寅さんも若大将もホラ吹き男も!今年もやって参りました、ソウルでなつかしの日本映画を見まくる!(11/10~23)
こんにちは、ソウルナビです。去年(2004年)の11月に開催された日本映画祭、ご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか?いままで韓国にほとんど紹介されてこなかった日本の"愛と青春映画"を日韓両国が国交を回復した1965年から一気に30年分公開、いままで目にしたことがなった日本の一般映画に驚き、笑い、楽しんだ韓国人の映画ファンも多くいたようです。
さてその日本映画祭が今年(2005年)もやって参りました。場所も同じく三成洞はCOEXモールにあるメガバックス。主催も去年と同じく日本の文化庁。韓国の文化観光部と日本大使館が後援し、日韓友情の年のイベントの1つともなっています。
今年の映画祭のテーマは"多様性の力!"
今回は1960年代前半から今年の最新作まで、さまざまなジャンルの日本映画を紹介しよう、ということで、今年の作品は去年以上にバリエーションにとんでいます。今年の目玉は"若大将""男はつらいよ""座頭市"などのシリーズものと、沖縄を舞台にした沖縄映画。また韓国の映画ファンの間では話題でありながら今まで未公開だった「櫻の園」あたりに注目が集まっているようです。
ゲストも大勢!
今年の特徴は監督の舞台挨拶が多いこと。やはりお隣りの国、有名な監督も気軽に足を運んでくれるのがうれしいですね。また数十年前の作品の上映にわざわざ駆けつけてくれるのは映画ファンにはうれしい限りです。
今回上映されるのは45本。
どの作品もほぼ3回ずつ上映されるので、都合のいい時間帯に見に行かれるのがよいでしょう。料金は3000ウォン(開幕式、閉幕式は5000ウォン)。去年は1000ウォンでしたがナビが見たところ、見ないのにキャンセルをしなかった人が多く、売り切れなのに空席が目立つ、ということがありました。そのためか今回は3000ウォンに。
話題作はすでに売り切れも出ているよう。日本人が楽しんできた映画を韓国の人にも是非楽しんで欲しいですよね。また韓国在住の日本人もさることながら、この時期旅行でソウルにお立ち寄りの皆さん、なつかしい日本映画、思い出の日本映画をソウルの大きなスクリーンで見て行かれてはいかがでしょうか?以上、ずっと見逃していた映画を見ようとはりきっているソウルナビでした。
<イベント>
○開幕式
11/10 18:30~
場所:メガバックスCOEX1館
開幕作品:「博士が愛した数式」
○閉幕式
11/23 18:30~
場所:メガバックスCOEX1館
閉幕作品:「いつか本を読む日」
○シンポジウム
1.「韓国で日本映画がどう受けいれられているか」
日時:11/12(土) 17:00~19:00
場所:メガバックスCOEX11館
司会:寺脇研(日本文化庁部長・映画評論家)
参席:小泉堯史(映画監督)、佐々木史朗(映画プロデューサー、チャ・スンジェ
(映画製作会社サイダースFNH代表)、チョン・スウァン(全州国際映画祭プロデューサー)
2.「日本のジャンル映画:シリーズ映画」
日時:11/13(日) 17:00~19:00
場所:メガバックスCOEX11館
司会:寺脇研(日本文化庁部長・映画評論家)
参席:キム・フンジュン(監督・韓国芸術総合学校映像院院長)、柄本明(俳優・監督)
3.「第2回 メガバックス日本映画祭 多様性の力!を見て」
日時:11/23(水) 16:00~18:00
場所:メガバックスCOEX11館
司会:寺脇研(日本文化庁部長・映画評論家)
参席:イ・チュンジク(中央大教授・前映画振興委員会委員長)、澤井信一郎(映画監督)、
映画界観客代表
※シンポジウムは事前に上映される映画チケットをお買い求め下さい
○ゲスト(舞台挨拶+観客対話)
小泉堯史 (映画「博士が愛した数式」監督)
下元史朗 (映画「襲られた女」俳優)
佐々木史朗 (映画「カナリア」プロデューサー)
森崎東 (映画「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」監督)
行定勲 (映画「ロックンロール・ミシン」監督)
柄本明 (映画「空がこんなに青いわけがない」監督)
土橋亨 (映画「極道の妻たち?」監督)
阪本順治 (映画「どついたるねん」監督)
大林宣彦 (映画「青春デンデケデケデケ」監督)
中原俊 (映画「櫻の園」監督)
小松隆志 (映画「ワイルド・フラワーズ」監督)
長崎俊一 (映画「ロマンス」監督)
井筒和幸 (映画「二代目はクリスチャン」監督)
根岸吉太郎 (映画「女教師 汚れた放課後」監督)
瀬川昌治 (映画「よさこい旅行」監督)
澤井信一郎 (映画「早春物語」監督)
イベント名:第2回メガバックス日本映画祭:多様性の力!
期間: 2005年11月11日~23日
場所: メガバックスCOEX
上映作品: 45本
主催: 日本文化庁
後援: メガバックス・シネプレックス、日本映像産業振興機構
後援: 文化観光部、日本大使館
ホームページ:http://www.j-meff.co.kr/ (韓国語)
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記事登録日:2005-11-10