ソウルの映画館の利用法&映画館情報!
こんにちは!ソウルナビです。たくさんのリピーターの中には、韓国旅行時に韓国のエンタメをスケジュールに入れている方も増えていますよね!コンサート、ミュージカル、ノンバーバルパフォーマンスなどのほか、気軽に、しかもお手ごろ価格で楽しめる「映画鑑賞」もその中の一つ!日本公開の前に、あるいは日本で公開されない韓国映画を原語で見たり、また、ハリウッド映画や香港映画が日本より早く公開されることも多いので、日本より一足お先に話題の映画を観る、なんてこともできますョ!映画を是非ソウル旅行で見たいという方のために、今日は韓国の映画館で映画を観る方法&ソウルの映画館情報をご紹介しましょう!
韓国映画ファンの方も多いと思いますが、地元でも韓国映画の人気は高いです。予約サイトのランキングを見ると、上位には必ず韓国映画が入っているんですョ。ただ、これも2000年代に入ってからのことで、1999年「シュリ」を皮切りに韓国映画人気がアップしはじめ、2001年には「チング」をはじめ次々と大ヒット作が登場し、韓国映画の市場占有率が50%を超えるほどに。2008年、2010年はハリウッド映画に少し押され気味だったようですが、45%以上は占めているというからスゴイですね。そんな映画人気に応えて、映画館もここ数年ずいぶん変わりました。大型のシネマコンプレックス映画館が主流となり、3D、4D、IMAXなどの多次元上映のほか、食事をしながら映画を観たり、映画鑑賞の前に専用ラウンジでティータイムを楽しめたりと、値段はその分高くなりますが、さまざまな差別化したサービス・施設も増えています。
★3D、4D、IMAX映画が楽しめる映画館
特にハリウッド大作などはやはり3D、4Dで見たいところ。
★特別席がある映画館
CGVのスウィートボックス(2人用のシートでラブラブ映画鑑賞)、ゴールドクラス(お茶やスナックが楽しめる専用ラウンジ)や、ロッテシネマのシャーロッテなど。
~韓国の映画館のシステムについてご説明。こんなところが日本と違う!~
○韓国の映画館は全席座席指定制!韓国の映画館は立ち見席がなく、全て座席指定制。つまりある席の分だけチケットを販売するので人気のある映画の場合、特に週末は早めにチケットを購入しておきましょう。また座席に着くときはチケットに書いてある座席番号をチェックして指定の座席に座りましょう。
○全回総入れ替え制!連続して同じ映画は見られません。残念ながら・・・
○毎日レイトショーあり!ほとんどの映画の最終上映は21時。また24時間映画を上映している映画館もあります。
○料金は1回8000~10000ウォン!映画館によっても違いますが、1番早い早朝の回を見ると6,500ウォン、週末の日中(9:00~18:00)の映画は8,000~10,000ウォンなど、時間帯によって値段の違う映画館もあります。
○食べ物持ち込みOK!最近は禁止の映画館も!たまにイカのにおいがプーンと漂ってくる映画館。ほとんどの映画館の前にはイカやタコ、カワハギなどの干物の屋台が並び、映画館の中にもポップコーンやお菓子、ジュースといった食べ物類がたくさん売られています。地元の人は映画といえば当然ポップコーン(またはイカ焼き)とジュースと思っている人も多く、特に週末に行くと映画館の中はいろんなニオイがしたりします。しかしあの紙袋のかさかさ音、ちょっと気になりますよね・・・
※ミニシアターでは持ち込み禁止の映画館も。
映画サイトをチェック!
封切日は決まっていても、上映期間はその人気度によって短くもなり、長くもなるのが韓国の映画館。よくナビにもいつまで上映しているか?上映館・上映時間を教えて?なんていう質問がよく来ますが、3日前ぐらいになってやっと上映日程・予約ができることもあるので、お知らせできないことも多々あります。その場合は韓国ですが、各映画サイトで間近になって確認するのも一つの手。また舞台挨拶などは情報がでたらナビでもお知らせしているので、以下をチェック!
