも忘れちゃ~いけないのが、年末恒例の2大映画賞、「青龍映画賞」と「大韓民国映画大賞」。例年のごとく、2つの映画賞を比べながら、2008年の韓国映画を振り返ってみましょう。今年は部門別に見ると、両賞とも似たような結果が多いですが、中にはバックリ分かれるところもあったり…。ではさっそく、レポートスタート!
◇日時
青龍映画賞
2008年11月20日(木)午後7時25分
大韓民国映画大賞
2008年12月4日(木)午後6時
◇回数
青龍映画賞
第29回
大韓民国映画大賞
第7回
◇司会
◇会場
◇主催
青龍映画賞
スポーツ朝鮮
大韓民国映画大賞
(株)mbc文化放送
◇後援
青龍映画賞
朝鮮日報社、KBS韓国放送
大韓民国映画大賞
文化観光部、 映画振興委員会
◇対象映画
青龍映画賞
今年1年を通して国内で公開された韓国映画を対象に、ネチズンと映画専門家の意見を総合して候補作品を選定、映画賞の推薦を受けた審査委員会が最優秀者(作品)を決定。
大韓民国映画大賞
2007年10月28日~2008年10月25日ま国内の劇場で公開された60分以上の韓国映画を対象に、専門委員500人と一般委員500人、全1000人の審査委員団が候補作品を審査し、インターネット投票で受賞作を決定。
◇受賞部門
青龍映画賞
18部門
最優秀作品賞 / 監督賞 / 脚本賞 / 主演男優賞 / 主演女優賞 / 助演男優賞 / 助演女優賞 / 新人監督賞 / 新人男優賞 / 新人女優賞 / 美術賞 /技術賞 / 撮影賞 / 照明賞 /音楽賞/人気スター賞 /最多観客動員賞/ 短編映画賞(2008年から新しく追加)
大韓民国映画大賞
19 部門
最優秀作品賞 / 監督賞 / 脚本・脚色賞 / 主演男優賞 / 主演女優賞 / 助演男優賞 / 助演女優賞 / 新人監督賞 / 新人男優賞 / 新人女優賞 / 美術賞 / 撮影賞 / 照明賞 / 編集賞 / 視覚効果賞 / 音楽賞 / 音響賞 /功労賞 / 短編映画賞
◇主な賞金
青龍映画賞
歴史は青龍賞の方が古いものの、賞金は大韓民国がかなりの高額!
・最優秀作品賞:2000万ウォン
・監督賞:500万ウォン
・主演男優・女優賞 :各500万ウォン
・助演男優・女優賞:各200万ウォンなど。
大韓民国映画大賞
・最優秀作品賞:5000万ウォン
・監督賞:3000万ウォン
・主演男優・女優賞:各2000万ウォン
・助演男優・女優賞:各1000万ウォンなど、総額2億4000万ウォン。
部門別受賞者・作品
青龍映画賞では各賞がいくつかの作品に分散された感じですが、大韓民国映画大賞はもうこの映画の年といっても過言でないほど、「追撃者」が最優秀作品、主演男優、監督、新人監督、照明、編集、脚本・脚色賞という7冠王に。
◇最優秀作品賞
青龍はイム・スルレ監督の「我が人生で最高の瞬間」、
大韓民国は、今年は「追撃者」オンパレード!