地元の映画サイト
Naverの映画ページ http://movie.naver.com/
CINE21(ハンキョレ新聞社の映画雑誌のサイト)http://www.cine21.com/
大型の映画館グループのサイト
CGVグループ ⇒http://www.cgv.co.kr/
ロッテシネマグループ⇒
http://www.lottecinema.co.kr/MEGABOXグループ⇒ http://www.megabox.co.kr/
~映画チケットの購入方法!~
地元の人はインターネットで予約する人も多いようですが、だいたい住民登録番号(韓国人はみんな持っている個人固有の番号)が必要だったり、またはハングル表記だったりと旅行者にはなかなか不向き。映画館の窓口に行って直接チケットを買いましょう。
※最近は自動販売機の映画館も増えています。英語バージョンの画面がある映画館も。
1.まずチケット売場の前のタイムスケジュールをチェック。右横に매진(メジン)という赤文字があればその回はもう売り切れ。時間とタイトルをチェックしてチケット売場の窓口へ。画面は動くので分かりにくい場合もありますが、映画のポスターとともにスケジュールが出ることもあるので、しっかり確認しましょう。
2.窓口で映画のタイトルと時間、枚数を言います。『○○○○(映画のタイトル)、○시 (シ、時)○분(プン、分)、○장(○ジャン、○枚)、주세요(ジュセヨ、下さい)』といえばOK!
例:『シムジャンイティンダ(タイトル)、ヨソッチサーシップンコ(6時40分のもの)、トゥジャン(2枚)ジュセヨ(下さい)』
※時間を特に指定しない場合は次回となります(なにも言わない場合、通常はスタッフが希望の上映時間を確認します)
※タイトルは多少省略しても大丈夫です。
(例:シムジャン、ジュセヨ)
※座席指定が出来る映画館もあります。
3.チケットの見方チケットを見ると、映画のタイトル、日にち、映画館の番号、回数、時間、座席番号、料金などが書かれています。
4.上映時間まで待ちます。 だいたい10分前から入場できます(スタッフから案内があります)
5.映画館に入場します。 各スクリーン入口にある座席表で位置を確認してから座席につきましょう。
~ソウル市内主要エリアの映画館情報~
○明洞(ミョンドン)
ソウル中心部の繁華街である明洞はいつも若者たちでにぎわっていますが、ここにも映画館が数軒あり。
<CGVミョンドン(CGV明洞)>ロッテヤングプラザの向い、ファッションビル「ヌーンスクエア」の8階にあります。チケット売場は8階と1階の通り沿い。週末になると地元の若いカップルがたくさん集まるところ。場所もいいのでいつも混んでいます。
付帯施設:ファッション関連ショップ、カフェ、レストランなどもあり。
混雑度:★★★★★
行き方:地下鉄2号線ウルチロイック(乙支路入口・Euljiro 1(il)-ga・202)6番出口を出てまっすぐ。徒歩3分。または地下鉄4号線ミョンドン(明洞・Myeong-dong・424)駅6番出口を出て左へまっすぐ、明洞通りを左へ。徒歩約6分。
スクリーン数:5
サイト:www.cgv.co.kr/
住所:ソウル市 中区 明洞2街(ミョンドンイーガ) 83-5 ヌーンスクエア 8階
電話番号:1544-1122(CGV全体)
<CGV明洞駅シネマライブラリー>TABBY10~11Fにある、明洞で今一番新しい映画館。客層はかなり若め。
一部はシネマライブラリーとして、個性的な映画も上映。
付帯施設:下の階にユニクロあり。
混雑度:★★★★☆
行き方:地下鉄4号線ミョンドン(明洞・Myeong-dong・424)駅より徒歩1分。
スクリーン数:6
サイト: www.cinus.co.kr/
住所:ソウル市中区(チュング)忠武路2街(チュンムロイーガ)65−9
電話番号:02-2079-0070
<ロッテシネマエビニュエル(アベニュエル)>ロッテ百貨店のすぐ横、ヤングプラザとの間にあるエビニュエル6~7Fにある映画館。ロッテが映画製作に乗り出したこともあり、映画館にも力を入れ、高級感がただよっています。ロビーも広めでコーヒーショップもあり、待ち時間もゆっくり過ごせます。ただ場所柄土日の回はほとんどすぐ売り切れ。
付帯施設:コーヒーショップ、下の階にエビニュエルあり。
混雑度:★★★★★
行き方:地下鉄2号線ウルチロイック(乙支路入口・Euljiro il(1)ga)駅より徒歩3分。
スクリーン数:5
サイト: www.lottecinema.co.kr
住所:ソウル市中区(チュング)小公洞(ソゴンドン)
電話番号:02-1544-8855
○鍾路(チョンノ)
こちらは昔から映画館がたくさんあるところとして有名でしたが、最近は映画館の数もぐっと減りました。
残っている映画館はCGVピカデリーとソウル劇場のみ。ハリウッド劇場は中高年対象の名画座になりました。
<ソウル劇場(ソウルクッチャン)>
映画館街の中心地、鍾路3街にあり。ここで上映された映画には「ソウル劇場公開作!」とビデオのパッケージに宣伝文句としてうてるほど名門の映画館、カンナム(江南)の最新映画館に対抗し、最近座席を改良。ぐっと見やすくなりました。 ただし夕方の回や週末はいつも混んでいます。
付帯施設:スターバックス(1階)
混雑度:★★★★★
行き方:地下鉄1・3号線チョンノサンガ(鍾路3街・Jongno-sam(3)ga・130/329)駅14番出口を出て一つ目を右に曲がり、少し行くとあります。徒歩約2分。
スクリーン数:1 2
サイト: www.seoulcinema.com
住所:ソウル市 中区 観水洞(クァンスドン)59-7
電話番号:02-2277-3014~5
(予約番号02-2277-3011/02-1588-7890)
<CGVピカデリー1958(旧ロッテシネマピカデリー)>映画「接続」にも登場したことで有名な「ピカデリー」。こちらは2004年末にリニューアルオープン。映画館は地下にあり、地下鉄チョンノサンガ(鍾路3街)駅とも直結、すぐ近くに地下鉄出口もあります。あまり混んでいなくて、意外とすいている穴場の映画館。チケット売り場は地下2階にあります。
2007年夏からはプリマス系列になり名前が「プリマス・ピカデリー」に、2010年からはロッテシネマ系列になり「ロッテシネマピカデリー」に、そして2015年にはCGV系列となり、名前も「CGVピカデリー1958に。ここ10年で名前が3回も変わっています。
付帯施設:コーヒーショップ(1階)
混雑度:★★☆☆☆
スクリーン数:8
行き方:地下鉄1・3号線チョンノサンガ(鍾路3街・Jongno-sam(3)ga・130/329)駅地下道から直結。2−1番出口のすぐ前。
サイト:www.lottecinema.co.kr/ (韓国語)
住所:ソウル市 鍾路区 敦義洞(トンイドン)137
電話番号:02-3676-7142
○忠武路(チュンムロ)
このエリアは昔、映画会社がたくさんあり、映画の街としてにぎわっていたところ。いまでも忠武路=映画界という意味があるほど。
<大韓劇場(テハンクッチャン)>地下鉄3・4号線チュンムロ(忠武路)駅に直結。1955年にオープン以来地元の人に親しまれ、2001年にはマルチプレックス映画館としてリニューアルオープン。建物内に映画館はカフェ(1、2階)なども入っています。地下1階、1階がチケット売場、地下、1、3、5、7階が映画館。以前は中に食堂街がありましたが、現在はありません。
付帯施設:スターバックス(1・2階)
混雑度:★★★★☆
行き方:地下鉄3・4号線チュンムロ(忠武路)駅1番出口の地下道から連結。
スクリーン数:9
サイト:www.daehancinema.co.kr
住所:ソウル市 中区 忠武路4街(チュンムロサーガ)125
電話番号:02-3393-3500
○新村(シンチョン)
こちらは学生街というだけあって、週末はかなりの人。地下鉄新村駅から近く、バス停もすぐ目の前にあるのでアクセスも便利。周辺にはレストランやカフェがたくさん。