◇監督賞
青龍は「ノムノムノム」、大韓民国は作品賞に続き「追撃者」
◇主演男優賞
昨年は両賞でソン・ガンホが受賞しましたが、今年は両賞でキム・ユンソクが受賞
◇主演女優賞
昨年はチョン・ドヨンが両賞で文句無しの受賞でしたが、今年は違う作品、女優の手に。
◇助演男優賞
両賞「セブンデイズ」のパク・ヒスンが受賞。
◇助演女優賞
今年は両賞で「我が人生で最高の瞬間」のキム・ジヨンが受賞。
◇新人男優賞
今回、両賞で「映画は映画だ」の男優が受賞。青龍は主演のソ・ジソプ、カン・ジファンが合同受賞、また大韓ではカン・ジファン単独受賞。それにしても今回、会場でのカン・ジファンの人気、すごかった~。ファンクラブの方も来てたのか、黄色い声はもちろんのこと、垂れ幕なんかもあちこちに。
◇新人女優賞
青龍、大韓とも違う結果に。
◇その他の賞
青龍映画賞
新人監督賞
・イ・ギョンミ「ミツホンダンム」
美術賞
・チョ・ファソン
(「いい奴、悪い奴、変な奴」)
撮影賞
・イ・モゲ
(「いい奴、悪い奴、変な奴」)
照明賞
・カン・デヒ(「モダンボーイ」)
音楽賞
・パン・ジュンソク
(「ゴーゴー70」)
短編映画賞
・チャン・ソリ
その他の賞
・脚本:イ・ギョンミ、パク・ウンギョ、パク・チャヌク(「ミツホンダンム))
・技術賞:インサアートビジュアル(「モダンボーイ」CG)
・最多観客動員賞:「いい奴、悪い奴、変な奴」
★人気スター賞: ソル・ギョング、チョン・ウソン、キム・ハヌル、ソン・イェジンの4人。今年の主演映画での話題&人気度が反映されている感じですが、キム・ハヌルはやはりドラマ「オンエアー」の影響も大きいような…。
★名誉人気スター賞:チェ・ジンシル
今年韓国芸能界でいろんなニュースが報道されましたが、中でも大きな衝撃を与えたのが、チェ・ジンシルの残念なニュース。今回故チェ・ジンシルさんには特 別賞として「名誉人気スター賞」が与えられました。舞台の大スクリーンには彼女の出演した映画やドラマの名シーンが映し出されました。
お祝い公演
トップバッターはアジアの大スター「東方神起」の呪文(Mirotic)。次にワンダーガールズが昨年のテルミーに続き大人気の「ノバディ」を披露。また ピ(Rain)の公演時には会場がコンサートのような歓声&雰囲気に。そのほか、俳優チュ・ジフンが突然舞台に登場、歌を披露する場面も。
大韓民国映画大賞
新人監督賞
・ナ・ホンジン「追撃者」
美術賞
・チョ・ファソン
(「いい奴、悪い奴、変な奴」)
撮影賞
・イ・モゲ(「いい奴、悪い奴、変な奴 」)
・カン・デヒ(「モダンボーイ」)
照明賞
・イ・チョルオ(「追撃者」)
音楽賞
・パン・ジュンソク(「ゴーゴー70」)
短編映画賞
・「豚とシェイクスピア」キム・ゴン
その他の賞
・ 脚本・脚色賞:ナ・ホンジン(「追撃者」)
・編集賞:キム・ソンミン(「追撃者」)
・視覚効果賞:チョン・ドゥホン、チ・ジュンヒョン、ホ・マンヘン(「いい奴、悪い奴、変な奴 」)アクション俳優としても活躍中のチョン・ドゥホンがコメント。
「表舞台には出られないけれど、撮影中に大怪我をしたり人もたくさんいます。そんなスタントマンの影の大きな努力、苦労を分かっていただければと思います」と。
・音響賞:キム・ギョンテ/チェ・テヨン(「いい奴、悪い奴、変な奴 」)
お祝い公演
青龍に対抗して?!大韓では「ピ(Rain)」のセクシーダンスに「Big Bang」、そして司会のソン・ユナがテクトニックダンスを披露。どの舞台も盛り上がりましたが、やっぱりあのピの最後の「ランニングビリビリ~(と破って上半身むき出し?!に)」という演出にはやられた~。
★授賞式前のハンドプリンティングイベント(青龍映画賞)
毎年、前年の主演男優・女優、新人男優・女優の4人が集まって行われるイベント。今年も会場は大韓劇場で、記者たちもたくさん来てましたが、2人不参加でちょっとさびしいものに…。
★授賞式後のレゼプション(大韓民国映画大賞)
毎年授賞式の直後に行われるレセプション。今年の受賞者が集まってケーキカットに乾杯、そして1人ずつインタビューも。
いかがでしたか?今回2つの映画賞でノミネートされた作品の中で、ご覧になった映画はありましたか?韓国映画ファンの方なら、あの作品、この作品、あの人も・・・と思われた方も多いと思います~。ナビもぜんぶは見ていないんですが、映画の名場面、演技を思い出しながら、ノミネート&受賞作品(者)に1人納得してました。今年はが海外で話題になる作品も多かったですが、スター俳優を起用した大作もあれば、低予算の作品の健闘も目立ちました。来年はどんな作品に出会えるか?今から期待しながら・・・以上、年末の映画賞リポート、ソウルナビでした。
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記事登録日:2008-12-09