<CGV新村アートレオン>50年の歴史を持つ「シニョン劇場」が全面的にリニューアル、2003年に「アートレオン」として誕生。映画館、オープン劇場、ギャラリー、オフラインイベントスペースなどが整っている総合文化空間になりました。映画館は地下2、3階、3~12階にあり。こちらの自慢は、日本のCineforwardの全自動無人映写システムとデジタル映写システムを導入した、国内初のデジタル映画館。座席のスペースも広めで地元の学生たちに人気。週末は特にカップルたちでいっぱい。現在はCGV系列に。
付帯施設:コーヒーショップ(1F)
混雑度:★★★★☆
行き方:地下鉄2号線シンチョン(新村)駅4番出口を出て道なりに約200m行くとあります。徒歩約4分。
スクリーン数:9
サイト:www.artreon.co.kr/
住所:ソウル市 西大門区 滄川洞(チャンチョンドン)20-25
電話番号:02-1588-2209
<MEGABOX新村>学生街の新村に2006年新しく誕生した映画館。観客の中心は学生。またこちらの映画館はかなり椅子も良く、快適に見られます。
付帯施設:下の階にミリオレM新村(ただし店はほとんどなし)。
混雑度:★★★★☆
行き方:地下鉄2号線イデ(梨大)駅2番出口を出てまっすぐ。次のT字路を右へ。つきあたりにある国鉄新村駅ビル5F。徒歩約7分。
スクリーン数:8
サイト:www.megabox.co.kr/
住所:ソウル市 西大門区 新村洞(シンチョンドン)
○三成・COEX
三成COEXにはソウル最大のシネマコンプレックス、『メガバックス』あり。
<MEGABOX COEX>COEXモールの中にある巨大シネコン「メガボックス」。アメリカンスタイルで座席の勾配がきつく、決してスクリーンに前の人の頭がかぶらない構造に。映画ファンには押さえどころの映画館。スクリーンが16あるのもうれしい。ただ週末はいつも混んでいます。見落とした映画館がここだけ上映されているなんていうことも。
付帯施設:コーヒーショップ、COEXモール
混雑度:★★★★★
行き方:地下鉄2号線サムソン(三成・Samseong)駅より徒歩10分。COEXモール内。
スクリーン数 : 16
サイト: megabox.co.kr
住所:ソウル市 江南区 三成洞 1-159 COEXモール内
電話番号:02-6002-1200
−映画は見なくても見ておきたい!押さえどころのアート系映画館!−
・・・こちらで詳しく紹介しています!
−他の映画関連施設−
こんな所にも足を伸ばしてみよう!
<南楊州総合撮影所>
ソウル郊外にあり。「JSA」の撮影現場として有名。撮影で使われた板門店セットはそのまま保存、公開されています。また中小都市セット。韓国唯一の映画博物館もあります。
韓国のドラマ&映画ファンの皆さん!ソウル旅行のスケジュールに「韓国映画鑑賞」を入れてみはいかがでしょうか?!チケットも上がったとはいえ日本の半額程度。字幕がないので聞き取りがちょっと大変だけど、韓国の映画館を体験するのもまた楽しいですよ!また映画を見ながら地元韓国人ナマの反応も楽しんでみてくださいね。以上、ソウルナビでした。
その他情報
*新村の「緑色(ノクセク)劇場」は閉館しました。<2006.5.24>
*鍾路の「シネコア」は「スポンジハウス鍾路」になりました。<2006.12.19>
*スポンジハウスの情報を更新しました。<2007.2.26>
*ピカデリーの名称が「プリマス・ピカデリー」になりました。<2007.7.12>
*スターシックスの名称が「シネマチョンドン」になりました。<2007.7.12>
*シネコア内「スポンジハウスシネコア」が中央シネマ内に移転、「スポンジハウス中央」になりました。<2007.10.15>
*「CQN明洞」が閉館しました。<2008.4.11>
*「タンソンサ」の名称が「CINUSタンソンサ」になりました。<2008.5.8>
*「CGV明洞」再オープン<2009.6.30>
*「東大門MMC」が閉館しました。<2010.2.26>
※「中央シネマ」が閉館しました。<2010.6.24>
※「プリマス・ピカデリー」が「ロッテシネマピカデリー」に変わりました。
*情報を一部更新しました(ロッテシネマピカデリーがCGVピカデリー1958に)
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-01-24